【速報】錦織圭 全仏オープン2018 貫禄のストレート勝利で初戦突破!2回戦の相手は?

全仏オープン
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ストレートで初戦突破!

先程行われた、全仏オープンの1回戦。

今大会第19シードで世界ランク21位の錦織圭が、世界ランク304位のマキシム・ジャンビエ(フランス)を、7-6(7-0)、6-4、6-3のストレートで初戦を突破し、2回戦進出を決めました!

おめでとうございます。

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ヨッシャー!!

いやぁ今日の試合は、なんとも表現が難しい試合でした。(^_^;)

というのも、相手は世界ランク304位の選手で、今回の全仏本戦が初出場の21歳の若手で193cmの長身というくらいの事前情報から、まさかここまで苦戦を強いられるとは思わなかったからです。

結果的に3-0のストレートで勝てはしましたが、数字以上に苦戦した試合だったと思いました。

ジャンビエは本当に世界304位?

とにかくジャンビエはマジで強かったです!

高速ラリーに、強烈リターン。

ここはクレーコートではなくハードコートか?というくらいの早いタイミングの強打の連続に、錦織も思わずタジタジになってしまうといったシーンが、序盤はけっこう見受けられました。

ジャンビエは今回ワイルドカードで初めて全仏オープンの本戦舞台に出場したということで、304位とはいえ期待されている若手の一人ということでしたが、それでもまさかここまでとは!

本当に御見それ致しました!

試合を振り返ってみて、なぜここまで苦戦したのかを考えてみても、錦織が早い展開に持ち込みたいのに、それをさせてくれない程の早くて強いショット。

要は中々主導権を握れないんですよね。

ですから錦織としても、気持ちよくプレーをさせて貰えない故に、第1セットはフラストレーションが溜まる試合だったのではと思います。

とにかく粗削りながらもショットの威力が凄くて、強打に次ぐ強打、強打&強打でこれでもかという程打ち込んでくる。

本当にこの選手は世界304位なのか?

そう疑いたくなる程の早くて強いショットを持っている選手なんですよね。

でも残念ながら、苦戦はしてもやはり錦織の技術の方が1枚も2枚も上手なわけで、冷静に要所を抑えてポイントを取り切り、結果として10コのブレークポイントをジャンビエに与えるも、1度もブレークされなかったところは、錦織は本当に素晴らしかったなと思いますし、良く集中出来ていたと思います。

ジャンビエのポテンシャルは確かに凄いですし、終盤になっても集中力が切れないところも最後まで錦織が苦戦していた要因ではありましたが、アンフォーストエラーが多く、錦織とは逆で、要所でのミスが多すぎたんですよね。

まぁそのミスも錦織が仕掛けていたからというのもありますが、そういったところで勝敗といのは決まるのでしょうし、故に世界ランキングもこれだけの差になっていくのかなぁという気もしました。

それでもこの選手は、まだ21歳の若手選手には変わりなく、これからもっともっと技に磨きをかけて努力していければ、トップ100はおろか、トップ50やトップ20にも入るくらいのポテンシャルは十分持っているような気もします。

そういう意味では、これから頑張って欲しい選手だなと思いました。

試合の振り返り

現地時間で午後1時47分。

気温は25度で、天気は雲が多めの晴れ。

日本時間の午後8時47分に、黄色いバンダナ、ピンクのウェアで錦織圭が入場してきました。

コイントスにジャンビエが勝って、レシーブを選びました。

ウォームアップ後、試合がスタート。

錦織のサービスから試合がスタートします。

まずは第1セット。

第1ゲームは、錦織がサービスポイントやストロークで圧倒し、難なくキープ。

第2ゲームは、ジャンビエのサービスポイントなどでラブゲームキープ!

第3ゲームは、錦織のサービスポイントなどで難なくキープ。

第4ゲームでは、錦織がポイント先行するも、ジャンビエのネットプレーやフォアの逆クロスに押されてキープ。

第5ゲームは、錦織のミスショットなどで0-40と3本のブレークポイントを与えるも、サービスポイントやジャンビエのミスで3本戻し40-40に。

錦織がジャンビエに2度アドバンテージを握られるも、最後はジャックナイフでキープ。

第6ゲームは、ジャンビエのサービスポイントや高速ラリーに押されキープ。

第7ゲームは、ベースライン上の攻防があるも、最後は錦織のパッシングショットが決まり難なくキープ。

NEWボールになります。

第8ゲームは、ジャンビエのミスショットで40-0と3本のブレークポイントが来るも、3本凌がれ、最後はネットプレーでキープ。

第9ゲームは、ジャンビエにリターンエースを決められるも、ボディサーブを効果的に使い難なくキープ。

第10ゲームは、お互いのミスなどで30-30になるもラリー戦を経てジャンビエがキープ。

第11ゲームでは、バックのコーナーに強打を打たれるも、錦織がキープ。

第12ゲームは、ジャンビエのクロスの強打など、ラリーを制され、難なくキープ。

ここからタイブレークに入ります。

・錦織がラリー戦を制し、1-0

・ジャンビエのダウンザラインがロングでミニブレークで、2-0

・ジャンビエのショットがネットにかかり2度目のミニブレークで、3-0

・ジャンビエのリターンがアウトで、4-0

・錦織の大きなロブショットがギリギリでインになり、5-0

・ジャンビエのショットがネットにかかって3度目のミニブレークで、6-0

・ジャンビエのリターンがまたネットにかかり4度目のミニブレークで、7-0となり、タイブレークを制し、第1セットを錦織が先取しました。 

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ここまでの試合時間は57分でした。

続いて第2セット。

ジャンビエのサービスからゲームがスタート。

第1ゲームは、錦織のフォアのリターンエースが2本決まり、40-15と2本のブレークポイントが来るも、1本凌がれるも、最後はバックのリターンエースがまたもや決まり、ブレークに成功!

