モンフィスに大逆転でベスト4!
先程、リオオリンピックの準々決勝が行われ、
第4シードの錦織圭が、第6シードで世界ランク11位の
ガエル・モンフィス(フランス)を、
7-6(7-4)、4-6、7-6(8-6)で破り、準決勝進出を決めました!
おめでとうございます!
ヨッシャー!!
2時間53分の大熱戦の末の大逆転勝利で、もう本当に感動しました!
これで日本人として96年ぶりのベスト4進出が決定したわけですね。
いや~、最後の最後までどうなるかわからない戦いだっただけに、
最後のタイブレークを制した時は、もう観ていて感極まりました。
感動しましたね~。
とりあえず勝てて本当に良かったです。
ありがとう錦織圭!
雨でまた遅延のリオデジャネイロ
今日の試合は、コート1の第2試合ということでしたが、
リオデジャネイロは今日も雨。
当初は、8月13日(土)午前0時から第1試合(マレーVSジョンソン)が
始まる予定でしたが、また雨で試合が遅れていました。
その後雨が止み、第1試合が始まったのが、午前0時50分くらいで、
そうなると、自ずと第2試合の開始時間も遅れることになりますよね。
ただ、第1試合の第1セットが、6-0でマレーが破り、
20分程であっという間に終わってしまったことから、
案外早く第1試合が終わるかも?!と思っていたのですが、
ジョンソンが第2セットで粘って、セットを獲り、
第3セットまでもつれる展開になったことから、
第2試合は1時間程度の遅れという予想を上回り、結局、第2試合が始まったのが、
午前3時20分くらいでしたね。
本当にテニスの試合は、時間が読みづらいです。
お陰で今日も寝不足ですが、頑張ってリアルタイム観戦しました!
試合の振り返り
さて、実際の試合を振り返ってみましょう。
第1セットは、錦織のサーブで試合が始まりました。
第2ゲームから、第12ゲームまでお互い一歩も譲らず、キープ合戦となり、
その殆どがラヴゲームキープという展開で、まさに一進一退の攻防が続きます。
そして、6-6でタイブレークに突入します。
今までストレートで勝ってきていますから、なんとしても、
この第1セットは落としたくない思いもあり、ミスもありましたが、
なんとか苦しみながらも、ストロークで粘り、結局錦織がタイブレークでを制し、
第1セットを獲ることに成功!
続いて第2セットに突入。
モンフィスのサービスで始まります。
第1ゲームでいきなり錦織が粘ってブレークし、このまま乗ってくると思いきや、
その次の第2ゲームで、お互い多彩なショットで譲らない展開でしたが、
この時に、モンフィスがネットに引っ掛けるミスを犯した際、ミスの照れ隠しなのか、
コート上で腕立て伏せをするというパフォーマンスで会場が笑いに包まれます。
6度のデュースでお互い粘りますが、最後は錦織にミスが出て、
モンフィスがブレークバックをし、また降り出しに戻ってしまいます。
その後、第9ゲームまでは、第1セット同様に、お互いキープが続く展開に。
迎えた第10ゲーム。
錦織のサービスゲームで、錦織が3連続ポイントで、40-0としたところで、
モンフィスに粘られ、ダウンザラインを決められ、結果、ブレークを許し、
第2セットを奪われてしまいます。
運命のファイナルセットに突入します。
今大会では、初めてのファイナルセットですが、第2セットをイヤな形で
獲られてしまいましたから、なんとかこれ以上流れが、
モンフィスに行かないで欲しいと思い、祈りながら観ていました。
第3セットも、第1セット同様に、キープ合戦となり、お互い一歩も譲らない大熱戦の展開に。
結局、タイブレークに突入します。
ただ、錦織にミスが続き、モンフィスに4連続でポイントを奪われ、いきなり0-4の劣勢に。
もうダメなのかと思いましたが、すごいロブショットが決まり、1ポイント返します。
その後、3ポイントを連取し、3-4。
モンフィスにサービスエースを決められ、3-6とマッチポイントを握られてしまいます。
ここで終わりか?と諦めかけたのですが、錦織も粘りを見せ。5-6。
1ポイントまで迫り、それでもモンフィスのサーブが決まれば終わりという
マッチポイントで、モンフィスがまさかのダブルフォールトで6-6。
錦織はここでドロップショットなどで攻め、7-6と逆転に成功。
逆に錦織はマッチポイントを握ると、モンフィスのショットがアウトになり、
5連続ポイントで大逆転勝利を納め、感動のベスト4進出を決めたのです!
錦織の試合後のコメントとは
「1セット目をいい形で取って、2セット目もう少しギアを上げるべきでしたけど、
彼(モンフィス)の守備も攻めもだんだんと良くなっていた。
最後まで勝負はもつれて、特にファイナルはほぼ劣勢だったので、
きわどい場面もたくさんありながらの逆転勝利。
ひとまず嬉しいですね。
一瞬信じられなかったですね。
(最終セットのタイブレークで)3-6だったし、ずっと劣勢だったので。
逆転勝利できたのはすごく嬉しかったです。
ここからがメダルが懸かる試合になるので、マレーというあんまり得意ではない、
苦労している選手なので、しっかり頭をクリアにして臨みたい」
ファーストサーブはどうだった?
