また芝で勝てず!3回戦敗退!
先程行われたウィンブルドンの3回戦。
今大会第9シードで世界ランク9位の錦織圭は、世界ランク19位のバウティスタ・アグート(スペイン)に、4-6、6-7(7-4)、6-3、3-6で敗れ、3回戦敗退となりました!
残念!
いや~、敗けました!
バウティスタ・アグートには過去4戦全勝だった錦織でしたが、まさかこの3回戦でバウティスタに脚元を救われてしまうとは正直思わなかったです。
今回バウティスタとは、芝コートでは初対戦、グランドスラムでも初対戦だったのですが、それでも簡単に勝てる相手と思ってたわけではないにせよ、錦織は調子も良かったですし、ケガなどもしていなかったので、今日も勝てると思っていました。
この3回戦を乗り切れば、2日間の休みを挟んで2週目に突入し、キャリアハイとなるベスト8を目指すはずだったのに・・・。
本当に残念でなりません。
格下バウティスタに完敗!
しかし今日のバウティスタのディフェンス力は半端なかったですよね。
ミスも少なく、粘り強く要所をしっかり決めてきたバウティスタ・アグートに、今日は完敗でした。
久しぶりにケガなくウィンブルドンの試合を楽しんでいた錦織でしたが、やはり芝には縁がないのでしょうか。
ケガで途中棄権するよりはある意味良かったのかも知れませんが、格下に敗けたことを考えると、錦織としてはショックもより大きいのかなと。
今年はなぜか格下に敗けることが多いですよね。
錦織の敗因は?
錦織の敗因はどんなところだったのでしょうか。
やはりミスの多さに尽きるのかなと。
第2セットのタイブレークを取っていれば、展開は変わったかも知れませんし、または、第4セットの第1ゲームでせっかく先にブレーク出来たのに、簡単にブレックバックされてしまったのも大きかったですね。
そして2度目にブレークされたのを、自身の2本のダブルフォルトが起因になって落としたのも非常に痛かったです。
要はそういった錦織の要所のミスが今回の敗因になったと思います。
勝ちたい思い、早く試合を終わらせたい思いなどが焦りを呼んだのかも知れません。
でも勝てた相手に敗けたことが何よりもフラストレーションが溜まることなんだと思います。
まだウィンブルドン開幕から5日目ですよ。
こんなに早く敗けてしまったのは、正直悔しいですし、やるせない思いもありますが、敗けてしまったからには切り替えるしかありません。
グランドスラムは全米オープンに切り替えていくしかないでしょう。
試合の振り返り
現地時間で13時、今日のウィンブルドンは晴れ、気温は23度。
今日の錦織の3回戦は、NO.3コートの第1試合ということで、日本時間19時30分に白いウェアと白いキャップで錦織が入場してきました。
コイントスに錦織が勝って、いつものようにレシーブを選択したため、バウティスタのサーブで試合がスタート。
まずは第1セット。
第1ゲームは、バウティスタのサービスポイントなどで難なくキープ!
第2ゲームは錦織がラブゲームでキープ!
第3ゲームは、ラリーを錦織がうまくリターンし、ブレークポイントを握るも40-40からの結局キープ。
第4ゲームは錦織がサービスポイントなどで難なくキープ。
第5ゲームは、バウティスタのサービスポイントなどで難なくキープ。
第6ゲームは錦織のセカンドサービスをうまくリターンし、バウティスタが30-40とブレークポイントを握るも、すかさず錦織が40-40に戻し、結局キープ。
第7ゲームはバウティスタのサービスポイントや、ウィナーが決まり、キープ。
ここでNEWボールに変わります。
第8ゲームは錦織のサービスポイントなどで難なくキープ。
第9ゲームはバウティスタのサーブをうまくリターンし、なんとか40-40まで粘りブレークポイントを握るも、結局キープ。
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第10ゲームは錦織のミスで40-40にされ、更にミスでバウティスタにセットポイントからのブレークを許し、第1セットをバウティスタに取られてしまいます。
ここまでの試合時間は44分でした。
錦織はウェアを着替えます。
続いて2セット。
第2セットもバウティスタのサービスからスタート。
第1ゲームは、バウティスタのミスで40-30にしブレークポイントを握るも、結局キープ。
第2ゲームは錦織のサービスポイントなどで難なくキープ。
第3ゲームはバウティスタのサービスポイントなどで難なくキープ。
第4ゲームは、錦織のミスやダブルフォルトなどで40-40になるもキープ。
第5ゲームは、バウティスタのミスショットなどで、40-15と2本のブレークポイントを握るも40-40まで戻され、結局キープ。
第6ゲームは錦織のダブルフォルトやラリーを取り切れず30-40でブレークポイントを握られるも40-40まで戻し、結局キープ。
第7ゲームは、バウティスタのミスショットで40-40まで追いつき、ブレークポイントを握るも、結局キープ。
第8ゲームは錦織のサービスポイントなどで難なくキープ。
第9ゲームはバウティスタのラブゲームキープ!
第10ゲームは錦織がラブゲームキープ!
第11ゲームは、バウティスタがラリーを制し、難なくキープ。
第12ゲームは錦織がサービスポイントやウィナーなどで難なくキープ。
タイブレークへ
・バウティスタのサービスポイントで、0-1
・錦織のサービスポイントで、1-1
・錦織のサービスポイントで、2-1
・バウティスタがラリーを制し、2-2
・錦織がネットでのポイントを取れず、2-3
・バウティスタのショットがアウトになり、3-3
・バウティスタにパッシングショットを決められミニブレークで、3-4
・バウティスタのショットをチャレンジし、3-5
・バウティスタのサービスポイントで、3-6でセットポイント3本
・バウティスタがラリーを制し、3-7でタイブレークを制し、バウティスタが6-7(3-7)で第2セットも取りました。
ここまでの試合時間は1時間47分でした。
2セットダウンの錦織!