第2ゲームでは、錦織のサービスポイントなどでラブゲームキープ!

第3ゲームでは、錦織のミスショットがあり、ジャンビエが難なくキープ。

第4ゲームは、フォアの強打を打たれるも、錦織がラリー戦を制し、難なくキープ。

第5ゲームは、ジャンビエのサービスポイントなどで難なくキープ。

第6ゲームは、錦織がストロークで相手のミスを誘い、難なくキープ。

第7ゲームは、ジャンビエのバックの逆クロスが決まるなど主導権は渡さず、キープ。

第8ゲームは、ジャンビエのミスショットが続き、難なくキープ。

第9ゲームは、ジャンビエのサービスポイントなどでラブゲームキープ!

第10ゲームは、 錦織のServing for the 2ndset.

錦織のミスショットが続き、15-40と2本のブレークポイントを許すも2本セーブして40-40に戻してそのままキープし、第2セットも錦織が取りました。

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ここまでの試合時間は1時間39分でした。

ここでジャンビエが着替えなどでバスルームブレークを取ります。

錦織はウェアを着替えます。

続いて勝負の第3セット。

ジャンビエのサービスからゲームがスタート。

第1ゲームは、錦織が攻めるも、ミスショットでジャンビエがキープ。

第2ゲームは、ジャンビエのリターンエースがあるも、錦織のサービスポイントなどでキープ。

第3ゲームは、ジャンビエの強烈なフォアが決まり、キープ。

第4ゲームは、錦織のサービスポイントなどでラブゲームキープ!

第5ゲームは、30-40でブレークポイントを与えるも、40-40に戻し、2度のアドバンテージを取られるも結局キープ。

第6ゲームは、ジャンビエのミスショットで40-0と3本のブレイクポイントが来て、1本戻されるも錦織がブレークに成功します。

第7ゲームは、錦織のサービスポイントなどでラブゲームキープ!

第8ゲームは、ジャンビエのミスショットで40-30と錦織にマッチポイントが来て、一気にブレーク、第3セットも取って、セットカウント3-0で錦織が全仏オープンの初戦(1回戦)をストレートで突破しました!

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トータル試合時間は2時間19分でした。

お疲れ様でした。

ファーストサーブはどうだった?  

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錦織自身も課題として挙げているファーストサーブですが、今回の調子はどうだったのでしょうか?

今日のファーストサーブの確率はトータルで、54と、あまり良くはなかったですね。

それでもファーストサーブが入った時のポイント獲得率は、トータルで84%とすごく良かったです。

一方のジャンビエは、とにかく強打をガンガン打ってくる選手なので、ウィナーも多ければ、ミスも多く、錦織としては本当にやりずらかったと思います。

主導権を握りずらい相手ではありましたが、それでもやはり要所のポイントはしっかり取れたり、取らせなかったりの攻防が上手く出来た錦織の方が、経験値という意味でも上回ったのかなと思いました。

錦織の試合後のコメントとは

錦織の試合後のコメントが入ってきました。

「1回戦だったので緊張した。

第1セットはリターンがうまく返らず苦戦した。

第1セット終盤でポジションを変えて、深く踏み込むようにして、第2セット序盤でブレイクできた。

簡単ではなかった。

なかなかラリー戦をして、じっくりと組み立てるということができなかった。

あれだけのリターンを打たれて、ブレークされなかったのは、1つ大きな収穫。

それと大事なポイントをしっかり集中していいプレーができたのが、このスコアで勝てた要因。

デンジャラスな選手だった。

アップの時からめっちゃ打ってくるなと思った。

想像とは違った。

想像より展開が早かった。

ツアーで、あれだけ打つ選手はいない。

(事前に)聞いていたのと見ていたより強かったです。

ディフェンスからもフラットで打ってきたり。

危ないゲームも多かったので、一歩間違えるとセットも取られていた。

たまにフェデラーとやっているような展開の早さがあった。

5回に1回しか(いいショットは)入らないけど。

自分のいい流れのストロークにもっていけなかった。

朝からめちゃくちゃ眠かった。

本当は9時間ぐらいは寝たいんですけど。

なかなかそういうわけにはいかない。

結果も残したいと、自然と自分にプレッシャーをかけるようなところも出てきてはいる。

3セット目当たりで、楽しまなくちゃいけないと思い出して。

ちょっと気持ちが軽くなった」

とのことでした。

やはりやりずらい相手っていますよね。

それはランキング云々は関係なく苦手な相手、波長とかリズムが合わない相手はいるのだと思います。

それでも今回は錦織の貫禄勝ちだなと改めて思いました。

苦戦はしても小さなポイントから大事なポイントまでしっかり要所でギアを入れて勝ち切れる強さを観ましたし、それでこそ錦織らしいとも思いました。

しかし、フェデラーとやっているような感覚ですか。。。

でもそういえばあの早い展開はフェデラーに近いものはあったかも!

もちろんショットの精度が低いから比べ物にはならないけれど、珍しいタイプの選手だったことは間違いなさそうですね。

とにかく今日はしっかりストレートで勝てたので、この調子で2回戦も頑張って欲しいと思います。

次戦(2回戦)の対戦相手は?

錦織の次戦(2回戦)は、世界ランク50位のブノワ・ペール(フランス)と、世界ランク77位のロベルト・カルバレス・バエナ(スペイン)の勝者と対戦予定です。

追記:錦織の2回戦の対戦相手は、ブノワ・ペール(フランス)に決定しました! 

次戦は中2日空けて、水曜日が2回戦の予定です。

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