楽天OP棄権後の記者会見での悲痛な思いとは
昨日行われた、楽天ジャパンオープン2016の2回戦で、
順調にゲームをリードしていた錦織に突如のアクシデントが起こり、
残念ながら、2回戦で棄権敗退をしてしまった錦織圭。
試合後の会見でも、
「3-0で、やっとプレーも1回戦に比べてかなりよくなってきて、
出だしであれだけいいことも少ないですし。
この大事なジャパンオープンでリタイアという最悪な結果になってしまった。
申し訳ない気持ちもあります。
でも徐々にきたけがではないので、どうしようもない。
腰の痛みはけっこうあったので、それがもしかしたら関係してるかもしれないが、
臀部でここまで痛みが出るのは初めてなので、
検査をして数日の回復具合を見てどうなるか想像がつくと思う。
今は何とも言えない。
さっきまですごい調子が良くて、3-0まで行っていて、
まだ悔しいという気持ちはそこまでなくて、まだあまり信じられない。
急に来た痛みだったのでまだ受け止められていない自分と、
来週どうなるんだろうという不安がすごいある。
とりあえずはやっぱり来週に向けてどうにか出たいという気持ちがあるので、
回復を見て判断したい。」
という悲痛な思いを語っていました。
急に来た痛みとのことですが、やはり心配ですよね。
会見でも言っていましたが、日本開催の唯一の試合ということで、
今回の棄権という選択は、本当に錦織自身も心苦しかったでしょうね。
でも、あの時に棄権していなかったら、
もっと酷いことになっていた可能性もありますからね。
結果は残念でしたが、今後もまだ試合が続くことを考えれば、あの判断が、
いずれにしてもベストだったと思います。
色々な声はあるかもしれませんが、早く元の状態に戻すことが先決ですよね。
臀部の診断は軽い肉離れ!
一夜明け、痛めたでん部の診断結果が出たとのこと。
左でん部の軽い肉離れ(張り)と診断されたようです。
まずは重い状態ではなく、軽い肉離れとのことで、
少しホッとしました。
ただ肉離れも、一度やってしまうと、けっこう癖になるとも言われていますから、
大事にして欲しいですよね。
今は安静にして、今後少しづつリハビリなどの調整という流れになるのでしょうけど、
焦らず、リハビリ&トレーニングしていって欲しいですね。
チリッチの錦織に対するコメントとは
今大会、第4シードで戦っているチリッチですが、昨日はベルダスコとの壮絶な戦いを制し、
準々決勝に進出したチリッチ。
錦織とも2014年全米オープン決勝で戦った同世代のライバルであり、
昨年のエキシビションマッチでも、日本で一緒にプレーしたりなど、
今までも何度となく戦って凌ぎを削ってきた選手ですが、
今回試合後に、錦織を気遣うコメントをしてくれたようです。
「残念。(地元の大会での棄権は)大変な決断だったと思う。
今季の残りの試合でもプレーできることを願っている」
チリッチ、優しいですよね。
考えてみると、今年のウィンブルドンで錦織が棄権した時の対戦相手も、
チリッチだったんですよね。
なんか、こういうコメントしてくれるって、ありがたいなぁと思いますし、
チリッチには、この後の試合も頑張って欲しいなと思ってしまいますね。
上海マスターズ欠場を発表!
錦織は、今回の臀部のケガの診断を受け、
来週から開幕する、『上海ロレックスマスターズ2016』の欠場を発表したとのこと。
軽い肉離れとはいえ、数日で治るものとも思えませんからね。
この判断は妥当だと思います。
まずは、ホームであるアメリカ・フロリダの自宅に一旦戻り、
休養とリハビリを行い、その後トレーニングなどの調整を経て、
スイスインドア大会に、万全の状態で出られるようにしていくようですね。
錦織も公式アプリでも、
「なるべく早く治して、バーゼル、パリ(の大会)に出られるように頑張りたい。」
と言っていました。
スイスインドアまで2週間以上ありますから、なんとか大丈夫でしょう。
10月下旬のスイスは寒そうですけど、うまく調整して、
いつもの錦織がまた観られることを、期待したいと思います。
次戦の試合予定は?
ということで、錦織の次戦の試合予定は、10月24日(月)から開幕する、
ATP500『スイスインドアinバーゼル』になります。
もちろん、臀部の回復具合によっては、このスイスインドアもどうなるかわかりませんので、
まだ出場の確定ではありませんが、恐らく大丈夫だろうとは思いますが、どうでしょうか。
ちなみにスイスインドアの翌週には、ツアー最終戦である、
BNPパリバマスターズの試合も控えています。
連戦が続きますが、ツアーファイナルの出場もまだ確定していませんので、
錦織自身も、できればこの2つの試合には出たいと思っているでしょうね。
ケガの状態が気になりますが、なんとかうまく調整できることを祈りたいと思います。
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