ナダルは来季復調できるか?
ナダルの時代は本当に終わってしまったのでしょうか?
そうは思いたくないファン心理はあるものの、2016年シーズンも、
大舞台で中々良い結果を残せていないラファエル・ナダル。
特に、2014年シーズンの全仏オープンで優勝したのを最後に、
グランドスラムでの優勝から遠ざかってしまっている現実。
あれだけの絶対的王者だったナダルに、いったい何が起こっているのでしょうか。
もちろんその一番の原因は、手首のケガによるものが大きいにしても、
そこからのメンタル面によるものが、やはり大きいような気がしています。
上海マスターズ2016の初戦となる2回戦で、トロイツキにストレートで敗れたナダルは、
試合後のコメントとして、以下の発言をしています。
「自分がやるべきことはわかっているし、それをやるつもりだ。
来シーズンまで2か月半ある。
その期間で自分がありたいレベルに持ち上げたい。
自分にはそれをする自信がある。」
現在の世界ランキングは(10月10日現在)、錦織圭の4位に次ぐ5位。
フェデラーもそうですが、ナダルもケガによる不調に喘いでいるのがなんとも寂しい限り。
BIG4のカタチが崩れつつある現在、その位置を、虎視眈々と
ワウリンカ、錦織圭、ラオニッチなどが狙い、食い込もうとしています。
いや既に完全に食い込んでいますね。(^_^;)
ジョコビッチとマレーの1位、2位は中々崩せないにしても、
3位のワウリンカ、4位の錦織圭は、ここ最近の試合を観る限りでは、
盤石な礎を築きつつある位、安定感を誇っています。
ナダルも実際、それは感じていると思いますし、
感じているからこそ、なんとかしなければいけないと思っているのだと。
ナダルの絶対的武器は、やはりフォアハンドと俊敏性。
「フォアハンドを打つときは毎回、相手にとって苦痛を与える必要があるんだ。
でも今日、そうしたことはできていない。
それはきっと、手首をけがしたことと、それに対して自分がいまだに恐れているからだと思う。
もしかしたら、そうした点に何かしらの制限があるかもしれない。
そうしたことを可能にするには、自分のフォアハンドにもっと自信を持たなくてはいけない。
すべて一連のものなんだ。
だから一切を一緒にやる必要がある。」
そう語っていたナダル。
来季は復活と言える活躍が出来るのでしょうか?
もちろん、錦織圭のファン目線で言えば、そうは問屋が卸しません。
グランドスラムもマスターズもまだ無冠の錦織は、ナダルの復調をどこか期待しつつも、
全力で潰しにかかってくるでしょうね。
逆に言えば、ナダルを潰せなければ、自分が勝ち上がれないわけですから、
そこは絶対に譲れない部分だと思います。
でも勝つために試合に出続け、接戦を制したり、勝ったり敗けたりの熱い戦いを、
ファンは一番観たいです。
あっさり初戦で敗けたり、ケガなどで棄権したりではなく、
準決勝や決勝の大舞台で、ナダルが活躍することを大いに期待したいと思います。
まだまだ強いナダルが観たいですからね。
錦織圭とエキシビションマッチ参戦!
2017年1月9日に、オーストラリア・シドニーに行われる、
エキシビションマッチ、『FAST4 TENNIS』。
ニック・キリオスとバーナード・トミックのペアと
対戦することが決まったとのこと。
ブリスベン国際終了後すぐの試合ですが、テニスイベントなので楽しんでもらいたいですし、
錦織とナダルのペアなんて、あまり観られない組み合わせですから、
とても楽しみです。
追記:1/9錦織の欠場が発表されました。
※関連記事
⇒錦織圭ブリスベン国際2017出場決定!試合予定とテレビ放送予定
FAST4 TENNISとは?
FAST4 TENNISとは、オーストラリアテニス協会が開発した、
テニスの新フォーマット形式で行われる試合で、2015年から始まったとのこと。
サーブがレット(やり直し)の場合は、そのままラリーが続行され、
4ゲーム先取した選手がセットを獲得できる。
アドバンテージやデュースがなく、3ゲームオールでタイブレイクになり、
今までより、早く試合を行うことができる特徴がある試合とのこと。
実際に試合を観戦してみないと、ちょっとイメージできないのですが、
おもしろそうなテニスイベントのようですね。
テレビ放送予定
エキシビションマッチのテレビ放送については、まだ何の情報も入ってきていません。
恐らくテレビ放送するにしても、WOWOWかGAORAになると思いますが、
まだ未発表ですので、情報が入り次第、更新します。
追記:WOWOWメンバーズオンデマンド限定で先行配信決定!
1月9日(月)午後5時10分より LIVE配信
2月5日(日)午後7時より WOWOWで録画放送予定
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