フルセットの逆転で初戦突破!
先程行われた、マドリードオープン2017の2回戦。
今大会第6シードで世界ランク8位の錦織圭が、世界ランク40位のD・シュワルツマン(アルゼンチン)を、1-6、6-0、6-4のフルセットの逆転で初戦を突破しました!
おめでとうございます。
いや~、まずは初戦を勝てて良かったですよね~。
第1セットを1-6で落とした時は、正直どうしようかと思いましたが、第2セットは圧巻でした。
1ゲームも落とさず6-0でセットを取った驚異の修正力には脱帽です。
ファイナルセットも第2セット同様に、いつもの攻撃的プレーで一気に畳みかけたかったですが、まぁ少々もたついたのはご愛嬌ということで。(^_^;)
それでも久々の試合にもかかわらず、ブランクを感じさせないプレーで初戦を勝てたのは本当に嬉しかったですし、良かったなと思います。
やはり錦織のウィナーを決めた時のガッツポーズはかっこよかったですし、要所で決めたダウンザラインのウィナーやショットも光っていました。
第2セット以降は主導権を与えなかったことも大きかったと思います。
とにかく幸先良いスタートが切れたと言っても良いのではないでしょうか。
これで錦織は5年連続で3回戦に進出ということになりました。
この調子で次戦からも頑張って欲しいですね。
試合の振り返り
現地時間で午後0時、今日のマドリードは晴れ。
日差しがとても暑そうです。
錦織の試合は、日本時間の午後7時からの開始予定で、予定通り午後7時過ぎ頃にオレンジ色のウェアで錦織が入場してきました。
コイントスに錦織が勝って、いつものようにリターンを選びましたので、
シュワルツマンのサービスから試合がスタート。
まずは第1セット。
第1ゲームは、いきなりシュワルツマンのミスで30-0と錦織が有利になり、ブレークチャンスを握るも、シュワルツマンが粘ってキープ。
第2ゲームで錦織のミスが重なり、今度は錦織が劣勢に。
4度のブレークポイントをしのぎ、更に7度のデュースで粘って、なんとかキープに成功。
第3ゲームも第1ゲーム同様に、錦織がブレークチャンスを握るも、決め切ることができず、シュワルツマンに粘られキープ。
第4ゲームで、またも錦織のミスで15-40でブレークポイントを握られ、そのままブレークを許してしまいます。
ここで錦織が右手首を少し痛そうにする場面が映ります。
第5ゲームですぐさまブレークバックしたい錦織ですが、30-0で有利になるも、ネットプレーが中々決めきれず、結局シュワルツマンがキープ。
第6ゲームの錦織のサービスですが、フォアのミスが重なり、またもやブレークされます。
第7ゲームはシュワルツマンのserving for the 1st set.
シュワルツマンがキープし、第1セットを1-6でシュワルツマンが取りました。
ここまでの試合時間は37分でした。
気持ちを切り替えたい第2セット。
錦織のサービスからスタート。
第1ゲームは40-15で難なくキープに成功。
流れに乗りたい錦織は、第2ゲームでシュワルツマンがダブルフォルトなどのミスを重ね、40-0と錦織がトリプルブレークポイントを握り、この試合初めてブレークに成功します。
第3ゲームで錦織が0-30とまた劣勢になるも、その後フォアもバックも冷静に決め、4ポイント連取でキープに成功!
第4ゲームでも錦織の勢いが止まらず、ラブゲームでブレークに成功!
第5ゲームは錦織のショットにミスが出て、ブレークポイントを握られるも、錦織がキープ。
このセットは錦織に完全に風が吹いています。
ここまで錦織の5ゲーム連取で、迎えた第6ゲーム。
シュワルツマンのミスが重なり、このゲームも錦織が取り、第2セットを錦織が取り返します。
ここまでの試合時間は1時間2分でした。
錦織がトイレットブレークを取ります。
続いて勝負の第3(ファイナル)セット。
錦織のサービスからスタートします。
第1ゲームは錦織のミスショットで15-40とダブルのブレークポイントを握られる劣勢の展開に。
そこから錦織が粘り、シュワルツマンのショットがアウトになり、40-40にするも微妙な判定にシュワルツマンがクレームを言うも覆らず、結局錦織がキープに成功。
第2ゲームはシュワルツマンがキープ。
第3ゲームは錦織が難なくキープ。
第4ゲームも錦織のショットがうまく決まり、40-15でダブルのブレークポイントを握るも決めきれず、一旦デュースになるも、しっかりブレークに成功!
第5ゲームで錦織のミスショットなどで、シュワルツマンにブレークバックを許してしまいます。
第6ゲームはシュワルツマンがキープ。
第7ゲームでブレークしたい錦織ですが、粘って粘ってブレークに成功!
第8ゲーム、錦織のserving for the match。
40-15でマッチポイントを握るも、シュワルツマンが4度のマッチポイントを驚異の粘りで凌ぎ、ここでブレークバックされタイに。
第9ゲームは、40-0でトリプルのマッチポイント!一気に決めてファイナルセットも取り、セットポイント2-1で錦織が初戦をフルセットの逆転で勝利!
トータル試合時間は2時間1分でした。
お疲れ様でした。
ファーストサーブはどうだった?
錦織自身も課題として挙げているファーストサーブですが、
今回の調子はどうだったのでしょうか?
詳細なスタッツを見ると、3セット平均で65%ということで、まずまずという感じでした。
サービスはともかく、今日はウィナーも多かったですが、アンフォーストエラーがすごく多かった印象でした。
もちろんそのミスの殆どは第1セットだったわけですが、それでもシュワルツマンのダブルフォルトが5本に対し、錦織は0でしたし、サービスはそれ程悪くはなかったと思います。
第2セット以降は、危なげなく落ち着いて試合運びが出来ていたのではないでしょうか。
とにかくまずは初戦をストレート勝ちが出来て良かったです。
この調子で、引き続き3回戦も頑張って欲しいと思います。
錦織の試合後のコメントとは
錦織の試合後のコメントが入ってきました。
「出だしこそは少し焦りだったり、少し試合に慣れていないところはありましたけど、2セット目からはじっくりプレーしようと心がけて、いいプレーができました。
手首は今日過ごして痛みが出るかわからないので、明日また朝確認したいと思います。
途中でいいプレーも出てきたので、この調子でしっかり続けられるよう頑張りたいです。」
とのことでした。
久々の試合ということと、痛みはなかったとはいうものの、何度も手首を抑えて痛そうな顔をする場面も見られただけに、かなり心配はしていましたが、それでも集中力を切らさず、しっかり勝ち切った錦織はさすがだったと思います。
まだ手首の状態は良くないようですが、明日以降もだましだましやっていくことになるのでしょうね。
正直それもどうなのかなとも思いますが、痛みが強くなっていないことを祈りたいと思いますし、明日の3回戦でどうなるかわかりませんが、やるからには行けるところまで頑張って欲しいと思います。
次戦(3回戦)の対戦相手と試合日時は?
錦織の次戦となる3回戦ですが、先程ツォンガが棄権したため、世界ランク30位のD・フェレール(スペイン)との対戦に決定しました。
試合日時は明日の試合になると思いますが、現時点で詳細時間はまだ未発表です。
詳細が決まり次第追記します。
追記:錦織の3回戦の試合日時が決定しました。
3回戦は、日本時間の今日11日(木)19時より試合開始予定です。
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