決勝進出ならず!
先程行われた、ジュネーブオープン準決勝。
今大会第2シードで世界ランク9位の錦織圭は、世界ランク33位のミーシャ・ズべレフ(ドイツ)に、4-6、6-3、3-6のフルセットで敗れ決勝進出ならず、準決勝敗退となりました。
残念!
いや~昨日もかなりの死闘でしたが、今日も中々の試合でしたね。
ただ昨日はどんなカタチであれ勝ったので後味は最高でしたが、今日は敗けてしまいましたので、後味は正直良くないですね。。。
初対戦のミーシャ・ズべレフ、今日はめっちゃ強かったです。
これで世界33位ですよ。
自己最高でも30位って、どんだけポテンシャルあるんだ?と思ってしまいますが、もうすぐ30歳になるとのことで、ベテランの妙とでもいうのでしょうか。
錦織の好きなタイプではないことは良くわかりました。
ただそうも言ってられないですからね。
世界中には色々なタイプのテニス選手がたくさんいますし、どんなタイプの選手とも対戦し、勝ち上がっていかなければいけないのですから、これも経験です。
しかしズべレフはある意味曲者だったなぁと。
ここで錦織が敗退とは思っていなかったので、番狂わせを起こされてしまったわけですが、ズべレフは兄弟でダブルスも経験をしていたこともあってか、サーブ&ボレーは巧みですし、何よりボールの速度は速くないのに、回転数が多いことや、レフティーならではの角度により、錦織とタイミングが中々合わず、特に第1セットはかなり苦戦していたと思います。
しかも第1セットには中々サーブ&ボレー出さないという秘策?もあり、錦織が事前練習で想定していた内容ではないという肩透かしなんかもあり、完全にズべレフの術中にはまってしまった感がありました。
そしてストロークも良く、ロングラリーでも殆どミスをせず、今日はズべレフの調子が良かったと言わざるを得ないです。
一方の錦織ですが、逆に今日は調子はあまり良くなかったようで、ファーストサーブもあまり入らず、ポイント獲得率も良くなかったです。
ストローク戦でも先にミスするのは錦織の方が多かった印象です。
今日の第3セットの第5ゲームで、2本のマッチポイントを握られた時には、昨日と同様に熱い観戦モードで声を大にして応援しました。
なんとか凌いでキープしたものの、一歩及ばず、時 既に遅しでした。
本当に残念です。
試合の振り返り
現地時間は現在14時。
今日のジュネーブの天気も昨日に続いて晴れていて、日差しがとても暑そうです。
錦織の試合は、予定通り日本時間午後21時過ぎにセンターコートに入場してきました。
今日は白いウェアに白いキャップです。
コイントスにズべレフが勝ってリターンを選択したため、錦織のサーブで試合がスタート。
まずは第1セット。
第1ゲームは、錦織がまずはキープに成功。
第2ゲームはズべレフが難なくキープ。
第3ゲームは錦織が40-15からミスショットで40-40になり、ズべレフの深いショットに対応できず先にブレークを許してしまいます。
第4ゲームはズべレフがなんとかキープ。
第5ゲームは、錦織が難なくキープ!
第6ゲームはズべレフキープ!
第7ゲームは錦織のサービスゲームは40-40まで追いつかれるも、なんとかキープ。
第8ゲームは、ズべレフがラブゲームでキープ。
第9ゲームは錦織がダブルフォルトやミスショットなどで40-40になるも、なんとかキープ。
第10ゲームはズべレフのserving for the 1st set。
ズべレフのショットが深く、回転も多いからか中々錦織が上手く対応できず、イライラからラケットを叩きつける場面も。
結局ズべレフが難なくキープし、第1セットをズべレフが4-6で取りました。
ここまでの試合時間は43分でした。
気持ちを切り替えて立て直したい第2セット。
第2セットも錦織のサービスからスタート。
第1ゲームは、錦織が絶妙なロブショットなどで難なくキープ。
第2ゲームはズべレフのミスでトリプルブレークバックのチャンス!
ズべレフのショットがアウトになり、錦織がブレークに成功!
第3ゲームも、錦織のショットのミスで0-30になるも、なんとか盛り返し、最後はエースでキープ。
第4ゲームはズべレフ
第4ゲームも錦織が難なくキープ。
第5ゲームはズべレフのミスで40-40になるも、なんとかキープ。
第6ゲームは、またもやズべレフの深いショットに錦織が対応できず15-40でダブルのブレークポイントを握られるも、結局2本のダブルフォルトでブレークバックを許してしまいタイに。
第7ゲームは、ズべレフのミスショットと錦織のネットプレーが光り40-30で、ブレークチャンスに、ズべレフが思わずラケットを叩きつけます。
錦織が再度ブレークに成功!