続いて第3セット。
この第3セットは錦織のサービスからスタート。
第1ゲームで錦織のミスショットや、バウティスタのリターンが決まり、30-40でブレークポイントを許すも40-40に戻し、なんとかキープ。
2時間が経ち、錦織は疲労の色が伺えます。
第2ゲームは錦織がリターンエースを決めるも、バウティスタがキープ。
ここでNEWボールになります。
第3ゲームは、錦織のミスショットで0-30から40-40まで戻し、2本のウィナーでキープ。
第4ゲームは、バウティスタのミスショットがあったもののキープ。
第5ゲームは錦織のサービスポイントなどで、キープ。
第6ゲームはバウティスタのミスショットなどで40-40まで追い上げるも、結局キープ。
第7ゲームはバウティスタのミスショットなどで40-40まで追いつき、錦織のウィナーでバウティスタが芝に滑り、ブレークポイントを握り、今日10回目のブレークポイントをようやく制し、錦織が初めてのブレークに成功!
第8ゲームは錦織のserving for the 3rd set.
簡単に30-0にするも、そこからミスが続き30-40でブレークポイントを握られピンチに。
そこから40-40まで戻してなんとかキープに成功し、第3セットを6-3で錦織が取ります。
ここまでの試合時間は2時間41分でした。
ここで錦織はトイレットブレークを取ります。
続いて第4セット。
このセットはバウティスタのサービスでスタート。
第1ゲームは、バウティスタのミスショットやダブルフォルト、そして錦織のウィナーで40-15で2本のブレークポイントを握り、フォアのウィナーで一気にブレークに成功!
錦織が息を吹き返します。
第2ゲームは、錦織のミスがあるも、ネットを取り、バウティスタが転倒し、錦織がキープ。
第3ゲームはバウティスタのバックハンドのウィナーが決まり、キープ。
第4ゲームは錦織のミスショットやダブルフォルトで30-40とブレークポイントを握られるも、バウティスタにブレークバックを許します。
第5ゲームははバウティスタがサービスポイントなどで難なくキープ。
第6ゲームは錦織のミスで40-30になるも、ここでタイムバイオレーションを取られ錦織が主審に抗議するも覆らず。
リズムを崩し40-40スタのウィナーでブレークポイントを握られます。
ここで錦織がラケットを投げつけます。
それでもなんとかキープに成功。
第7ゲームはバウティスタのラブゲームキープ!
第8ゲームは錦織が2本連続でダブルフォルトで30-40のブレークポイントを握られるも、冷静にサーブくを決め40-40に戻すも、またもブレークポイントを握られブレークを許します。
第9ゲームはバウティスタのserving for the match.
ラブゲームでキープし4-6でこの第4セットをバウティスタが制し、セットカウント1-3でバウティスタが4回戦進出を決めました。
トータル試合時間は3時間20分でした。
お疲れ様でした。
ファーストサーブはどうだった?
錦織自身も課題として挙げているファーストサーブですが、
今回の調子はどうだったのでしょうか?
スタッツを見ると、4セット平均で60%ということで、まぁ初戦や2回戦よりは良くなかったですね。
ただ、1stサーブのポイント獲得率が70%、2ndも今日は52%ということで、それ程悪くはなかったと思います。
ただ、今日もダブルフォルトが7本ということで、2回戦同様に多く、またそれが要所で出てしまったのですから、かなりのダメージがありました。
そして今日は何と言ってもブレークが中々出来なかったので、かなりフラストレーションが溜まった試合でした。
18本のブレークポイントのうち、ブレークできたのはたったの2本で18%という確率は、本当に少なかったですよね。
それから今日もミスがすごく多かったと思います。
錦織のアンフォーストエラーは48本に対し、バウティスタは29本でした。
2回戦もダブルフォルトやミスも多かったですが、なんとか勝つことができたものの、バウティスタはやはり守備力が高く、ミスも少なく要所でしっかりポイントを決めてきていましたから、そんなバウティスタ相手に2回戦と同じようなプレーでは、そりゃ敗けますよね。
本当に悔しいし残念です。
錦織の試合後のコメントとは
錦織の試合後のコメントが入ってきました。
「チャンスは多くあったが、相手が重要なポイントでいいプレーをした。
ブレークポイントがあった中で取り切れなかった。
それが一番ストレスのたまる戦いの原因になった。
攻めなければいけない場面で相手のボールが伸びてきた。」
今日は中々守備力の高いバウティスタを崩せず、ブレークも取れずでストレスは相当溜ったと思いますが、それでも勝ち切るのが錦織圭だったはずなのに、うまく打ち崩せず残念だったなと思います。
これで錦織の短いグラスコートシーズンは終わってしまいましたが、次は錦織の好きなハードコートシーズンに本格突入します。
次戦の試合予定は?
錦織の次戦となる試合予定は、7月31日からアメリカ・ワシントンDCで開幕するATP500シティオープンになります。
シティオープンは2年ぶりに出場する大会で、一昨年は優勝している相性の良い大会です。
今年はまだ1つもタイトルを取れていませんし、満足いく結果の試合がありませんので、まずは2年ぶりに優勝というタイトルを取って、自信を付けたいですよね。
頑張って欲しいと思います。
まだ次戦まで3週間の間が空きますから、それまでしっかり体を休めて次戦に備えて欲しいですね。
最後までお読み頂きありがとうございました。
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