なぜ錦織のコーチになったのか?
素晴らしい実績、経験を持ったマイケル・チャン。
過去に、現役プロテニスプレーヤーからのコーチ依頼は、
すべて断ってきたのに、
錦織のコーチ依頼を快諾してくれた背景には、
同じアジア人で、身長も同じくらい(錦織の身長は178cm)で、
プレースタイルも似ている錦織に、頑張って欲しいと思ったからとのこと。
何か、同じアジア人として感じるものがあったのでしょう。
コーチとしてのマイケル・チャンの指導力とは?
マイケル・チャンは、2013年12月から、錦織圭のコーチに就任して以来、
錦織が飛躍的に活躍したのを受け、そのチャンの指導力が、
各方面から絶賛され始め、評価もぐんぐんうなぎ上りになってきています。
実際に、チャンがコーチに就任してからの錦織の成績は、
言わずもがな、世界ランキング4位までの実力に押し上げてくれました。
技術はあっても、それはあくまでも天才肌の錦織独自の技術。
チャンは相当細かい部分にまで口を挟んで、
徹底的に、錦織が苦手な基礎トレーニングをさせたようですね。
他にもメンタルブロックがあり、中々トップ10に入れない
錦織の精神的弱さを見抜き、チャンコーチのメンタルトレーニングにより、
昨年の全米オープンでは、『勝てない相手ももういない!』という名言まで
錦織の口から飛び出すほど、完全に自信を持たせる指導に成功したのです。
そして、惜しくも全米オープン制覇には届かなかったものの、
日本人史上初の、全米オープンファイナリストにまで上り詰めました。
昨年だけで、ツアー優勝4回、世界ランク5位、ATPツアーファイナル出場と、
素晴らしい成績や、日本人史上初の快挙を成し遂げたのです。
もちろん、錦織自身の努力やセンスも当然あるでしょう。
ただ、その原動力となる礎を築いたのは、紛れもなくチャンコーチの影響や、
指導力といっても過言ではなかったと思います。
錦織自身も、『自分のテニスが良くなっているのは、彼のおかげ』
と、感謝しているようですね。
マイケル・チャンは、プレーヤーとしても凄かった!
【マイケル・チャン プロフィール】
国籍:アメリカ合衆国
生年月日:1972年2月22日(43歳)
身長:175cm
体重:72kg
利き手:右
バックハンド:両手打ち
●ツアー経歴●
デビュー:1988年
引退:2003年
ツアー通算:34勝
シングルス:34勝
ダブルス:0勝
生涯通算成績:673勝345敗
シングルス:662勝312敗
ダブルス:11勝33敗
生涯獲得賞金:$19,145,632
★4大大会最高成績(シングルス)★
全豪オープン:準優勝(1996年)
全仏オープン:優勝(1989年)
全英オープン:ベスト8(1994年)
全米オープン:準優勝(1996年)
優勝回数:1回(仏1回)
■キャリア自己最高ランキング■
シングルス:2位(1996年9月9日)
ダブルス:199位(1993年4月19日)
マイケル・チャンの現役時代、テニスプレーヤーとしての実力を
ご存じの方もいるとは思いますが、とにかく”本当に凄かった”
の一言に尽きる活躍っぷりでしたよね。
まず、史上最年少17歳3か月で、
グランドスラム全仏オープン初優勝をしています。
この記録は、4大大会合わせて26年経った今でも、
未だに破られていない記録なのですから、
本当に恐ろしくスゴイ記録だと言えます。
また、175cmというテニス界では小柄ながら、
絶対に諦めない、どこまでもボールを拾いまくるプレーで、
大柄なビッグサーバー達を、次々となぎ倒し、
トップにのし上がっていったチャン。
1996年には、世界ランキング2位まで上り詰めたのです。
観ていて本当に面白かったですし、思わず大声で応援したくなるような、
そんなプレースタイルでしたね。
参考までに、こちらの動画をどうぞ。
1989年全仏オープン決勝!エドバーグVSマイケルチャン

これからも、チャンコーチの熱い指導で、
錦織が、グランドスラム制覇&世界ランキング1位になるべく
全力で押し上げて行って欲しいですね。
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