錦織不在はブログ更新頻度に影響する?!
なんだかんだで今日は12月31日。
気づいたら、今日までブログ更新をサボってしまいました。
理由はやはり錦織圭の不在。
それ以外にもジョコビッチやマレー、ワウリンカなど、かつてトップ5を賑わせていた選手たちもいなくて、完全に私のブログ更新へのモチベーションは落ちてしまっていました。
はい、もちろん言い訳です。(^_^;)
でもまぁそういうことでここまでサボってしまいました。
それでももちろん錦織のその後の動向は気にしていましたし、手術を回避し、リハビリをしながら復活までの青写真を描いていることもわかっていました。
でも、実際本当に以前のように復活できるのか?
手首のケガは想像以上に厄介な部位ですし、例え復活してもまた痛みが再発して戦線離脱してしまうのではないかなど、とにかくずっと心配していました。
ところが2018年に向けて各試合にエントリーしたという朗報が!
これはイケるのか?!と期待感も高まったのですが、その後の錦織のインタビューで、それもまだ流動的ということが判明。
まぁ確かに本人的にも当然まだ不安はあるんでしょうし、それを完全に払拭することは難しいのかも知れませんが、それでも少なくとも痛みがない状態で試合に復帰したいですよね。
果たしてどうなるのか。
錦織圭の2017年を振り返り!
2017年の錦織圭を振り返ってみたいと思います。
2016年は、年間過去最多の58という勝利数だったということで、2017年はいつもより気持ち期待感が高まる幕開けでした。
1月のブリスベン国際。
シーズン最初の開幕戦ということで、ある意味ではお試し試合でもあるし、全豪オープンの前哨戦でもあるので、試合勘を取り戻すための試合でもあり、調子を高めていくにはちょうど良い試合です。
順調に決勝まで勝ち上がり、決勝の相手はディミトロフという過去一度も敗けたことがない相手ということで、幸先良く優勝して全豪へ弾みを付けたいところでした。
ところがどっこい、その一度も敗けたことがないディミトロフに、錦織は敗けてしまいました。
臀部の痛みが出てしまったのもありましたが、急にメンタルを崩したかに見える場面もあり、ディミトロフの調子もかなり良かったからか(その後ディミトロフはシーズン自己ベストとなる世界ランク3位にまで昇り詰める)敗けてしまったわけですね。
まぁこんなこともあるか。
まぁ開幕戦だし、幸い臀部の痛みもそれほど悪くないようでしたので、私は自分を落ち着かせ、全豪オープンへ気持ちを切り替えたわけです。
そして全豪オープン。
錦織曰く、全豪オープンは雰囲気もサーフェスも好きだと以前から言っていましたし、これは期待できそうだと思っていたのですが、結果フェデラーに敗れ、敢え無くベスト16で敗退となってしまいました。
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でもこの時、敗け方がちょっと腑に落ちなかったんですよね。
フェデラーは2016年中盤からすべて試合を欠場し、復帰戦で全豪に出場していました。
正直第1セット途中までは完全に錦織ペースでしたし、これは錦織が勝てるという流れでした。
それがどうしたことか、突如錦織は崩れてしまったんですよね。
恐らく勝ちを意識し過ぎてしまったのだと思います。
寝ていた獅子を呼び起こしたの如く、完全にフェデラーの強さを引き出してしまいました。
フルセットまで粘りはしたものの、撃沈。
これは本当に悔しかったですね。
逆にフェデラーはこの試合をきっかけに、ここから快進撃が始まったわけです。
ブリスベンといい、全豪といい、突如崩れるのはいったい何なのか?
そんな疑問が払拭されないまま、2月は初の試みとなるクレーでの2試合を南米でこなすべく気持ちを切り替えていった錦織でした。
しかしこの悪夢はまだまだ序章だったのです。
2月のアルゼンチンオープン。
ここはブリスベンと同じく決勝までは割と順調に勝ち進みましたし、クレーでの勝率が一番良い錦織でしたから、気持ちにも弾みを付ける意味でもここで優勝しておきたいところでした。
しかも相手は、ディミトロフと同様に、今まで敗けたことがない世界66位のドルゴポロフでしたので、絶対勝てると確信していたのです。
それがどうしたことか、蓋を開けてみればストレート敗け。
もうこの時は放心状態でしたね。
観ていてかなりイライラしていたと思います。
なぜなのか?なぜ格下に敗けてしまうのか?などと答えの出ない問題をいつまでもグルグル考えていましたね。
これで昨年から数えて、決勝で6連敗となってしまったわけです。
錦織自身も相当ショックだったと思います。
ここぞという時の勝負時に敗けてしまうことが増え、各メディアからも勝負弱さを指摘され始めてしまっていたと思います。
そしてリオオープン。
残念ながら気持ちを引きずってしまっていたのか、ストレートで初戦敗退という屈辱でした。
相手は世界76位のベルッチで、やはり過去一度も敗けたことがない相手でした。
この時はかなり精神的に落ちてたと思います。
とはいえ、ツアーはまだまだ続きます。
トップ選手だって格下に敗けることもありますし、初戦敗退は時々あります。
だから良くない時にはそれを一旦受け入れ、課題を見直し、修正しながら気持ちを切り替えて次に行くしかないんですよね。
そんなことを考えていました。
3月はシーズン初のマスターズ戦・BNPパリバオープン。
悪夢のような2月の南米クレー2戦から、少し調子を取り戻したものの、準々決勝でソックに敗れベスト8敗退でした。
続いて同じくマスターズ・マイアミオープン。
この試合もパリバオープンに続き、フォニーニに敗れベスト8敗退となってしまいました。
