今季初Vならず!
先程行われた、アルゼンチンオープン2017の決勝。
第1シードで世界ランク5位の錦織圭が、
世界ランク66位のアレキサンドル・ドルゴポロフ(ウクライナ)に、
6-7(4-7)、4-6のストレートで敗れ、今季初Vはまたもお預けとなりました。
残念!
う~む。
錦織はいったいどうしちゃったのでしょうか。
今まで5戦5勝で、セットさえ1つも落としたことのなかった
ドルゴポロフという最高に相性の良い世界66位の格下相手に、ストレート敗けですよ。
正直、観ていてめっちゃ悔しかったです。
どこかケガでもしていたのでしょうか?
恐らく疲労が溜まっていたのかも知れないですが、そんなこと言い訳に過ぎませんし、
ATP250の大会で、優勝できる数少ない視界良好の決勝だったはずです。
それが、蓋を開けてみたらストレート敗けって、おいおい。
ここで勝たなくていつ勝つのか?と言いたい試合内容でした。
まぁ確かに今日のドルゴポロフは良かったです。
ストロークも積極的で、前に出て打っていましたよね。
第1セットは中々ブレークが奪えず、タイブレークになるも、せめてここを制していれば
まだ展開は変わったのでしょうけど、集中しきれない何かがあったのか、このタイブレークを
落としてから、第2セットはトーンダウン。
ドルゴポロフに先にブレークされ、勝負ありという流れでした。
非常に残念な結末でしたね。
試合時間は1時間40分でした。
お疲れ様でした。
ファーストサーブはどうだった?
錦織自身も課題として挙げているファーストサーブですが、
今回の調子はどうだったのでしょうか?
スタッツを見ると、2セット平均で63%ということで、
まずまずでした。
一方のドルゴポロフは、59%と錦織よりも良かったわけではないんですよね。
ただポイント獲得率は、ドルゴポロフの方が今日は上回っていました。
錦織得意のストロークでも今日は押され気味で、いつもの攻撃的な攻めのプレーが
今日はあまり見られず、やはり疲れがあったのか、ベースラインよりも後ろでのプレーが
多かったように感じましたね。
敗因は何だったのか?
敢えて敗因を挙げるとしたら、やはりメンタルということなんだと思いますね。
今年最初のブリスベン国際決勝でも、格下でまだ一度も敗けたことがなかった
ディミトロフにフルセット敗けを喫し、準優勝になってしまった時も、
今回と全く同じ印象を持ちました。
普段の、今までの錦織なら、恐らく難なく勝てるであろう格下の選手なのに、
いざ優勝目前で力みが出てしまうのか。。。
これが決勝ではなかったら、普通に勝てたと思うんですよね。
決勝だと緊張してしまうのでしょうか。
絶対勝たなければという、変なプレッシャーがあるのでしょうか。
相手がBIG4など格上の選手ならともかく、格下で今まで一度も敗けたことがない相手に、
こうもすんなりストレートで敗けてしまうというのは、
やはりメンタル的なことなのではないかと思うのです。
観ていてなんとも歯がゆいですが、でもこれを乗り越えないと、
グランドスラムやマスターズで優勝どころか、今後永遠に決勝で勝てない選手に
なってしまいます。
早いところ負の連鎖を断ち切って欲しいと思います。
決勝で6連敗!
いずれにしても、これで昨年から続いている負の連鎖を止めることができず、
決勝進出してから6連敗となってしまったわけです。
通算12勝目をここで達成できると信じて期待していましたし、
今日は本当に勝てると思ってた試合だっただけに、非常に残念でなりませんが、
もう終わってしまったからには、仕方ありません。
明日から開幕するATP500リオオープンで、リベンジを果たしてもらうしかないですね。
錦織も相当悔しかったはずですが、気持ちを切り替えて新たな戦地で
今度こそ優勝して欲しいと思います。
錦織の試合後のコメントとは
錦織の試合後のコメントが入ってきました。
「相手はサーブが良くて、特に第1サーブのコースを読めず、ラリーに持ち込むことができなかった。
自分の返球も浅くて、テニスに伸びがなかった。
それが相手に攻められた要因だと思う。」
確かに今日のドルゴポロフは良かったですが、
錦織が勝てない相手ではなかったと思います。
今日の敗因を、是非リオオープンで生かして欲しいですね。
次戦はリオオープン
悔しさの残るアルゼンチンオープンですが、間髪いれずに明日からすぐに
リオオープンが始まります。
リオオープンは、まだ新しい大会で、錦織も初参戦する大会ですが、
ATP500の大会ということで、今回のアルゼンチンオープンよりは
大き目なグレードの大会になります。
錦織は今大会に続き第1シードです。
初戦の対戦相手もすでに決まっています。
世界ランク75位のT・ベルッチ(ブラジル)と対戦します。
試合日時は決まり次第追記しますね。
今度こそ、優勝して欲しいですね。
引き続き応援していきましょう。
コメント