ズべレフが大きな声で吠えます。
第8ゲームはズべレフがキープ。
第9ゲームは錦織のserving for the 2ndset。
錦織のサービスが決まり、しっかりキープ!
錦織が6-3で第2セットを取り返しました。
ここまでの試合時間は1時間20分でした。
錦織がウェアを着替えます。
そして勝負のファイナルセット!
このセットはズべレフのサービスから試合がスタート。
第1ゲームは、ズべレフが難なくキープ。
第2ゲームは、錦織がフォアのミスがあったものの、なんとかキープ。
第3ゲームはズべレフのショットのミスなどで40-30でブレークチャンスが来るも、結局サーブ&ボレーでポイントを取り、ズべレフがキープ。
第4ゲームは錦織のミスショットで15-40とダブルのブレークポイントを与えてしまい、結局ズべレフが先にブレーク。
第5ゲームは錦織が粘りに粘り5度のデュースをモノにし、錦織がブレークバックに成功!
ここでまた錦織がウェアを替えます。
第6ゲームは錦織のミスショットで40-40になり、結局ズべレフに再度ブレークされピンチに。(-_-;)
第7ゲームはズべレフが難なくキープ。
第8ゲームは錦織が集中力を欠いているのか、ミスショットの連発で15-40でダブルのマッチポイント。
昨日の3本のマッチポイントを凌いだように、今日も凌げるか!
そして凌いで40-40!そしてなんとかキープに成功!
第9ゲームは、ズべレフのserving for the match。
このゲームをブレークしたい錦織でしたが、ズべレフがラブゲームでキープし、セットカウント1-2で錦織が敗れ、ズべレフが決勝進出となりました。
トータル試合時間は2時間16分でした。
お疲れ様でした。
ファーストサーブはどうだった?
錦織自身も課題として挙げているファーストサーブですが、
今回の調子はどうだったのでしょうか?
スタッツを見ると、3セット平均で53%ということで、今日はファーストサーブが中々思うように入らず苦戦していましたよね。
アンフォーストエラーもかなり多かったです。
中でも1stサーブのポイント獲得率が55%ということで、昨日に比べたら本当に調子は良くなかったなという印象でした。
一方のズべレフは、今日は絶好調でした。
サーブもストロークも常に主導権を握っている印象でしたし、何よりもしぶとい。
世界33位の格下に敗退とは正直悔しいですし屈辱ですが、今日の錦織ではそれも仕方のない内容だったので、甘んじて受け入れるしかないですね。
初対戦ながら、今後はあまり対戦したくない相手だなと思いました。(^_^;)
でもまぁ切り替えていくしかないでしょう。
錦織の試合後のコメントとは
錦織の試合後のコメントが入ってきました。
最初は相手のサーブが良くて読めなかった。
加えて攻撃的なテニスでうまくプレーされたかな。
もっとボレーに出たり、ドロップショットをしても良かった。
工夫が足らないところがあった。
いい試合が3試合できて、ちょっとずつ試合勘が良くなっている。
もちろん優勝できれば最高だったが、ポジティブに考えたい。
まだ凡ミスがいつも以上に多くて、サーブも試合によって崩れてしまう。
そこを減らしていけば良くなっていく。
意外と体は大丈夫。
手首にはまだ不安はあるが体は問題ない。
とのことでした。
そうですね、今日の錦織は確かにドロップショットが1本もなく、あまりショットに工夫が見えませでしたね。
ズべレフのような選手には、色々なショットでもっと翻弄しても良かったかもしれないですね。
せっかくたくさんの武器を持っている錦織なのですから、相手に合わせて武器を変えるのはお手のものなのに、今日はそういう意味でもあまり余裕がなかったのかも知れませんね。
でも試合勘が良くなってきたというのは朗報ですね。
また、手首も完全ではないにせよ、問題ないのなら安心です。
いずれにしても、もう全仏はすぐそこです。
いざ、全仏オープンへ!
今回のジュネーブオープンは、来週から開幕する全仏オープン前に、試合勘を取り戻す名目で急遽入れた試合でしたが、結果として3試合をこなして本番に臨むということになりました。
今日敗けてしまったことはもちろん残念でしたが、昨日のアンダーソンとの死闘を制したことは非常に大きかったと思いますし、今日のズべレフとの試合も、敗けはしましたが、有意義な試合だったと思います。
全仏オープンは、5セットマッチの3ゲーム先取という長丁場ですし、クレーシーズンの集大成の試合になりますから、本番までの数日で体力、気力ともにできるだけ充実させて、いざローランギャロスに乗り込んでいって欲しいと思います。
来週からもまた忙しくなりそうです。
みんなで応援しましょう!
頑張れ錦織圭!
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