クレー(赤土)コート⇒グラス(芝)コートへ!
6月19日(月)より開幕するゲリーウェバーオープン2017。
舞台は赤土のクレーコートから、緑の芝がまぶしいグラスコートに移ります。
錦織が出場するグラスコートの試合は、今回のゲリーウェバーオープンと、来月7月3日から開幕するウィンブルドン選手権だけとなりますので、錦織にとってはグラスコートシーズンは他シーズンよりも短いシーズンになります。
今回行われるゲリーウェバーオープンは、まさにウィンブルドンの前哨戦という位置付けの大会で、本番のウィンブルドンへの調整の場として出場する選手が多いようです。
錦織との相性が悪い大会?
錦織は、基本的にどんなサーフェスでもアジャストできる器用なタイプの選手だと思うのですが、それでもグラスコートシーズンは短く、またシーズンの半ばでの大会ということで、かなり疲労が溜まった状態で臨む大会だからなのか、今大会とウィンブルドンはここ数年は特に錦織との相性が良くないんですよね。
昨年も一昨年も、このゲリーウェバーでの試合中にケガをし、ウィンブルドンまで引きずり、ウィンブルドンでも棄権をしたり、早期敗退を余儀なくされたということがありました。
2年連続でのケガや棄権となると、やはり相性が良くないからなのかなどと思ってしまいますが、疲労が溜まってくる時期ではあるものの、なぜかここ数年は残念ながら、そのような結果になっているんですよね。
確かに球足の遅いクレーコートから、球足が早く滑りやすいグラスコートへの対応が、うまくスムーズにできないことで、結果的に起こってしまうケガということも十分考えられるのですが、毎年この大会でケガをして、本番のウィンブルドンにも悪影響を及ぼしているというのは決してよくない傾向ですから、何とかして欲しいというのが正直なところです。
ちなみに一昨年はベスト4まで勝ち上がるも、左脚ふくらはぎの痛みで、無念の途中棄権となり、昨年は左脇腹の痛みで2回戦を棄権しています。
基本的にATPツアーは、非常にタフなスケジュールが組まれていますから、シーズン半ばのこの時期は、蓄積疲労や、ケガなどが起こりやすい時期ではあります。
でも逆にケガさえしなければ、優勝できるチャンスは十分にあるわけです。
錦織は今のところ、タフなスケジュールによる蓄積疲労は若干あるかも知れませんが、
ケガなどはしていないと思いますので、まだ大会まで時間もありますし、芝コートに慣れつつも、調整しながら万全の状態で試合に臨んで欲しいと思います。
大会概要
・正式名:ゲリー・ウェバー・オープン
・日程:2017年6月19日(月)~6月25日(日)
・開催地:ドイツ・ハレ
・会場:ゲリー・ウェバー・スタディオン
・サーフェス:グラスコート
・ドロー数:32
・日本との時差:-7時間
・大会グレード:500(優勝者は500ポイントもらえます)
・昨年の優勝者:フロリアン・マイヤー(ドイツ)
・錦織の2016年の結果:2回戦
試合日程
6/19(月)、6/20(火):1回戦
6/21(水)、6/22(木):2回戦
6/23(金):準々決勝
6/24(土):準決勝
6/25(日):決勝
出場予定選手
1 ロジャー・フェデラー
2 ドミニク・ティエム
3 錦織圭
4 ガエル・モンフィス
5 リュカ・プイユ
6 アレクサンダー・ズベレフ
7 アルベルト・ラモス・ビノラス
8 ロベルト・バウティスタ・アグト
9 パブロ・カレーニョ・ブスタ
10 イボ・カルロビッチ
11 リシャール・ガスケ
12 ダビド・フェレール
13 ジル・シモン
14 ミシャ・ズベレフ
15 パオロ・ロレンツィ
16 フェルナンド・ベルダスコ
17 フィリップ・コールシュライバー
18 バーナード・トミック
19 ロビン・ハーセ
20 フロリアン・メイヤー
21 ジョアン・ソウザ
22 ジャン・レナード・ストルフ
23 カレン・カチャノフ
24 ダスティン・ブラウン
25 アンドレイ・ロブレド
※ATP500の大会と言えども、ビッグネームがズラリと参戦します。
この大会はフェデラーが長期に渡って優勝してきた大会ですので、今年の優勝候補筆頭はやはりフェデラーですが、錦織もケガなどがなければある程度まで勝ち上がって行けると思いますし、もちろん優勝できるチャンスはあると思いますので、頑張って欲しいですね。
ドロー・トーナメント表
※nikkansportsより出典
※錦織圭は2回戦の試合途中で棄権敗退となりました。
テレビ放送予定
今回のテレビ放送を予定しているのは、スカパーのGAORAが1回戦より生中継とのこと。
●スカパーGAORAでも生中継!
●BS朝日がテレビ放送を予定しているようですが、生中継か録画かというのはまだ未定のようですね。
試合時間にもよりますので、直前にならないとわからないようです。
●ネット中継では、スポナビライブでも生中継の予定!
(1回戦、2回戦は無料ライブ配信)
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