フルセットの逆転で辛勝!
先程行われた、RBCダラス・チャレンジャーの2回戦。
今大会第1シードで世界ランク27位の錦織圭が、世界ランク162位のマティアス・バヒンガー(ドイツ)に、4-6、6-4、6-4のフルセットの逆転で辛くも勝ちベスト8進出を果たしました!
おめでとうございます。
いや~、今日の錦織はヒヤヒヤでしたね~。
いつバヒンガーに敗けてもおかしくないくらい、ドキドキな場面はけっこうあったと思います。
本当に辛くも勝利したという言葉にピッタリな試合内容でした。(^_^;)
今日はサーブの調子が上がらず、またフォアのミスがすごく多くて、それがここまで足を引っ張ってしまった原因ですね。
途中、錦織自身もそれを感じているのか、ミスした後、脚を叩いたり、イライラの声を発したりして我慢の時が続いていました。
まだフォアは万全ではないのでしょうから、自分でもコントロールしきれないのかもしれませんが、今日のようなミスがあれだけたくさん出てくると、勝つのは毎回しんどくなります。
第2セットでようやくブレークし、勝ったあたりで少し良くなりましたが、第3セットの序盤はまたミスがあり、しばらくは小康状態が続いていましたが、後半ブレークを取ったあたりからようやくフォアでウィナーが取れるようになり、ストロークにもキレが出てきたように思います。
いつもの錦織の勝ちパターンに乗せてしまえば、錦織の本領が発揮されるんですよね。
フットワークも軽く、ガッツポーズも出たり、ウィナーも取れて晴れ晴れしいプレーが後半少し観れたので、それだけでも今日は良かったなと思いました。
後半のようなプレーがもっと出せれば、ストレートで勝てたりなどの時間短縮や省エネができるんですけどね。
一方の対戦相手だったバッヒンガーは今回初めて観たのですが、けっこう地味に良い選手だなと思いました。
世界ランキングも現在162位とのことですが、もっと上でも全然おかしくない選手だなという印象です。
まぁ要所でミスをしたりなどは、下位選手であればありがちでなんでしょうけど、それでもけっこうストロークも良かったですし、ビッグサーバーというよりはレシーバータイプの選手なのかなと。
とりあえずどんなカタチであれ、勝ったことに意味があるので、勝てて本当に良かったです。
途中膝のマッサージを受ける場面もありましたが、特にそれが影響を受けた場面もなく、大事に至らず良かった。
手首も、もう大丈夫そうですね。
この調子で準々決勝も頑張って欲しいと思います。
試合の振り返り
現地時間で午後7時過ぎ。
錦織の試合は、前の試合が少し長引いたことで予定より少し過ぎて、日本時間の午前10時9分に錦織圭が入場してきました。
ウォームアップ後、試合がスタート。
バヒンガーのサービスから試合がスタート。
まずは第1セット。
第1ゲームは、バヒンガーのファーストが入らず、そこを突け込みたかったですが、錦織のミスショットなどもありバッヒンガーがキープ。
第2ゲームは錦織のサービスポイントなどでラブゲームキープ!
第3ゲームも、バヒンガーのミスショットなどで40-30とブレークポイントを奪うも、フォアが大きく外れ40-40に一旦戻されるも、バヒンガーのダブルフォルトなどでブレークポイントが来てブレークに成功!
白いキャップを被り、気合いを入れる錦織。
第4ゲームでは、錦織がファーストが入らず、ミスショットもあり0-40と3本のブレークポイントを握られ、一気にブレークバックされます。
第5ゲームはバヒンガーのサービスポイントなどで難なくキープ。
第6ゲームは、錦織はフォアにかなり苦戦し40-40になるもなんとかキープ!
錦織は靴の紐を結びなおします。
第7ゲームは、バヒンガーのダブルフォルトやミスショットなどで40-30とブレークポイントが来るも40-40に戻され、キープ
ここでNEWボールになります。
第8ゲームは、錦織のサービスポイントなどでラブゲームキープ!
第9ゲームは、ラッキーなコードボールなどもあり30-0になるも、フォアのミスが響き、結局キープされます。
第10ゲームは、錦織のミスショットなどで15-40と2本のセットポイントを握られ、一気にブレークされてしまい、バヒンガーが第1セット先取します。
錦織はウェアを着替えます。
ここまでの試合時間は39分でした。
気持ちを切り替えたい第2セット。
バヒンガーのサービスからスタート。
第1ゲームはバヒンガーのサービスポイントなどでラブゲームキープ!
