ジュネーブオープンに急遽出場決定!
現在行われている、BNLイタリア国際マスターズですが、昨夜行われた錦織圭の3回戦は、元世界4位の実力者であるデルポトロに、残念ながら屈してしまい、ストレートで敗けてしまいました。
錦織は試合後、5月28日から開幕するグランドスラム・全仏オープンに向けて、試合数が物足りないと感じたようで、急遽、21日から開幕するジュネーブオープンへの出場を決めたとのこと。
ただ今回は直前のエントリーということで、既に申込み期日は締め切られていたようですが、スイス協会が特別にワイルドカード(推薦枠)を与えてくれるようで、そこでの出場になるようです。
確かにここ数年、全仏前の前哨戦として試合に出場してきた大会は、バルセロナ、マドリード、そして今回のローマの3試合だったわけですが、今年は3月に行われたマイアミオープンで痛めた手首により、バルセロナを欠場し、マドリードでも大事を取って2試合しか試合をこなしておらず、今回のローマでは手首の状態は良くなったものの、残念ながらデルポトロに敗れ、3回戦で敗退となってしまったので、実際4試合しか試合をしていないんですよね。
ここ数年はこのクレーコートでの成績も良く、3大会ともに上位まで勝ち進んできていましたから、それを考えると確かに4試合では物足りないのかも知れません。
とはいえ、グランドスラムは3セット先取の5セットマッチですし、大会期間も2週間という長丁場。
基本的に錦織はここ数年、グランドスラム前の前週には試合を入れず、調整の期間にしていたんですよね。
でも今回に限っては、クレーでの経験値や試合勘も養うためという明確な意図が感じられますから、そこで試合をこなし、全仏にピークを持っていって頂ければいいと思います。
物足りなさ(試合勘)で試合に敗けたのか?
錦織は、昨夜デルポトロに敗けてしまった試合後に、
「ショットが全般的に浅かった。
最悪の試合ではなかったが、要所で足りないところがあった。
思うようにいかなかった。」
というコメントをしていました。
もちろん今回はデルポトロの強烈なフォアなどに屈し、今ひとつ主導権を握れなかった部分もあったのだと思いますが、それ以外にも錦織は何か感じるものがあったのでしょう。
それは、やはり試合数をこなしていくことでしか得られない部分でもあるという意識が働いたからなのか、クレーコートでの試合勘なるものや、経験値が足りないと感じていたのだと思います。
私も観戦していて、初戦のフェレール戦で、錦織は多少の手応えも掴んでいたからこそ、もう少し試合をして感覚を磨いていけば、クレーで勝てる!という強い意識になったのかなと。
もちろんデルポトロに敗けたことは、今何を言っても結果論でしかないのですが、本番は全仏なのですから、それまでにもう少し感覚を研ぎ澄ませたいということなんでしょうね。
手首の状態も良くなってきているようで、観戦する限りでは一度も手首を気にする様子もなく、試合が出来ている様子ですから、もう一試合こなして、できればATP250の大会ですし、優勝して自信をつけて全仏に乗り込んでいってもらいたいと思います。
大会概要
・正式名:ジュネーヴ・オープン
・日程:2017年5月21日(日)~5月27日(土)
・開催地:スイス・ジュネーヴ
・会場:スイス Tennis Club de Geneve
・サーフェス:クレーコート
・ドロー数:28
・日本との時差:-7時間
・大会グレード:250(優勝者は250ポイントもらえます)
・昨年の優勝者:スタン・ワウリンカ
・錦織の2016年の結果:出場なし
試合日程
5/21(日)、5/22(月):1回戦
5/23(火)、5/24(水):2回戦
5/25(木):準々決勝
5/26(金):準決勝
5/27(土):決勝
出場予定選手
※公式サイトより出典
※錦織圭はワイルドカード(推薦枠)で出場します。
ドロー・トーナメント表
※nikkansportsより出典
※スタン・ワウリンカが大会2連覇!
※錦織圭はミーシャ・ズべレフに敗れ、準決勝敗退となりました。
テレビ放送予定
※急遽決まった試合なので、現在のところテレビ中継の予定はありません。
急遽中継が決まるようでしたら、追記します。
追記:ネット中継のDAZN(ダゾーン)では、25日の準々決勝から生中継があるようです。
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