八百長で永久追放?
今日の夕方、錦織圭と同世代で、2008年には日本でのランキングク4位までにもなったことがある三橋淳選手が、八百長を行ったとして、日本テニス界では初となる生涯資格停止処分、いわゆる永久追放するということと、罰金として5万ドルが科せられることが発表されました。
え?八百長?
まさか日本で?海外での話じゃないの?
一瞬目を疑ったくらい、日本でまさか八百長が行われていたなんて、正直にわかに信じられなかったです。
しかも三橋淳って誰?どんな選手?と思ったのもきっと私だけではないでしょう。
以前も八百長という衝撃ニュースが世界を駆け巡りましたが、それはあくまで海外での話。
もちろん海外であったとしても、そんな八百長が水面下で行われているなんて、テニスファンとしては本当に信じがたい話ですし、許せないことではありますが、ましてや我々の住むモラル意識の高いこの日本で八百長が行われていたなんて、本当にあってはならないことだと思います。
でも実際に八百長があったということのようで、このような発表に至ったということなのでしょう。
すごく残念だなと思いました。
三橋淳ってどんな選手?
三橋淳っていったいどんな選手なんでしょう。
2005年に行われた16歳以下の男子国別対抗戦ジュニアデビスカップで、代表選手として錦織圭と一緒に戦った同世代の期待された選手だったようですね。
日本ランキングでは、2008年の4位が自己最高位。
翌2009年の全日本選手権ではベスト4入りし、ATP世界ランキングでは、同年に295位が最高位とのこと。
身長164cmということでテニス選手としてはかなり小柄ですが、パワーヒッターで型にはまらない個性が持ち味だったとのこと。
アメリカ育ちで顔もイケメン、錦織と同世代ということもあってか、十代の頃から期待されたホープだったようです。
なぜ八百長をしたのか?
理由はよくわかりませんが、彼は10代の若い頃からやんちゃな性格で、トラブルメーカーだったようですね。
今回の件は、テニスの不正監視団体TIUによると、2015年11月に南アフリカで行われたフューチャーズというATP下部の試合で、自分の元コーチを通じて、自ら対戦相手に八百長を持ちかけたとのこと。
その八百長の見返りの金額は、シングルスで2000ドル(約22万円)、ダブルスで600ドル(約6万8000円)だったとのこと。
そして翌月12月に行われたのナイジェリアの大会では、今度は直接相手に自分から八百長を持ちかけたとのこと。
それ以外にも、選手は禁止されているテニス賭博を76回もやっていたことが判明。
TIUとしては、再三聞き取り調査や弁明の機会を与えようとしたということですが、三橋本人がこれを拒否していたとのことで、今回の処分が決定されたようです。
この報道が事実ならば、なんとも情けないというか、同じ日本人として本当に恥ずかしい限り。
恐らくお金が欲しかったのでしょう。
でもそんなことしなくても、ある程度テニスのセンスもあったようですので、自分の技術を磨いて自力で頑張っていけば、自ずとお金も手に入れることも可能だったのではないかと素人としては考えてしまいますが、実際は厳しい世界だから、もしかしたら自分の実力に限界を感じてしまったのかもしれません。
でもそれでも、八百長や賭博は人としてやってはいけないですよね。
スポーツマンとして、プロのアスリートとして、子供たちの夢や目標にならなければいけない立場なのに、今回の報道は本当に残念だなと思いました。
錦織にもこのニュースが伝わったかどうかわかりませんが、同世代でかつて一緒に戦ったことがある仲間として、きっと残念に思っているに違いないと思います。
このような選手が日本にいたことが本当に残念ですし、汚点と言わざるをえないです。
とにかくもう二度と同じような選手が出てこないことを祈りたいと思います。
コメント