それではいつものように、錦織のファーストサーブの確率など、
どうだったか検証してみましょう。
※左がモンフィスで、右が錦織のスタッツです。
実際スタッツを見ると、ファーストサーブの確率は、
50%ということで、今日はファーストサーブがあまり入らず、けっこう苦戦しましたね。
それでも、ストロークでモンフィスを圧倒したり、ミスを誘ったりしながら、
第1セット、第2セット共に、自身のサービスゲームはキープしてこれたのは、
素晴らしかったですね。
ただ、相当集中力が必要だったでしょうし、今大会初のファイナルセットまで
もつれた試合だったということや、約3時間の大熱戦だったこともあり、
錦織も最後はすごく疲れていたと思います。
でも今回は、テニスの神様に味方されましたよね。
こんな大逆転めったにないですよ。
2回戦のミルマンの時も、タイブレーク時に、0-4での劣勢から、
怒涛の追い上げで7ポイント4連取してセットを獲っていましたが、
その時とはまた違って、ファイナルセットの最後の最後で、
かなり錦織も追い込まれてからの大逆転勝利ですからね~。
本当に奇跡が起きたといっても過言ではないでしょう。
ただ、第3セット後半から、足に痛みがあったのか、
けっこう気にするそぶりが見られましたよね。
大事に至らなければいいのですが、少々心配です。
とにかくこれで、日本人として、96年ぶりのベスト4進出ということで、
今日は本当に錦織に感動を与えてもらったわけですが、
ここで気を抜くわけにはいきません。
メダルに限りなく近づいたわけですが、まだメダルを獲ったわけではありませんから。
次戦は、いよいよ最大の山場となる準決勝の試合です。
準決勝で勝てばメダル確定ですが、敗けたら3位決定戦ということで、
銅メダル争いが待っています。
どの道、あと2試合が待っているわけですから、最後まで気を抜かず頑張って欲しいですね。
準決勝の相手はマレー!
さて、準決勝の対戦相手ですが、錦織の前の第1試合で、S・ジョンソンに勝った、
第2シードで世界ランク2位のA・マレーと対戦します。
マレーは、前回のロンドンオリンピックの金メダリストです。
しかも、錦織は今まで7度マレーと対戦していますが、1勝6敗と、
マレーにまだ1度しか勝ったことがないという、
どちらかというと苦手な相手なんですね。
今年のデビスカップ国別対抗戦で対戦していますが、
その時はかなり善戦したものの、惜しくも敗けてしまいましたので、
やはり勝ててないんですよね。
ただ、そんなこと言ってる場合ではありません。
ここまで来たら、もう何としてもなりふり構わず勝つことが目的なのですから、
疲労感でいっぱいだと思いますが、なんとか明日は気合いで是非勝って欲しいなと思います。
準決勝に勝ち上がった4人の選手とは
これで準決勝に勝ち上がった4人の選手が決定しました。
・第2シード、世界ランク2位のA・マレー(イギリス)
・第3シード、世界ランク5位のR・ナダル(スペイン)
・第4シード、世界ランク7位、錦織圭(日本)
・世界ランク141位、J・デルポトロ(アルゼンチン)
この中で、過去にオリンピックで金メダルを獲っているのは、
マレー(ロンドン)、ナダル(北京)で、
デルポトロもロンドンで銅メダルを獲っているので、
錦織圭だけが、初メダルを獲れるかどうかが注目ポイントですね。
しかし、こう見てみると、デルポトロって今回凄い快進撃ですよね。
初戦で、ジョコビッチを破ってから破竹の勢いで、
ベスト4まで勝ち上がってきたのですから。
現在世界ランク141位とは到底思えない飛躍っぷりに、
ナダルとの準決勝も注目ですね。
試合日時やNHKの放送予定は?
準決勝の試合日時ですが、8月14日(日)の深夜の時間帯になると思われます。
連日の深夜の生中継に、本当に寝不足ですが、昼間しっかり寝て、
深夜に備えたいと思います。
NHK・BS1も恐らく生中継してくれると思いますが、
詳細な時間が決まりましたら、後程アップしますね。
見逃さずに精一杯応援しましょう!
追記:準決勝に試合日時が決定しました。
8月14日(日)午前0時に試合開始予定です。
今回はセンターコートの第1試合ですので、雨が降らない限り遅れることはないでしょう。
楽しみですね。
BS1では現在のところ、午前2時35分より録画放送の予定です。
ネット中継しかLIVEで観る方法はないかもしれませんね。
追記:錦織の準決勝が、
NHK総合で生中継が決定したようです。
良かった〜。
これで思う存分応援出来ますね。
最後までお読み頂きありがとうございました。