錦織圭全米オープン2016結果速報!2年ぶりの決勝進出逃す!バブリンカに逆転負け

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バブリンカに逆転負け!

先程、全米オープンテニス2016の準決勝が行われ、

今大会第3シードで、世界ランク3位のスタン・ワウリンカ(スイス)と

第6シード世界ランク7位の錦織圭が対戦し、6-4、5-7、4-6、2-6で、 

悔しい逆転負けを喫し、2年ぶりの決勝進出を逃してしまいました!

残念!!

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超めちゃめちゃ悔しいです!!

今日は錦織が、第1セットから本当に落ち着いていて、完璧なプレーだったので、

これは勝てると思っていただけに、この結果は本当に残念でなりません。

ターニングポイントを挙げるとしたら、第2セットの第4ゲームでしょうか。

ここで流れが大きく変わったような気がします。

それでもまだ錦織には、立て直せるチャンスはいくつもあったのですが、

焦ってしまったのか、ファーストサーブも入らなくなったり、

ミスもかなり増え、ワウリンカを波に乗らせてしまったということですね。

今回、ワウリンカとの対戦では、いかに錦織得意の『ストローク戦』に持っていけるか、

いかにワウリンカを左右に揺さぶり、ワウリンカに的を絞らせない

ようにできるかということだったと思います。

コーチ陣も試合前にそのように言っていましたね。

しかし、錦織はそれが途中から出来なくなっていました。

実際、第1セットはそれができていたのに、第2セット以降、

いつのまにかそれが出来なくなっていたんですよね。

敢えて敗因を挙げるならば、やはりそれだと思います。

ネットプレーが増えたり、焦りとコンディション不良なのか、

せめて第3セット第7ゲームにブレークバックできて、

その後に、屋根を閉めた際、もう少し中断時間があれば、

チャンコーチと戦略を練れるチャンスもあったと思うのですが。。。

今回はその時間もなく、、、

本当に悔しい結果となりました。 

試合の振り返り

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今日の試合は午前5時30分に試合開始予定でしたが、

前の試合(ジョコビッチVSモンフィス戦)が長引いたため、

2時間遅れの午前7時20分に選手が入場し、7時30分に試合が始まりました。

今日のニューヨークは9月の観測史上、最も一番暑い日だったようで、

試合会場もかなり蒸し暑かったようです。

錦織もワウリンカも、何枚もタオルを使い、何回もユニフォームを着替えていましたね。

入場時のインタビューで、錦織はトロントでワウリンカには勝っているので、

それが自信になっている。 

今日の試合にも集中して臨みたいと言っていました。

その錦織の表情は、気合いというよりすごく落ち着いていて、

集中しているんだなというのが伝わってきました。

一方のワウリンカですが、コンディションはどうかと質問され、

心身ともにすごく疲れていると言っていました。

確かに表情もどことなく疲れが見えましたね。

ここからどんな戦いが待っているのか。

試合開始です。

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第1セットは、ワウリンカのサービスで試合が始まりました。

第4ゲームまでは、お互いのサービスゲームをキープし合いますが、

第5ゲームで、ワウリンカのダブルフォルトとミスで、錦織に最初のブレークチャンス。

そしてブレークに成功!

このゲームで勝負あり。

第10ゲームまできっちりキープして、第1セットを危なげなく錦織が獲ります。

第1セットは、ワウリンカはミスが多く、錦織の方は終始落ち着いていましたね。

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続いて第2セット。

第2セットに入ってからも、錦織の調子は良い状態をキープしています。

第1ゲームで、ワウリンカのミスが重なり、いきなり錦織がブレーク!

