全仏オープン2018開幕!
いよいよ5月27日からグランドスラム・全仏オープンテニス2018が開幕します。
年に4回あるグランドスラムですが、そのどの大会も、やはり開幕が近づいてくるとワクワクしてきますし、今年はどんなドラマが待っているんだろうという、言わば心踊る気分にもなります。
殊更我らが錦織圭の勝率が一番高いサーフェスがこのレッドクレーでもありますし、ジュニア時代にまで遡ると、この全仏は、日本人男子史上初のジュニアダブルス優勝の快挙も成し遂げたことのある思い出の地、パリ・ローランギャロスなのです。
そして、マイケル・チャンコーチもかつて、このローランギャロスで史上最年少優勝しているということもあり、なんとなくですが、この地に深い縁があるのではないだろうかという気持ちにもなるわけです。
世界ランキング24位⇒21位
本日発表の最新世界ランキングで、錦織は3つランクを上げて21位になりました。
昨年の全仏ではベスト8でしたので、出来れば今年は最低でもそれ以上を期待しているのですが、果たしてどうなるでしょうか。
まぁ、まずはドローがどの山になるのかにかかってきますよね。
例えばランキングが下位選手との対戦でも、5セットマッチのグランドスラムですから、何が起こるかわかりませんし、実際に試合をしてみると、思わぬところで足元をすくわれることがあるかも知れません。
また、勝ち上がれば上がったで、やはりトップ選手は一筋縄ではいかないですし、倒すのは相当のエネルギーを使いますから大変ですよね。
要は楽に勝てる試合なんてないと思います。
それでも接戦になるような試合を一つ一つ勝ち上がっていくことで、勝つリズムも作れるでしょうし、勢いにも乗れるはず。
何より一つ勝ち上がるごとに、自分に対して大きな自信になっていくのではないでしょうか。
全仏終了後には、ランキングが更に上がっていることを期待したいと思います。
完全復活までもう少し?
昨年右手首のケガをしてから懸命なリハビリに励み、今シーズンからチャレンジャーで復帰したわけですが、復帰2試合目のチャレンジャーで優勝し、翌試合のNYオープンでもベスト8、その後は体調不良などがありましたが、クレーシーズンに突入してからは、やはりクレーのサーフェスが合っているのか、モンテカルロで準優勝、先日のローマでもベスト8という成績も残しました。
モンテカルロやローマでの試合内容を観る限り、もうかなり復活してきていると思うのですがどうなのでしょうか。
でも依然としてマスコミや一部の解説者は、ほぼ完全復活とか、完全復活までもう少しなどという表現の記事やコメントが多いように見受けられますが、その方々はいったいどこの時期と比べているのでしょうか?
少なくとも個人的にはケガする前の2017年シーズン前半の状態に比べたら、今の方が断然良い状態のように見えます。
いえ、もっと言えば2015年や2016年シーズンよりも良いのではないかとさえ思っているのですが、どうなのでしょうか。
もちろん私自身はあくまで一介の素人ファンですので、そこまで偉そうなことは一切言えないのですが、個人的には2014年シーズンが一番良かったと思っているので、そのピークとも言える全米オープン時を完全状態とするならば、確かにほぼとか、もう少しという表現を使うのはある意味納得ではあります。
でも、少なくともケガする前の数年と比べるのであれば、もう完全にそのレベルには達しているように思いますし、むしろその状態よりも今の方が良いとさえ思っているのは私だけなのでしょうか。
アンケート
ここで緊急アンケートです。
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以下のアンケートの中でご自身の意見と合うものにチェックをして下さい。
また、そう思う理由や、何かご意見、錦織選手への応援メッセージなどがあればコメントを残して頂けると、今後のブログ運営の参考にもなりますので是非ご協力をお願い致します。
キャリアハイを超えられるか
錦織圭はこの全仏で、キャリアハイとなる成績を超えることはできるのでしょうか?
