錦織圭2016年の進化!
錦織圭の2016年シーズンが、ブリスベン国際を皮切りに始まりました。
ここまで順調に進化を続けてきている錦織ですが、
やはりどうしても更に上にいくためには、
今ある課題とどう向き合っていくかということだと思います。
錦織の一番の課題は、やはりサービスの確率をいかに上げていくかというところですね。
サービスは、ファーストサーブもセカンドサーブもどちらも非常に大事なのですが、
今回ブリスベン国際の開幕戦で見た、
錦織のファーストサーブの確率について考察してみました。
ブリスベン国際でのファーストサーブ確率が上昇!
ブリスベン国際の2回戦、錦織のシングルスでの初戦。
世界ランク65位のククシュキン(カザフスタン)に、
6-3、6-4のストレートで勝って、4年連続でベスト8に進んだわけですが、
錦織の課題だったファーストサーブの確率が、なんと66%に上昇していたのです。
だから、今回あんなに楽に勝てたんだなと。
更に第2セットでは、ファーストサーブの確率が80%超えもあったとのこと。
確かに素晴らしいサーブの進化だと思います。
ファーストサーブが入ると、見ている側としてもドキドキもイライラもせずに、
安心して試合を観ることができますよね。
このオフも、サーブの練習を徹底的に行ってきた成果が出たのでしょう。
ということで、サーブ中心の組み立てで楽に試合運びができる、
2016年進化形の錦織圭が初戦でみられたわけです。
ただ錦織自身も、サービスが課題だということはわかっていますから、
ここ数年、ずっとその課題には取り組んできたわけですから、
それが数字にも現れてきていて、
サービスについても、全体的に上昇傾向にはなってきていたんですね。
上の表を見ると、サービスエースも2014年に比べて、2015年は増えてきていますし、
ダブルフォルトも、減ってきているのがわかりますね。
ただ、ファーストサーブの確率が平均60%ということで、変わりがなかったのですが、
今回のブリスベン国際初戦の66%くらいの確率が、1年通して平均で取れるようになると、
随分と楽に勝てるようになるのだと思います。
そうなると、早い時間で試合を終わらせることができる可能性が上がりますし、
ミスも減り、ケガのリスクも軽減されますからね。
ストロークではもう既にトップレベルなのですから、
あとは、ファーストサーブをいかに年間通して高確率で入れていくことができるか。
そこに今年2016年の錦織圭の、真の進化というものが現実になるのだと思います。
今後も期待して観ていきたいですね。
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