ガスケに連勝でベスト8!
先程、BNLイタリア国際2016の3回戦が行われ、
第6シードの錦織圭が、第11シードのリシャール・ガスケ(フランス)を、
6-1、6-4のストレートで、しかも2大会連続で、
苦手なガスケを圧勝で破り、2年連続でベスト8進出を決めました!
おめでとうございます!
やった~!!
いや~、今日は本当に素晴らしかったですね~。
非の打ちどころがないというのは、まさにこのことを言うのでしょう。
第2セット中盤で、少しバタつきはしましたが、
それでも、ほぼ完璧な内容だったと思います。
完全にゾーンに入ってましたよね。
ここ最近での錦織の試合の中で、これ程絶好調だったってことはないくらい、
何をやっても、どこを打ってもウィナーが決まるという、
観ていて本当に気持ちの良い試合内容でした。
これでマドリードに続き、ローマでも天敵ガスケに2連勝したということで、
錦織は、完全にガスケに対して苦手意識を払拭できたのではないでしょうか。
もう天敵ではなくなったというわけですね。
疲労は回復した?
一昨日、トロイツキに勝った時は、どこか故障したのかと思うくらい、
足取りが重く、覇気もないような感じで、疲労感が全面に溢れていましたよね。
そんな中でも、トロイツキに勝ててしまうのですから、錦織の底力を感じずにはいられません。
それにしても、あの疲れた表情から、中1日でどこまで復調できるのかと思っていましたが、
一夜明けてみてどうでしょう。
翌日の練習で、ボッティーニコーチの見守る中、しっかりと練習できていたようですね。
コーチ曰く、
「昨日までは少しつらそうだったが、今日はもう大丈夫。
練習を見てもらえたら分かるように、ちゃんと動けている。
3回戦に向けて問題はない」
ボッティーニコーチの言葉を聞いて安心しました。
100%ではないにしても、このタイミングで中1日の休みがあったのは、
錦織にとっては、とても良かったですよね。
(ちなみにマイケルチャンコーチは、今回のローマにも帯同していないようです。)
試合内容の振り返り
女子の試合が長引いたこともあり、錦織の試合は、
2時間以上遅れてのスタートになりました。
とにかく今日の錦織は、見た目の気合いが半端なかったですね。
試合前のウォーミングアップでも、動きが軽やかで、表情にも気合いが感じられました。
これは、今日もガスケに勝てるかなと思っていましたが、こんなに圧勝で勝てるとは・・・。
とにかく第1セットが神がかっていましたよね。
第1ゲームからいきなりブレークに成功し、
そこから4ゲーム連取という圧巻のプレーをガスケに見せつけます。
その後、第5ゲームでガスケにキープされるも、その後も2ゲーム取り、
結果的に3つのブレークを奪い、6-1の大差で勝つという、
完璧なプレーだったと思います。
第2セット中盤の第7ゲームでブレークはされましたが、
今日の錦織は、終始落ち着いていました。
敗ける気は全くしなかったですね。
ガスケも今日はもうお手上げ状態で、なす術なしという感じだったと思います。
ファーストサーブはどうだった?
それでは、錦織の今日のファーストサーブはどうだったのでしょうか。
今日の試合は、ファーストサーブも割と良かった印象でしたね。
実際スタッツを見ると、65%ということで、まずまずでした。
とにかく今回の試合で、錦織が何より凄かったのは、
ウィナーが34本も取れていたことです。
フォアやバックからのダウンザライン、リターンエース、多彩なショットの数々を、
ベースラインからどんどん打ち込んでいましたね。
錦織は引き出しがたくさんある選手ですので、
だからこそ錦織の試合は見ごたえがあるし、面白いんですよね。
錦織の試合後のコメントとは
早速、錦織の試合後のコメントが入ってきました。
「(第2セット4-1から追いつかれた場面は)少し相手のペースになりかけて、
流れが行きそうだったんですけど、(第9ゲームを)危なげながらも何とかキープして、
そこから気持ちをリフレッシュしてプレーしました。
フェデラーに勝っているし、バックが強い選手なので、そこに注意してやりたいと思います」
「自信がつく1勝になった。
ガスケに連勝して少し苦手意識はなくなった。
作戦が成功したと思う。
彼に時間を与えず、ベースライン後ろでの打ち合いにならないように戦った」
やはり、早い攻撃を仕掛ける作戦だったのですね。
でもそれが奏功し、今回それがうまくハマったんだと思います。
今までガスケに6戦全敗だったのが、これで2勝6敗になったわけですね。
もうガスケに対して苦手意識は、ほぼ無くなったと思いますから、
今後の対戦でも全く構える必要なく、ガンガン行けそうですね。
そういう意味でも今日の試合は、
錦織にとって、自信を確信に深めた渾身の勝利になったのではないでしょうか。
準々決勝の相手と試合日時は?
さて、準々決勝の対戦相手ですが、
今日、フェデラーに勝った、
第13シードで世界ランク15位のドミニク・ティエム(オーストリア)
と対戦予定です。
ティエムとは、昨年のゲリーウェバーオープンで1度対戦してましたよね。
成長著しい22歳の若手有望株の一人ということで、
今かなり注目されているイケメン選手です。
今日もフェデラーを破った試合を観ていましたが、
BIG4のフェデラーにも全く引けを取らない大胆なプレーで、圧倒してましたよね。
キリオスもそうですが、若手選手がどんどん台頭してきていますから、
今後世界ランキングの変動が大きくあるかもしれないです。
そういう意味ではすごく楽しみな選手ですね。
さて、試合日時ですが、詳細の時間はまだ発表されていません。
わかり次第追記します。
追記:試合日時が決定しました。
ナイトセッションに決まったようですね。
日本時間5月14日(土)午前4時より試合開始予定です。
日本では深夜明け方という時間帯ですが、土曜日ですし、
頑張ってリアイルタイムで応援しましょう!
最後までお読み頂きありがとうございました。
この記事がお役に立てたなら幸いです。
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