- ストレートで初戦突破!
- トロイツキは自分のプレーに失望?
- 試合の振り返り
- ファーストサーブはどうだった?
- 通算300勝達成!
- 錦織の試合後のコメントとは
- 次戦(3回戦)の対戦相手と試合日時は?
- 最後までお読み頂きありがとうございました。
ストレートで初戦突破!
先程行われた、BNPパリバマスターズ2016の2回戦。
第5シードで世界ランク4位の錦織圭が、世界ランク28位の
ビクトル・トロイツキ(セルビア)を、6-2、7-5の
ストレートで破り、3回戦進出を決めました。
おめでとうございます!
スイスインドア決勝の試合後から、すぐにパリに移動し、数日でマスターズの試合に挑むのは
いつもながら本当にハードスケジュールだなと思いますが、今季最後のマスターズ
ということで、錦織も気合いを入れて試合に臨んできていたと思います。
ただ初戦ということで、同じ室内のハードコートでもスイスインドアと若干違うでしょうし、
ボールの質も違うと思います。
そういう意味でも、試合に慣れるまでは多少時間がかかったり、
体が硬くなったりということもあると思いますが、実際に今日はどうだったのでしょうか。
トロイツキは自分のプレーに失望?
トロイツキは、昨日の1回戦で、アドリアン・マナリノ(フランス)をフルセットで破って
2回戦に進出しましたが、タイブレークを制しようやく勝ったからか、
試合後にこんなことを言っていました。
「全般的に見て、今季の自分のテニスにはがっかりしている。
こうもひどいテニスをしていると、喜びを感じるのは難しい。
少し考える時間を持ち、次のシーズンに向けてどうするか、
よりよいプレーヤーになるにはどうすればいいか考えたい。」
今日のトロイツキは、錦織に対してリズムを崩すプレーをしたいと語っていましたが、
実際そのようなプレーが出来たのでしょうか。
試合の振り返り
まずは第1セット。
今日も黄色いウェアの出で立ちで、日本時間の19時過ぎに登場した錦織圭。
コイントスに錦織が勝ち、いつものようにレシーブを選びます。
トロイツキのサービスから試合がスタート。
いきなりダブルフォルトなど、トロイツキが連続でミスをし、
15-40のダブルでブレークチャンスとなるも、錦織がボールとラケットとの
相性が合わないのか、錦織もミスをし、結局トロイツキがキープ。
第2ゲームで、錦織のサービスゲーム途中で、いきなり「ボワ~ン」という
大音量が会場中鳴り響き、一瞬錦織もサーブを中断しますが、音響のミスだったようです。
全米オープン準々決勝のマレー戦でも同じようなことがありましたが、
錦織は全く文句ひとつ言わず、そのまま試合は続行しました。
迎えた第5ゲーム。
トロイツキのミスが続き、ダブルフォルトなどで、錦織がここでブレークに成功します。
第7ゲームでも、錦織のリターンが冴えわたり、2度目のブレークに成功。
結局第1セットは、あっという間の29分で錦織が試合を決めました。
続いて第2セット。
いきなり第1ゲームも錦織のリターンがキレイに決まり、ラヴゲームでブレークに成功。
なんだか楽勝ムードかと思いきや、第2ゲームで錦織が油断したのか、
ブレークバックされます。
それでも第3ゲームで、再度トロイツキのミスを誘ってブレークに成功します。
このままいけるかと思いきや、第6ゲームで、錦織にミスが続き、
またもやブレークバックされる展開に。
そこから第10ゲームまではお互いキープが続きますが、
迎えた第11ゲーム。
トロイツキの連続ミスでようやくブレークに成功!
トロイツキは悔しさから、ラケットを投げつけますが、
ここで勝負あり。
結局、第2セットは7-5で獲り、ストレートで初戦となる2回戦を突破しました。
試合時間は、1時間14分でした。
ファーストサーブはどうだった?
錦織自身も課題として挙げているファーストサーブですが、
今回の調子はどうだったのでしょうか?
詳細なスタッツを見ると、2セット平均で69%ということで、
ここ最近では良い確率だったと思います。
今日は第1セットでは、快勝という感じでしたが、第2セットは正直
少々油断した感じがしました。
だからか、3つのブレークを奪うも、2つブレークバックされるという展開で、
途中ミスも出たり、トロイツキも時折、素晴らしいショットやウィナーも決めたりなどで、
一進一退の攻防が続くことになってしまいましたが、それでも敗ける気はしませんでした。
第2セットは圧倒的な展開にはならなかったものの、とりあえず勝てて良かったです。
序盤こそ、ボールやラケット、コートの感覚などが合わなかったようでしたが、
それでも、初戦にしては上出来だと思います。
ストレートで勝てたことや、1時間強で勝てたことで、体力も温存できたと思います。
この調子で、引き続き3回戦も頑張って欲しいですね。
通算300勝達成!
今日の試合に勝ったことで、錦織はプロ転向後の2007年からATPツアー通算で、
日本人史上初となる300勝を達成しました。
おめでとうございます。
素晴らしいですね。
これからもこの勝利を積み上げていってもらいたいと思います。
錦織の試合後のコメントとは
早速錦織の試合後のコメントが入ってきました。
「完璧とは言えなかったけど、しっかり2セットで終えることができてよかった。
初戦としては、まあまあいい試合だったと思う。
第2セットではアップダウンが多く、多くのブレークがあった。
もう少し集中できていれば、より簡単に終わらせることができたかもしれないが…。
コンディションに慣れることができれば、よくなると思う。
ボールの感覚がよくなかったりで、ショットを思うようにコントロールできない部分もあり、そういう苛立ちを感じてはいた。
我慢してプレーしないといけなかったがなかなかそれができなかったり、第2セットは何回もブレークしているのにブレークバックされたり…。
最後の2、3ゲームは、やっとボールを打った際の感覚がよくなり、いいプレーができた。」
そうですね。
確かに今日は初戦ということで、ボールやコートに苦戦していたようですね。
だんだん試合を重ねていけば、良くなっていくと思いますので、
これからも頑張って欲しいですね。
次戦(3回戦)の対戦相手と試合日時は?
錦織の次戦となる3回戦は、この後行われる、第11シードのJW・ツォンガ(フランス)と、
A・ラモスヴィノラス(スペイン)の勝者と対戦する予定です。
試合日時は現時点でまだ未発表です。
詳細が決まり次第追記します。
追記:錦織の3回戦の対戦相手がツォンガに決定しました。
11月4日(金)午前3時30分より試合開始予定です。
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