そのままの勢いでいくかと思いきや、迎えた第4ゲーム。

ラリー戦に錦織が競り負け、徐々にワウリンカペースに。

そして錦織にもミスが出てしまい、ワウリンカにブレークを許してしまいます。

その後は、お互いにチャンスもピンチもある中、何とかキープし合うも、

迎えた第12ゲーム。

なんとかキープしたい錦織でしたが、自信のミスで結局ブレークを許し、

第2セットを落としてしまいます。

このセットは、第3ゲームまでは完全に錦織の流れだったのに、

第4ゲームで錦織のミスを皮切りに、ブレークされてしまってから、

ミスが大量に増え、一気に流れがワウリンカに行ってしまいました。

ワウリンカもブレーク後は、尻上がりに調子が良くなっていきました。

それでも錦織も頑張ったのですが、

今日のニューヨークは夜の8時になっても気温が落ちず、31度。

かなり蒸し暑さで、両者大量に汗をかいていて、普段の倍以上の疲れが見えます。

これで1-1のタイに。

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続いて第3セット。

疲れがまだ残りながらも、第3ゲームまではキープし合いますが、

迎えた第4ゲーム。

長いラリーの末、錦織のミスでワウリンカに先にブレークを許してしまいます。

そして、第6ゲームは錦織のサービスゲームですが、

再三のピンチがあり、2度もワウリンカにブレークチャンスを与えるも、

なんとかしのいでキープします。

錦織の流れがようやく来たのか、第7ゲームでワウリンカのミスを誘い、

ついにブレークチャンスが。

会場から、錦織に対して大声援が沸き起こります!

ここでブレークバックに成功!

錦織思わずガッツポーズ!

ここで雨が降り始め、屋根が閉じられることに。

ラッキーと思いきや、

ただ、マレー戦の時の半分くらいの時間(6分くらい)で屋根が閉まってしまい、

すぐに試合再開となってしまいました。

第8ゲームに入り、錦織が生き返ったような勢いを取り戻しキープ。

このまま行って欲しいと願いつつ迎えた第9ゲームで、

ワウリンカがダブルフォルトなどでミスを重ね、 

ブレークチャンスを握るも、ワウリンカも引かずにサービスキープ。

そして第10ゲーム。

錦織のミスでピンチを作り、残念ながらここでまたもやブレークを許してしまいます。

そして第3セットも取られてしまいました。

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どうしてもここで流れを変えたい、運命の第4セット。

でも第2ゲームで、錦織のサービスゲームをブレークされ、

ワウリンカの勢いが全く止まりません。

このままワウリンカ主導でいってしまうのかと思いきや、

迎えた第5ゲーム。

ワウリンカの連続ミスで、錦織にブレークチャンス。

そしてワウリンカのリターンがアウトになり、錦織がブレークバック!

ヨッシャー!!

ここで巻き返しできるかと思いきや、第6ゲームで今度は錦織にまたミスが出てしまい、

ワウリンカにまたブレークを許してしまいます。

錦織は脚が動かないのか、脚を叩きます。

なんとか自分のペースを取り戻したい錦織でしたが、

最後までワウリンカの勢いを止めることが出来ず、

迎えた第8ゲームでもブレークされ、ワウリンカに敗けてしまいました。

2年ぶりに決勝ならず。

錦織は肩を落として、コートを後にしました。

 ファーストサーブはどうだった?

 

さて、錦織が課題としているファーストサーブの確率はどうだったのでしょうか。

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ファーストサーブの確率は、4セット平均で58%でした。

特に第1セットは71%でしたから、今大会一番良いスタートでセットも取っていましたが、

第2セット以降、どんどん確率が悪くなり、第4セットは40%切っていました。

これでは厳しいです。

また、ミスも第1セットは2つしかなかったのに、第2セット以降どんどん増えて、

結果的に自滅のような感じになってしまいました。

要は自分を途中から見失ってしまったのだと思います。

錦織自身も恐らく、勝てると第1セット終了時には思ったと思います。

私も思いました。

恐らく観戦していた人すべて思ったと思います。

それだけ錦織が落ち着いていましたし、

プレーも完璧だったからです。

でも、敗けてしまう。

それがテニスの難しさなんですね。

勝てると思ってしまったことが、逆に傲りになってしまったのでしょうか。

この敗けは超悔しいですが、一方では、

この準決勝まで夢を見させて頂き、ここまで熱狂させてもらったことは、

本当に錦織には感謝したいと思います。

錦織としては、今はただただ落ち込んでいるかもしれないですが、

敗けてしまったからには、もうしょうがないです。

反省するべきところは反省し、次戦に生かしていくしかないですね。

世界ランキング7位⇒5位へ

もしも今回、準決勝でワウリンカに勝っていれば、世界ランキング3位になるはずでしたが、

残念ながら敗けてしまいましたので、3位とはならなかったものの、

それでも、昨年の全米オープンで1回戦敗けだった錦織が、

今年はベスト4まで勝ち上がったということで、

12日(月)の最新ランキングの発表で、現在の7位から5位へ上がることが確定しました。

久々の5位ですね。

トップ10どころか、トップ5が当たり前のようなランキングになるように、

これからも、常に上を目指して頑張って欲しいと思います。

錦織の試合後のコメントとは

  

試合を振り返って

疲れて思考能力も低下した。

マレーと5セット試合をやった後に、3位とやるのは簡単じゃなかった。

特に、湿気の多い蒸し暑い状況では大変だった。

言い訳にはなるが、5セットじゃなければ、もう少し元気に戦えた。

(最初から)足がかなり重かった。

それに加えて、コンディションが(湿気などで)重かった。

悔やむところはあるか?

