フルセットの末、準決勝敗退!
先程行われた、ニューヨークオープンの準決勝。
今大会第5シードで世界ランク27位の錦織圭は、世界ランク1位のケビン・アンダーソン(南アフリカ)と対戦し、1-6、6-3、6-7(4-7)のフルセットの末、残念ながら準決勝敗退となってしまいました!
残念!!
う~む・・・チャンスはあっただけにこの敗戦は正直悔しいですね。
第1セットは錦織がアンダーソンの打つボールにタイミングが合わず、またミス連発で全くいいところなく、22分であっけなく終わってしまいましたが、 第2セットで調子を取り戻しセットを取ることが出来たので、これは今日も勝てる!と思ったんですけどね。
やはりアンダーソンは、伊達に第1シード、世界ランク11位じゃなかったです。
今までは手首の負傷から復帰して格下ばかりと対戦してきましたから、苦戦したとしても、そこから立て直したりすることは出来ました。
でもようやくここでランク的にも上の選手と戦うということで、どんな戦いになるのかと思っていたのですが、やはりアンダーソンは強かったですね。
サービスの威力だけでなく、サーブ&ボレーなど、積極的に前に出たり、フットワークもいいですし、ストロークなどのラリーにも対応できる選手ですので、あまり隙がないんですよね。
まぁタイブレークを落としてしまったのは不運もあるので、今回は悔しいですが、そこまで悲観しなくてもいいのではと思っています。
まずはツアー復帰戦でここまで勝ち上がり、戦えたということでまずは良かったのではないでしょうか。
今日も少し手や手首を自分でマッサージしたりする場面も観られましたので、まだ弱冠の痛みはあるのでしょうし、あとは右太ももについてもトレーナーを呼んでのマッサージを受ける場面がありましたが、そこまで大事に至る程ではないと思います。
ただやはり連戦だと疲労も蓄積してきますので、そういうところも含めて、今後フィジカル面の更なる強化も期待したいところですね。
試合の振り返り
現地時間で午後7時半過ぎ。
錦織は日本時間の午前9時35分頃に錦織圭が入場してきました。
コイントスにアンダーソンが勝ってサーブを選びました。
ウォームアップ後、試合がスタート。
アンダーソンのサービスから試合がスタートします。
まずは第1セット。
第1ゲームは、アンダーソンのサービスポイントなどで0-40となり、錦織も粘るもキープ!
第2ゲームは、錦織のダブルフォルトなどのミスで15-40と2本のブレークポイントを与えてしまい、そのまま一気にブレイクされてしまいます。
第3ゲームも、アンダーソンのサービスポイントなどでラブゲームキープ!
第4ゲームでは、錦織のミスやダブルフォルトなどで、またもや15-40と2本のブレイクポイントを与え、1本返すもまたもやブレイクされてしまいます。
第5ゲームは、アンダーソンのサービスポイントなどで難なくキープ!
第6ゲームは、錦織のサービスポイントやアンダーソンのミスなどでキープ。
第7ゲームは、アンダーソンのserving for the 1stset.
アンダーソンのサービスポイントなどで難なくキープし、第1セットをアンダーソンが先取します。
ここまでの試合時間は22分でした。
錦織はバスルームブレイクを取ります。
第2セット。
錦織のサービスからゲームがスタート。
NEWボールになります。
第1ゲームは、錦織のミスショットなどで、またもや15-40と2本のブレイクポイントを与えるも、40-40まで戻しなんとかキープ
第2ゲームでは、アンダーソンのミスショットなどで、40-15と今度は錦織に2本のブレイクポイントが来るも、40-40に戻され、錦織が粘るも結局キープ。
第3ゲームでは、錦織のサービスポイントなどで難なくキープ。
ここでアンダーソンが緊急のバスルームブレイクを取ります。
第4ゲームは、アンダーソンのミスショットなどで、40-15と2本のブレイクポイントが来て、そのまま錦織がブレイクに成功!