でもこの時手首を痛めていたようで、 この準々決勝は棄権こそしなかったですが、本調子で試合はできていなかったですね。
そしてその手首の痛みにより、4月に予定していたバルセロナオープンの欠場に繋がってしまい、約1か月半の休養を余儀なくされたわけです。
5月マスターズ・マドリードオープン。
なんとか手首の痛みから復帰したものの、準々決勝前に棄権敗退をしてしまいました。
でもそこまで酷くなる前に棄権したということで、翌週のローマでの試合には出られるとのことで一安心したところでした。
マスターズ・BNLイタリア国際。
前週に棄権したとは思えないくらい手首の不安を感じさせないプレーで勝ち上がってきたものの、3回戦のデルポトロ戦で残念ながら力尽き、ストレートでの敗退となってしまいました。
ただ錦織としては、この試合での敗戦に納得がいかなかったのと、全仏前にもう少し試合数をこなしたい思いがあり、翌週に急遽試合を入れることにしました。
急遽試合を入れるのはいいですが、本当に手首の状態は大丈夫なのか?という不安はあったものの、試合を観ていても特に手首を気にするそぶりもなかったので、良かったなと思っていました。
ジュネーブオープン。
初のスイス・ジュネーブでの試合でしたが、特に問題なく試合が出来ていましたが、準決勝で初対戦だったズべレフ兄にフルセットの末敗れてしまい、決勝進出とはなりませんでした。
ただここで試合数は多少稼げたようで、これで晴れて全仏に堂々と乗り込んでいけたわけです。
全仏オープン。
手首の不安は全く見られず、順調に勝ち進んでいったので、初のベスト4以上も見据えていたのですが、準々決勝でマレーに敗れベスト8敗退となってしまいました。
でもこの試合で、光が見えてきたんですよね。
2月の南米クレーの2試合では、あまり良いイメージはなかったのですが、それでもやはりヨーロッパクレーには強い錦織です。
あと一歩、もう少しメンタル面で強い気持ちを持てれば、ベスト4以上にはいけるのではと改めて思えた内容の試合だったと思います。
6月ゲリーウェバーオープン。
グラスシーズンに突入し、ここ数年鬼門といわれている大会でしたが、案の定左腰から臀部を痛めてしまい、2回戦で棄権敗退となってしまいました。
7月ウィンブルドン。
ゲリーウェバーで痛めた臀部もそこまで悪くなかったようで、ウィンブルドンでは勝ち進んでいったのですが、ここでもまた過去敗けなしだった、世界19位のバウティスタアグートに敗けてしまいました。
これはとても悔しかったですね。
本人もショックだったと思います。
シティーオープン。
準決勝で初対戦だったズべレフ弟にストレートで完敗でしたね。
ズべレフ弟はさすがに強かったですね。
8月マスターズ・ロジャーズカップ。
ロジャーズカップでは初戦でいきなり強豪のモンフィスでしたが、いつも接戦を制しで敗けたことはなかったものの、今回は残念ながら初戦敗退となってしまいました。
この大会は、昨年決勝まで進出している相性の良い大会だったのですが、今回は自滅で敗けを引き寄せてしまったといってもいいような試合内容に、正直個人的にかなりムカついた試合だったんですよね。
でも敗けてしまったからには仕方がないということで、次のマスターズ・ウェスタンサザンオープンに向けて頑張ろうとした矢先に、また手首のケガをしてしまい、今季の残り全試合を全て欠場ということになってしまったんですよね。
2017年を総括!
今季の試合をざっくり振り返ってみました。
こう振り返ってみると、やはりケガに泣かされたことはもちろんですが、大事な勝負時に敗けてしまうというメンタル面の弱さが浮き彫りになってしまったシーズンでもあったなと正直思いました。
実際に今季は1勝もすることができませんでしたからね。
そういう意味でも、今後のプレーについて色々考えなきゃいけないシーズンになったのではないかと思います。
現に錦織はテレビのインタビューで、ある意味ではケガをして良かった部分もあると言っていました。
恐らく自分のプレーを見つめ直す時間を持てたんでしょうし、トレーニングの質や自分の体のことなどについても、今まで以上に深く考えられるようになったということなんでしょう。
そういった意味でも、ネガティブなことばかりではなかったのではないかと思いたい。
ですから以前の錦織圭よりも、もっとパワーアップしたNEW錦織圭として、輝かしく復帰してもらえたら嬉しいなと思います。
2018年に向けて始動!
2018年錦織圭のシーズンはどうなっていくのでしょうか。
エントリーしていたブリスベン国際に続いて、昨日はシドニーも欠場が発表されました。
全豪はどうなるのでしょうか。
もしも全豪にも出場できなければ、2月のニューヨークオープンが復帰戦ということになりますが、果たして・・・。
手首はテニス選手にとって一番大事な部位です。
もちろん決して無理はして欲しくはないです。
でももし仮に80%くらいは大丈夫だからと試合に復帰したら、また痛みが再発する可能性は十分に考えられます。
とはいえ、100%完治してからの復帰となると、いつになるのかわからないというのもあるのかも知れません。
その見極めですよね。
とにかくよくコーチやトレーナーと相談し、復帰時期を見極めて欲しいと思います。
我々ファンは、今はとにかく待つしかないのです。
まずは錦織圭が2018年無事に復帰してくれて、尚且つ最高のパフォーマンスを発揮してもらえるように全力で応援する、ただそれしかできないのですが、それでも錦織の復帰を心から待ちたいと思っています。
ということで今年も拙い当ブログにお越し頂きありがとうございました。
来年もどうぞよろしくお願い致します。
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