錦織圭 スイスインドア2016 試合後の錦織とチリッチのコメントとは

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決勝戦後のコメントとは

スイスインドア2016の決勝で、世界ランク5位の錦織圭が、

世界ランク12位のマリン・チリッチに敗れ、大会初優勝を逃してしまいましたが、

試合中、錦織はどんな思いで戦っていたのでしょうか。

「チリッチが第1セットからすごく好調だった。

攻撃的で、コートの深いところへ打ち込んできた。

全体的に、相手がいいテニスをした。

リズムがつかめずに最後まで終わってしまった感じ。

試合を通して感触は良くなかった。

第2セットはいくつか変えたところがあって、少し良くなったと思うが、

それでも最後までショットでいい感じを得られなかった。」

と言っていました。

リズムや、その日の感触、手応えというのは、試合をやりながら

掴んでいくものでもあります。

それが、今回うまく見い出せず、チリッチの勢いに押され、

修正できないまま試合が終わってしまったということでしょうか。

それでも第2セットを獲っていれば、ファイナルセットに持ち込めましたから、

多少なりとも流れは変わっていたと思います。

その分かれ目だった第10ゲームについて、錦織はこんなことを言っていました。

「あの場面では攻め急ぐべきではなかったかもしれない。

ラリーになったし、そこを取っていれば。

チャンスをものにできなかったのが悔しい。

終始、試合に入っていけていないように感じた。

第2セットを取ることができれば、何か違ったかもしれない。

彼のテニスが良かったということもあるし、自分も100パーセントではなかった。

第2セットは接戦で、セットポイントもいくつかあったが生かすことができなかった。」

そうですね。

結局錦織は、決勝の舞台でいつもの自分のプレーは出来ていなかったですよね。

それが出来なかった理由は、力みなのか、緊張感なのか、焦りなのか、疲労なのか、

実際のところはわかりませんが、今大会でもけっこうピンチがあった中でも、

そこを乗り越え、持ち前の攻撃的プレーで勝ち上がってきた勝負強さもあったわけです。

ただあと一歩の大事な場面で、時々それが影を潜め、出しきれない時があります。

そこを獲り切れれば、随分変わってくるのではないでしょうか。

今季4度目の準優勝という結果が、それを物語っているような気がします。

チリッチの試合後のコメントとは

チリッチも試合後にこんなコメントを言っていました。

「ケイとの試合はいつも接戦になる。

試合を分けるのは、ほんの数ポイント。

大事な時に集中して、いいプレーができた。」

確かに、今回のチリッチの集中力は半端なかったですよね。

2014年の全米オープン決勝の時も、全く同じように、ストレートで錦織を

圧倒しての優勝でしたから、チリッチはここぞの時に集中力を高め、

それを存分に発揮できる選手なのだと思います。

だから、錦織がまだ持っていないグランドスラム、マスターズのタイトルを既に

持っているのだと思います。

錦織もそれが出来ないというわけはないのですから、あと一歩の集中力、

あと一歩の勝負強さを、もっと前面に出せるように頑張って欲しいですね。

これで、チリッチとは通算12度の対戦のうち、錦織から7勝5敗になりました。

チリッチとは、これからもライバル関係が続いて行くと思いますが、

次回の対戦では、必ず錦織にリベンジしてもらいたいと思います。

それでも全体的には、このスイスインドアでは良い戦いが出来た錦織圭。

来年は、優勝できるようにまたここに戻ってきたいですね。

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