ワイルドカードで全米OP出場決定!
リオデジャネイロオリンピックで、BIG4の内の2人の強豪、ジョコビッチとナダルを
破って勝ち上がり、銀メダルを獲得したフアンマルティン・デルポトロ(アルゼンチン)。
実は前回のロンドンオリンピックでも、錦織圭を破って準決勝に進出し、
3位決定戦でジョコビッチを制し、銅メダルを獲得していた選手だったんですよね。
失礼ながら、見た目がベテラン選手のような感じだったので、30代半ばの選手なのかな?
と思って調べてみたら、錦織よりたった1歳年上の27歳でした。(^_^;)
アメリカのテニス協会が、8月29日からニューヨークで開幕する、
今年最後のグランドスラム・全米オープン2016の男子シングルスに、
主催者の推薦枠ということで、世界ランク141位の
フアンマルティン・デルポトロ(アルゼンチン)の出場を発表したとのこと。
本来なら、世界ランク141位の選手ともなれば、
予選から出場しなければならないんですよね。
ですが、今回のリオオリンピックで、銀メダルという快挙を成し遂げた功績を考慮され、
予選免除で、ワイルドカードでの出場が許されたということですね。
確かにリオの初戦で、並々ならぬ思いでリオオリンピックの金メダルを目指していた
ジョコビッチが敗けたと聞いた時は、一瞬耳を疑いましたからね。
その相手が、世界ランク141位のデルポトロと聞き、大金星か?!と思いました。
涙のジョコビッチを尻目に、そこからの快進撃はびっくりする程だったと思います。
ただその金星も、たいてい1回だけのラッキーで、
その後も勝ち上がるまでの実力はないものですが、
デルポトロにはその実力はあったってことですよね。
「体のコンディションさえよければ、デル ポトロがふたたびテニス界の頂点に上れない理由はどこにもない」
とはマレーの談。
みんなデルポトロの実力を認めているということですよね。
デルポトロってどんな選手だったの?
今回のリオオリンピックでの大活躍と銀メダル獲得で、
再注目を浴びている元世界4位のデルポトロ。
実は蓋を開けてみると、けっこうスゴイ伝説の選手だったんですよね。
<デルポトロの輝かしい軌跡>
●2008年
・19歳でドイツ・シュトゥットガルト大会ツアー初優勝
・この優勝を機に、そこから4大会連続での優勝を達成
・ワールドツアーファイナルに初出場
●2009年
・20歳で全仏オープン初のベスト4
・全米オープンでナダルやフェデラーに勝ち初優勝
・ツアー連勝記録を23まで伸ばす。
・ワールドツアーファイナルで準優勝
●2010年
・21歳で手首のケガで戦線離脱し、5月に右手首の手術
●2011年
・22歳、2月のデルレイビーチで優勝し、ツアー8勝目
●2012年
・23歳で全豪オープンベスト8。
・2月のマルセイユオープンでツアー通算10勝目
・ロンドンオリンピックで銅メダル獲得
●2013年
・24歳でウィンブルドンベスト4
●2014年
・25歳でシドニーでツアー通算18度目の優勝
・左手首のケガで2度目の手術
●2015年
・26歳で3度目の左手首の手術
●2016年
・27歳でリオデジャネイロオリンピックで銀メダル ← 今ココ NEW
世界ランキングトップ10復帰なるか?!
この輝かしい軌跡を見たら、トップ10に復帰も夢ではなさそうな気もします。
手首の状態は良さそうですし、完全復活したと言っていいのでしょう。
3度の両手首の手術を乗り越えてきた強者で、ジョコビッチキラーとも言えるデルポトロ。
198cmの長身に長い手足、ビッグサーバーで、ストロークも力強く、ショットも多彩。
もしかしたら今年の全米オープンでも、リオオリンピックの勢いそのままに、
快進撃を起こしてくれるかも知れませんね。
今年の全米オープンは、見逃せないカードがまた増えました。
デルポトロが、全米オープンでどこまで勝ち上がってくるのか、
リオオリンピックではただのラッキーだったのか、
世界ランキング141位から、どこまでランキングが上がるのか。
これは錦織としても、油断は全く出来ない選手が出てきましたね。
皆さん、デルポトロの今後に注目ですよ!
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