2017年の欠場は手首のケガが原因!
先日のバルセロナオープンを手首のケガが原因で欠場した錦織圭。
今まで錦織は、毎年のようにケガによる棄権や欠場をしてきましたが、今年のケガは初めての箇所、しかも『手首』。
ということで、その手首のケガというのは、選手にとって非常に重要な箇所ということもさることながら、実際にそのケガがどこまで長引き、そしてどこまで今後の試合に影響されるのかが懸念されています。
ATPツアーは、12月のオフ以外の11か月間、ほぼ毎週のように世界のどこかで試合があるので、世界中を行ったり来たりしながら戦う非常にタフなスケジュール。
ですからどうしても環境や時差、サーフェスなどの違いにより、自己管理が大変になってきます。
錦織は現在、「チーム圭」というトレーニングチームを組み、世界で高いレベルで戦えるようにしていますが、それは錦織がより勝てるようにすることはもちろんのこと、敗けない・ケガをしないようにすることも、チームの役割になっています。
タフなATPツアーを乗り切るべくスケジュールを考えたり、トレーニング期間を設け、ケガをしない体作りをし、年間通して最大限の高いパフォーマンスが出せるようにしているのです。
錦織は現在、拠点としているアメリカ・フロリダにて、リハビリをしているようですが、現時点ではまだ手首についての情報はないのでわかりませんが、5月8日から開幕するマスターズ、マドリードオープンに間に合うかどうかは不透明。
もし間に合わなければ、その翌週の15日からはローマで行われるマスターズもありますので、できれば29日からの全仏オープン前に、クレーでの試合に慣れてから大舞台に挑んで欲しいとは思っていますが、最悪ぶっつけ本番で全仏に乗り込むことも大いに考えられるだけに、その後の錦織情報を今後も気にしていきたいと思っています。
過去のケガによる棄権遍歴まとめ
錦織の過去の棄権遍歴を以下にまとめてみました。
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★2016年★
・10月
楽天ジャパン・オープン2回戦で棄権敗退:臀部のケガ
・7月
ウィンブルドン4回戦で棄権敗退:左脇腹のケガ
・6月
ゲリー・ウェバー・オープン2回戦で棄権敗退:左脇腹ケガ
★2015年★
・11月
BNPパリバ・マスターズ3回戦棄権敗退:左腹部のケガ
・7月
ウィンブルドン2回戦棄権敗退:左ふくらはぎのケガ
・6月
ゲリー・ウェバー・オープン準決勝棄権敗退:左ふくらはぎのケガ
★2014年★
・5月
マドリード・オープン男子決勝棄権敗退:腰のケガ
・3月
ソニー・オープン男子準決勝棄権敗退:左股関節のケガ
・2月
デルレイ・ビーチ・オープン2回戦棄権敗退:臀部、腹部のケガ
★2013年★
・2月
デルレイ・ビーチ・オープン1回戦棄権敗退:側部のケガ
・1月
ブリスベン国際男子準決勝棄権敗退:左膝のケガ
★2012年★
・10月
BNP・パリバ・オープン3回戦棄権敗退:右足首のケガ
・4月
バルセロナ・オープン準々決勝棄権敗退:腹筋のケガ
★2011年★
・8月
全米オープン1回戦棄権敗退 ⇒ 左足のケガ
★2010年★
・8月
全米オープン3回戦棄権敗退:足の付け根のケガ
・6月
AEGON国際1回戦棄権敗退:臀部のケガ
★2009年★
・1月
ハイネケン・オープン1回戦棄権敗退:右腕のケガ
★2008年★
・6月
ウィンブルドン1回戦棄権敗退:腹筋のケガ
・6月
AEGONノッティンガム・オープン男子1回戦棄権敗退:腹筋のケガ
・2月
リージョンズ・モーガン・キーガン選手権 予選2回戦棄権敗退
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2015年、2016年の棄権状況を見ると、芝コートに入ってからケガをすることで、ここ2年間、ウィンブルドンで良い成績を残せていないのがわかります。
まだグランドスラムで唯一ウィンブルドンだけが、自身最高成績が4回戦までなんですよね。
ですから未だにウィンブルドンでの日本人最高記録は、松岡修造氏が持つベスト8ということで、松岡氏もテレビで錦織に早くベスト8以上になってくれとよく言っていますよね。
錦織としては、ベスト8以上の成績は残せる実力はもちろんあると思いますが、その前の前哨戦でいつもケガをしてしまい、それが影響してのウィンブルドン棄権敗退という流れにここ2年はなってしまっているので、今年はなんとか芝でケガをしないようにして欲しいところです。
まぁ芝の前に、まずはクレー(全仏)での結果が欲しいところですが・・・。
とにかくタフなATPツアーですが、しっかりチーム圭スタッフと共にトレーニングを積み、最高の結果を残して欲しいなと思います。
頑張れ錦織圭!!
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