第2セットは取るべきだった。

できれば、2度、相手のサービスゲームを破っておきたかった。

全米オープンを振り返って

前の試合で、あれだけやって、それでも、ここまで4セットも戦えた。

大きな自信になる。

夏のハードコートシーズンを振り返って

夏だけで言えば、1番、良かったかもしれない。

結果も出て、トップ選手にも勝てて、ケガもなく終われた。

いろんな面で自信になる。

2年ぶりの決勝とはならなかったものの、ベスト4までこれたことはさすがですし、

何よりも苦手なマレーに勝ったのは、大きな自信にもなったでしょう。

この経験を糧にこれからも頑張って、また来年強くなって帰ってきて欲しいと思います。

次戦はデビスカップ!

まだ終わったばかりですので、全米オープンの興奮がまだ冷めないですが、

錦織は残念ながら敗けてしまったので、ここでニューヨークとおさらばし、

気持ちを切り替えて、日本の大阪に場所を移します。

次なる戦いは、個人ツアーから離れて、

チーム競技となる、デビスカップ国別対抗戦のプレーオフが、

9月16日(金)から3日間行われます。

錦織は、代表に選ばれていますので、そこでチーム競技の良さでもあるこの戦いで、

リフレッシュして、ワールドグループ残留に向けて、

また新たな気持ちで頑張って欲しいですね。

最後までお読み頂きありがとうございました。

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コメント

  1. ニテエ より:

    スポニチ
    2016年9月10日 11:56
    http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160910-00000097-spnannex-spo
    一問一答で「4時間の試合をしてしまったので、ドーピングでもしない限り難しい(笑い)」と言ったとの記事なんですが、ほんとうでしょうか?

  2. orangemajo より:

    いつもコメントありがとうございます。
    確かに記者会見でそのように言っていたみたいですね。
    まぁそれだけフィジカル的には、これ以上レベルアップするのは厳しいと
    言いたかったのでしょう。
    それを彼なりのジョークで言ったのであって、
    まさか本当にドーピングすることはもちろんないですよ。(^_^;)

  3. orangemajo より:

    そういうことだったのですね。
    わざわざありがとうございます。
    確かにおっしゃる通り、ドーピング問題は、非常にシリアスな問題ですからね。
    例えジョークにしても、そのワードを口に出してしまうのは、
    イメージという意味でいかがなものかということですよね。
    ただ今回に限っては、変な意図で錦織が言ったのではないということは、
    誰もがわかっていたと思いますので、おっしゃる通り、
    これ以上は深く考えなくてもいいと思います。
    よろしくお願いします。

  4. ニテエ より:

    …することはないですかー。よかった、よかった。(笑)いやいや、よかったじゃないです。当然です。orangemajoさんも、おもしろいですねー。
    いやね。テニス界のこともよく分からないのですが、マレーなんかも、顔に似合わず、正義感があるのか、ドーピングについてはすごく、危惧しているようですね。(錦織が勝ったので、マレーのこと、いい奴じゃないかと思うようになりました(笑))ロシアのドーピング問題もありました。シャラポワのことも然り、不正といえば、卓球の水谷さんも、ラバーにぬる薬剤の件について問題提起していたでしょ。時期が時期だけに、ましてや、錦織の世界におよぼす、影響から考えて、まずいこと言っちゃったんでは。と、心配したのです。言うにいわれぬ問題があり、歯切れの悪いジョークになったのかと。一つ間違えたら、相手に疑惑があるかのようにとられかねないと思ったのです。ちょっと、気になってたんですが、深く考えるのは、やめます。お話出来て気が楽になりました。ありがとうございます。

  5. ニテエ より:

    お忙しいところ、ありがとうございます。せっかく、さらっと、流してくださってるのにねー(笑)