ツォンガに逆転敗け!
先程行われた、BNPパリバマスターズ2016の3回戦。
第5シードで世界ランク4位の錦織圭が、世界ランク13位の
ジョーウィルフリード・ツォンガ(フランス)に、
6-0、3-6、6-7(3-7)のフルセットで、
逆転敗けを喫してしまいました。
残念!
この試合は本当にもったいなかったですね~。
第1セットから、6-0というスコアで調子が良かった錦織だったですし、
ツォンガもあまり調子が良くない感じでしたから、ストレートで勝てると思ってただけに、
第2セット以降、どんどん流れがツォンガに行ってしまっていたので心配でしたが、
それでも第3セットで、錦織はダブルのマッチポイントを握ったところで、
勝ったと思ったのですが、そう簡単には行きませんでしたね。
ツォンガのラッキーなネットポイントで、一気にまた流れが向こうに行ってしまいました。
勝てたと思ってた試合だっただけに、この敗戦は残念でなりません。
でもしょうがないですね。
ツアーファイナルを残し、今季最後のツアー、マスターズは、
無念の3回戦敗退となってしまいました。
試合の振り返り
今日の試合は、センターコートの第5試合に組まれていましたから、
日本時間で午前3時30分以降に試合開始ということでしたが、
やはり前の試合が長引き、遅れたことから、結局錦織が入場してきたのは、
約1時間遅れの午前4時30分頃となりました。
コイントスに錦織が勝ち、いつものようにレシーブを選びます。
まずは第1セット。
ツォンガのサービスから試合がスタート。
いきなりダブルフォルトなど、ツォンガにサーブのミス。
15-40で、錦織がバックのウィナーを決め、いきなりブレークに成功!
そこから、ツォンガのサーブやショットにことごとくミスが出て、
2ブレーク含む怒涛の6ゲーム連取。
結局、6-0であっという間に第1セットを獲ります。
ただ第1セット終了時、試合中に痛めたのか、
錦織が太もものマッサージを受ける場面がありました。
続いて第2セット。
第1セットを圧勝で獲ったので、このセットも決めてストレートで決めたいところ。
それが第1セットでは、まったくサーブもショットもミスだらけだったツォンガが、
修正してきます。
ミスが減り、良いショットを打ってくるように。
逆に錦織にミスが出始めます。
それでも第5ゲームまでは、お互いサービスキープが続き、迎えた第6ゲーム。
錦織のミスで、0-40に。
ここでツォンガに先にブレークを許し、勝負あり。
その後ブレークバックできず、第2セットをツォンガが取ります。
敗けられない第3セット。
第7ゲームまでは、お互いサービスキープが続くも、
錦織から4-3で迎えた第8ゲーム。
ここで、錦織がブレークに成功し、5-3。
第9ゲームで、serving for the match。
40-15で、もうほぼ勝ったと思っていた時、ツォンガのショットがネットに引っかかり、
錦織のコートにポトリと落ち、ラッキーポイントに。
ここで流れがツォンガに。
その後追いつかれ、40-40。
結局、錦織のミスショットでブレークバックされてしまいます。
その後お互いキープし合い、6-6のタイブレークに突入。
しかし、ここでも錦織にミスが出て、3-7でこのセットもツォンガに取られ、
セットカウント1-2で、ツォンガに逆転で敗れてしまいました。
ツォンガは地元の大声援に答え、ツォンガの派手でノリノリなガッツポーズ!
正直見たくなかった・・・。
ダブルのマッチポイントを握りながらの敗戦は、全く気分がいいものではありませんでした。
悔しい3回戦敗戦となりました。
ファーストサーブはどうだった?
錦織自身も課題として挙げているファーストサーブですが、
今回の調子はどうだったのでしょうか?
詳細なスタッツを見ると、3セット平均で53%ということで、
あまり良くなかったですね。
ダブルフォルトも今日は6本もあり、プレッシャーのかかるところでの、
ダブルフォルトは痛かったです。
今日は第1セットでは、6-0の圧勝だったからこそ、余計に第2セット以降の
ミスがもったいなかったと思います。
一番のターニングポイントは、やはり第3セットのマッチポイントの場面ですね。
あそこで決めきれなかったのが、すべてだったと思います。
錦織の試合後のコメントとは
錦織の試合後のコメントが入ってきました。
「ボールが重い分、サーブがなかなか入ってくれなかった。
場面、場面で消極的になってしまった。
特にファイナル(最終セット)はチャンスもあった。
第3セットで取り切れなかったのが悔やまれる。
もちろん自分にも原因はあるだろうし、
第2セットからツォンガもしっかりプレーしてきた。」
残念ですが、反省するべきところは反省して、次に生かしていくしかないと思います。
実際ツォンガは地元選手ですから、応援もすごくてアウェー感はありました。
でも、あのマッチポイントさえ取っていれば・・・悔やまれる試合でした。
世界ランク4位から5位へ転落
先週世界ランク5位から、キャリアハイの4位へ浮上したばかりでしたが、
今日の敗戦で、またもや5位へ転落することが確定しました。
残念ですね。
決勝まで進んでいれば、キャリアハイとなる世界ランク3位だったんですけどね。
次はツアーファイナル!
マスターズは残念ながら、3回戦敗退で終わってしまいましたが、
既に確定しているツアファイナルへの出場がまだ残っています。
今年1年頑張ってきた選手、上位8名が参加の権利があるエリートの試合。
『ATPワールドツアーファイナルズ2016』
ロンドンで11月14日(月)から開幕するということで、
来週は1週間空きますが、連戦の疲れを癒し、しっかり体を休めて、調整して、
今年最後の締めくくりの試合を、悔いなく、是非楽しんでもらいたいと思います。
最後までお読み頂きありがとうございました。
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