第2ゲームでは、錦織のミスショットやバッヒンガーのミスにも助けられキープ。
第3ゲームでは、バヒンガーのサービスポイントなどで難なくキープ。
第4ゲームは、錦織のサービスポイントやラリーを制し難なくキープ。
第5ゲームは錦織がリターンエースを決めるも、サービスポイントなどでバヒンガーに難なくキープされます。
第6ゲームは、錦織のフォアがうまく機能せず、0-30とフォアのミスが重なり、イライラしているのが伝わってきます。
そこからウィナーやドロップショットで30-30に戻し、キープに成功!
ここでまた靴紐を結びなおします。
第7ゲームは、バヒンガーのサービスポイントなどで難なくキープ。
第8ゲームは錦織のサービスポイントやウィナーを決めガッツポーズするも、ミスが重なり40-40に。
そこから何度かアドバンテージを握られるもキープ!
第9ゲームは、錦織のウィナーが決まり40-0と、3本のブレークポイントを握ります。
2本返されるも、最後はドロップショットで決めブレーク!
第10ゲームは、錦織のserving for the 2nd set.
錦織のサービスポイントなどでキープし、第2セットを錦織が取ります。
ここまでの試合時間は1時間17分でした。
ここで錦織がトレーナーを呼び、右膝のマッサージを少し受けていますが、特にメディカルタイムアウトは取らず、問題なさそうです。
勝負のファイナル(第3)セット。
またもやバヒンガーのサービスからスタート。
第1ゲームは、バヒンガーのサービスポイントや、錦織のフォアのミスで難なくキープされます。
第2ゲームは錦織のミスで0-30になるも、サービスポイントで30-30に戻し、ブレークポイントを握られるも、バヒンガーのミスで40-40に戻し、そこからなんとかキープ。
第3ゲームは、バヒンガーのミスが重なり、40-30とブレークポイントを握るも、40-40に戻されるも、結局キープされます。
第4ゲームは、錦織のフォアのミスなどで15-40と2本のブレークポイントを握られるも、落ち着いて40-40まで戻し、キープに成功!
第5ゲームは、バヒンガーのサービスポイントなどで難なくキープ!
第6ゲームは、錦織のミスで0-30とポイント先行されるもサービスポイントなどで30-30に戻し、そこから決めきれず40-40に。
なんとかサービスポイントなどで決めてキープ。
第7ゲームは、バヒンガーのミスが重なり、40-0と3本のブレークポイントを握り、そこから1本返されるも一気にブレークに成功!
第8ゲームはフォアのウィナーが決まり、ノッてきた錦織がラブゲームでキープ!
第9ゲームは、錦織がリターンエースやバックのウィナーを決めるも、サービスポイントなどでバヒンガーがキープ。
第10ゲームは、錦織のserving for the match.
錦織のサービスポイントなどでラブゲームキープし、セットカウント2-1で錦織が2回戦を制しました!
お疲れ様でした。
トータル試合時間は2時間2分でした。
ファーストサーブはどうだった?
錦織自身も課題として挙げているファーストサーブですが、
今回の調子はどうだったのでしょうか?
今日はファーストサーブは、51%とあまり入ってなかったですね。
特に序盤はフォアのミスが多く、ファーストサーブも入らず、ポイント獲得率もかなり悪かった印象でした。
そういったことも響き、第1セット落としてしまったわけですが、後半から少し持ち直せたのは良かったですよね。
けっこう錦織圭は喜怒哀楽をハッキリと表面に出す選手なのでわかりやすいですよね。
ですから良いウィナーが決められたりすると足取りも軽く、ガッツポーズや声も出るので、そういったことで自分を鼓舞し、更に自分を発奮させる良い材料になりますよね。
今日は後半でそういった場面が観られたので、良かったです。
次戦(準々決勝)の対戦相手は?
錦織の次戦(準々決勝)は、ラッキールーザーで世界ランク295位のドミニク・コプファー(ドイツ)23歳と対戦予定です。
試合日時は明日2月2日(金)午前10時以降に試合開始予定です。
準々決勝も順調に勝ち上がっていって欲しいですね。
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