- ティエムに貫禄勝ちでベスト4!
- 試合前は軽めに調整
- 試合内容の振り返り
- ファーストサーブはどうだった?
- 錦織の試合後のコメントとは
- 準決勝の相手はまたもやジョコビッチ!
- 試合日時は?
- 最後までお読み頂きありがとうございました。
ティエムに貫禄勝ちでベスト4!
先程、BNLイタリア国際2016の準々決勝が行われ、第6シードの錦織圭が、第13シードの22歳の新鋭ドミニク・ティエム(オーストリア)を、6-3、7-5のストレートで破り、2週連続での準決勝進出を決めました!
おめでとうございます!
ヨッシャー!!
今大会初のナイトセッションということで、夜行われた試合でしたが、今日の錦織も本当に素晴らしかったですね~。
深夜からテンション上がりまくりでした。
オーストリアの22歳の新鋭ティエムとどんな戦いぶりを魅せてくれるのかと、今日は期待をしていたのですが、蓋を開けてみたら案の定、さすがの貫禄勝ちでしたね。
錦織は我々の期待を裏切りません!
確かにティエムは、魅力的ないい選手だと思います。
今回も、フェデラーを破って勝ち上がってきた選手でもありますし、今季も3度決勝進出を果たしたうち、2度の優勝をしている選手ですので、若手の中でも躍進率が半端ないということで、非常に注目されていますよね。
ただ我らが錦織圭も、そんな期待の若手選手だろうがイケメンだろうが、まだまだ敗けるわけにはいきません!
今日の試合でも、格の違いを見せつけた格好になりました。
試合前は軽めに調整
今日のティエムとの試合前には、ボッティーニコーチと、30分くらいの軽めの練習に留めた調整をしたとのこと。
連戦続きのATPツアー。
ある意味、体力が勝負の鍵を握ります。
今大会初戦(2回戦)でも、目に見えた疲労感でいっぱいだった錦織も、なんとか調整して、ここまで勝ち上がってきたわけです。
もし体力の問題で負けてしまうのだとしたら、それはもったいないことですよね。
トップ選手と言われる選手は、自分のフィジカル部分もよく理解しているので、どれくらいの調整をすれば良いのかというのを、きちんとコントロールできているからこそ、
体力面で負けないのですね。
とはいえ、試合の展開次第では、予想外に試合が長引いてしまう場合もありますし、中1日も調整できない日程でもあります。
今日のティエムとの試合は、結果的に快勝となりましたが、第2セット途中でメディカルタイムアウトを取る場面がありましたね。
体力面で少し不安を残してしまいました。
試合内容の振り返り
さて、今日のティエム戦ですが、試合内容としては本当に素晴らしかったです。
ただ、第1セットが始まり、第3ゲームで判定の不運もあり、先にブレークされてしまった時は、一瞬イヤなムードが漂いましたが、それでも今日も錦織は、非常に落ち着いていましたね。
第5ゲームからは、怒涛の5ゲーム連取で第1セットを取り、続く第2セットは、お互いサービスゲームのキープ合戦の展開に。
そして、ようやく第11ゲームでブレークチャンスが来て、それをモノにし、ストレートでティエムを下しての貫禄勝利となったわけです。
なぜ貫禄なのかというと、錦織も格上選手と対戦した時など、まだ負けてもいないのに、試合中にどんどん勝手に自分を追い込み、凡ミスを増やし、自滅してしまうことがありますが、今日のティエムがまさにそうだったからです。
錦織もそんな立ち位置の選手になったのかと、少々感慨深いものを感じました。(^_^;)
ファーストサーブはどうだった?
それではいつものように、錦織のファーストサーブの確率など、どうだったか検証してみましょう。
今日の試合は錦織のサーブは素晴らしかったですね。
実際スタッツを見ると、71%ということで、好調をキープしています。
ここ最近は、本当にサーブが安定していますよね。
やはり意識して取り組んできたサーブの練習が、活きてきています。
ただ注目すべきは、今回ウイナーの数が錦織が18本で、ティエムは21本と、
珍しく下回ってしまったものの、アンフォーストエラーの数が、錦織が14本に対して、ティエムはなんと39本でした。
ティエムが力んだり焦ったりして、凡ミスしてしまったのが、数字で見ると、一目瞭然でわかりますよね。
さぁもうここまできたら、マスターズの初優勝の頂きも見えてきました!
いつもベスト4止まりではなく、あと2つの試合に勝てれば優勝なのですから、あともう少し気持ちを切らさず、頑張って欲しいなと思います。
錦織の試合後のコメントとは
錦織の試合後のコメントが早速入ってきました。
「我慢してプレーできた。
難しい相手だったが、重いボールを深く入れて焦らせたり、ミスを誘ったりできた部分もあった。
(ジョコビッチ戦へ)少し光は見えている。
体調さえ戻れば可能性がある試合はできると思う。
出だしから難しい試合だった。
彼のボールが重くて自分のやりたいことができなかった。
ただ、彼のミスが多かったので、相手のミスを誘うという点ではいいプレーができた。
タイプが違う選手との対戦が続く中で自分らしいプレーも織り交ぜられているし、そういう部分では(調子が)上がってきてると思います」
やはり体力のリカバリーは、絶対的な鍵になりますよね。
時間もないですが、体をできるだけ休めて、準決勝に臨んで欲しいと思います。
準決勝の相手はまたもやジョコビッチ!
そして、明日はいよいよ準決勝です。
さて、準決勝の対戦相手ですが、またもや第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)との対戦になります。
マイアミオープンの準決勝、マドリードオープンでの準決勝、そして今回と、ここ4試合中、3試合の準決勝でジョコビッチと対戦というめぐり合わせ。
まぁ当然と言えば当然なんですよね。
勝ち上がれば勝ち上がる程、格上選手となるBIG4の選手らと戦う確率は、間違いなく高まるわけですから。
そういう意味では、2014年の全米オープン準決勝で勝って以来、ここ2年ジョコビッチに勝ててない錦織ではありますが、今回のティエムのように、勝手にミスして自滅というパターンから、マドリードで魅せた、ジョコビッチに食い下がる攻撃的プレー。
あの攻撃力を、今回も鉄壁ジョコビッチを前に、どこまで出せるかかがポイントになりそうですね。
錦織が自滅さえしなければ、恐らくチャンスはあると思います。
錦織のスピード感溢れる攻撃的プレーで、最初から飛ばしていけば、ジョコビッチとはいえ、必ず動揺し、チャンスは来るはず。
そこをいかに突けるかにかかっていますね。
試合日時は?
準決勝の試合日時ですが、またナイトセッションになりますので、日本時間5月15日(日)午前3時試合開始予定です。
前回のマドリードより、あと一歩、二歩前に出れるか。
楽しみにしたいと思います。
久しぶりにジョコビッチに勝つ錦織が観たいですね。
とりあえず、深夜の時間帯の試合になりますが、是非リアルタイムで全力で応援していきましょう!!
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