第5ゲームは、錦織が技ありのバックのボレーや、アンダーソンのミスなどでキープ。
第6ゲームは、アンダーソンのミスショットなどがあるもキープ。
第7ゲームは、錦織のミスショットがあるも、エースを決めてキープ。
第8ゲームは、アンダーソンのサービスポイントなどでキープ。
第9ゲームは、錦織のserving for the 2ndset.
錦織のミスショットなどで40-40に戻され、アドバンテージを取られるも錦織が粘りってキープし、第2セットは錦織が取りました。
ここまでの試合時間は1時間12分でした。
ここで錦織がウェアを着替えます。
少し手を自分でマッサージしています。
勝負のファイナル(第3)セット。
アンダーソンのサービスからスタート。
第1ゲームは、アンダーソンのサービスポイントなどでラブゲームキープ!
第2ゲームは、錦織のサービスポイントなどで難なくキープ。
第3ゲームは、アンダーソンのサービスポイントなどでラブゲームキープ!
第4ゲームは、錦織のサービスポイントなどで難なくキープ。
第5ゲームは、アンダーソンのサービスポイントなどで難なくキープ。
ゲーム間のブレイク中に、また少し錦織が手首を気にするそぶりをしています。
第6ゲームは、錦織のサービスポイントやバックのクロスウィナーが決まり、ラブゲームキープ!
第7ゲームは、アンダーソンのミスで40-40まで追いつき、錦織がアドバンテージを握るも結局キープ。
第8ゲームは、錦織のサービスポイントなどでラブゲームキープ!
第9ゲームは、アンダーソンのサービスポイントなどでラブゲームキープ!
第10ゲームは、 錦織のサービスポイントなどでラブゲームキープ!
ここでNEWボールになります。
第11ゲームは、アンダーソンのサービスポイントなどでラブゲームキープ!
ゲーム間ブレークで、錦織が立ち上って少しの脚の状態を確認し、違和感があったからかトレーナーを呼び、右太もものマッサージを受けています。
テーピングを巻き試合再開します。
第12ゲームは、錦織のサービスポイントなどでラブゲームキープ!
ここからタイブレークに入ります。
・アンダーソンのサービスポイントで、0-1
・錦織のロングラリーを制し、1-1
・錦織のボレーが決まり、2-1
・錦織がバックのウィナーが決まりミニブレーク、3-1
・錦織のミスショットで、3-2
・錦織のミスでミニブレークバックされ、3-3
・錦織のサービスポイントで、4-3
・アンダーソンのエースが決まり、4-4
・アンダーソンのサービスポイントで、4-5
・錦織のミスショットでミニブレークされ、4-6
アンダーソンのマッチポイント
・錦織のショットネットにかかり、4-7
アンダーソンがタイブレークを制し、セットカウント1-2でケビン・アンダーソンが決勝進出を決めました。
トータル試合時間は2時間11分でした。
お疲れ様でした。
ファーストサーブはどうだった?
錦織自身も課題として挙げているファーストサーブですが、
今回の調子はどうだったのでしょうか?
今日のファーストサーブの確率はトータルで、60%と、まずまずでした。
数字的にも、第1セットは71%、第2セットは59%、第3セットは55%ということで、セットを重ねる毎に悪くなっていきましたが、ポイント獲得率は、セットを重ねる毎に良くなっていきました。
特に第3セットは、ファーストもセカンドも80%のポイント獲得率でしたから、この数字でブレイクが取れなかったというのは、アンダーソンも良かったからなんですね。
やはりアンダーソンのサービスに苦しめられ、中々ブレイクチャンスを奪うことが出来なかったというのが敗因でしょうか。
強いて言えば、第3セットの第7ゲームでブレイクチャンスがあったので、出来ればここでブレイクしたかったですね。
アンダーソンは、今日トータルで23本のエースがありましたが、錦織も第2セットから5本のエースを打つことが出来ていました。
ダブルフォルトも3本ありましたが、それでも今回はタイブレークを落としての敗戦ですから、もうしょうがないです。
次に切り替えていくしかないですね。
次戦の試合予定は?
錦織の次戦は、2月26日(月)からアカプルコで開幕するメキシコオープンになります。
1週間時間が空きますから、気持ちを切り替えて、また頑張って欲しいと思います。
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