ただ、もちろん右手首の状態が完治しているわけではないということを考えるならば、今の状態がいくら良くても、確かにリスクとは常に背中合わせですし、またいつ痛みが再発するかもわからないという危険性をはらんでいるのは事実ではあります。
まぁプロテニスの、特にトップ選手であればある程、これだけのハードスケジュールのツアーが毎年組まれているわけですから、大なり小なりの痛みをどこかしらに抱えてプレーしているわけですよね。
現に一昨年には、フェデラーやナダルが半年欠場しましたし、昨年は、錦織を始めジョコビッチ、マレー、ワウリンカなど、多くのトップレベルの選手が相次いで欠場しましたので、言わずもがなですが。
もちろん全仏でキャリアハイの成績を残すためには、ドロー運など、いくつかの要素が必要になってくるとは思います。
そして実力的にも、今かなりピーク時に戻ってきているのではないでしょうか。
それでもやはり復帰後初のグランドスラム(5セットマッチ)ということもありますし、本人は不安な部分がもしかしたらあるのかも知れません。
全仏で優勝できる可能性は?
錦織が全仏で優勝できる可能性はあるのでしょうか?
モンテカルロやローマでは大接戦を制して勝ち上がれたという自信も少なからず付いたと思うので、やはり出場するからには当然頂点を狙いにいく心積もりでいると思います。
それには間違いなく超えなければならないハードルもあるでしょう。
フィジカル面はもちろんですが、やはり詰まるところ、メンタル面の壁なのかなと思います。
錦織のコーチであるマイケル・チャンがメンタルトレーニングの中で、
プレー中はどんな時でも絶対に自分が勝つ!
自分が世界ナンバーワンなんだ!
と自分にこれでもかという程言い聞かせることをしていると言っていたことがあります。
そういう強い意識をどこまで持ち続けられることが出来るか、 どこまで強く思い込めるかということなのでしょう。
先日のローマで、ディミトロフに大接戦で勝った時も、
「相手が誰であろうと勝てそうな気は徐々にしている」
という発言が飛び出ましたよね。
2014年の全米オープンの時にも、
「勝てない相手はもういない」
という強きな発言が飛び出ました。
そしてその後行われた準決勝で、ジョコビッチを破って初のグランドスラム決勝の大舞台に立ったわけです。
やはりこういう発言の裏には、相当の自信がなければ口から出てこないと思うんですよね。
ましてや錦織は海外暮らしが長い割に、日本人特有の控えめで謙虚な性格なので、それ相応の確信が自分の中でないと、公の場であんな強気なこと言えないし、言わないと思うんです。
でも逆に言えば、そういう発言がつい口をついて出てしまう位、自分の中で確固たる自信が湧き出ているなら、それはまさにその時なのではないでしょうか!
ですからこれから行われる全仏でどんどん勝ち続け、試合後の記者会見などで、もしもそういった発言が飛び出たら、2014年の全米オープンの時のように、もしかしたらこの全仏でも素晴らしいドラマが観れるかも知れません。
あとは手首のケアやフィジカル面をしっかりしつつ、メンタル面も静かに整え、全仏でキャリア最高のパフォーマンスが出せるよう、精一杯頑張って欲しいなと思います。
頑張れ、錦織圭!
大会概要
・正式名:ローラン・ギャロス
・日程:2018年5月27日(日)~6月10日(日)
・開催地:フランス・パリ
・会場:スタッド・ローラン・ギャロス
・サーフェス:クレーコート
・ドロー数:128
・日本との時差:-7時間
・大会グレード:2000(優勝者は2000ポイントもらえます)
・昨年の優勝者:ノバク・ジョコビッチ
・錦織の2017年の結果:ベスト8
試合予定日
5/27(日)、5/28(月)、5/29(火):1回戦
5/30(水)、5/31(木):2回戦
6/1(金)、6/2(土):3回戦
6/3(日)、6/4(月):4回戦
6/5(火)、6/6(水):準々決勝
6/7(木):
6/8(金):準決勝
6/9(土):
6/10(日):決勝
ドロー・トーナメント表
ドロー表は、こちらをご覧下さい。
※nikkansportsより出典
テレビ放送予定
さて、全仏オープンのテレビ放送やネット配信ですが、WOWOWまたはオンデマンドで生中継があります。
・テレビ東京は生中継か録画かは現時点ではまだ未定です。
錦織の試合を観るなら、WOWOWがおススメです。
是非皆で応援しましょう!
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