2回戦の試合日時が決定!
錦織の2回戦の試合日時が決定しました。
センターコートの第2試合に組まれましたので、日本時間で本日5月30日(水)の21時以降に試合開始予定ということになります。
※前の試合の進行状況や天候によっては、試合開始が前後する可能性があります。
今回もリアルタイムで応援したいと思います。
全仏オープン初戦の明暗
全仏オープンが開幕して今日で4日目。
我らが錦織圭を始め、概ね主要なトップ選手達は順調に1回戦を勝ち上がり、2回戦に駒を進めました。
ワウリンカが世界250位以下に転落!
昨年準優勝だったワウリンカが、復帰後の調整が上手くいかず、フルセットまで戦うも、残念ながら初戦で早くも散ってしまいました。
これで全仏後の世界ランキングは、現在の30位から一気に250位以下にまで落ちることが確定したとのこと。
え?まさかあのワウリンカが???
と一瞬目を疑いたくなるようなニュース。
でも現実には今回の初戦敗退で、昨年の全仏で準優勝した1200ポイントが一気になくなり、その後ウィンブルドンで初戦敗退以降の全試合を欠場しましたから、今シーズンの微々たるポイントしか残らないことからとのこと。
ワウリンカは試合後のインタビューで、
「試合に勝つしかない。
いい練習をしてレベルを戻して試合に勝つ。
いいプレーさえできれば、今後の数カ月でレベルを上げられるはず。
ただそれだけ。
けがでツアーを離れていたら、ランキングが下がるのは当たり前のこと。
自分にとってランキングは、それほど大切ではない。
ストレスはない。
大変なだけ。
手術から望むレベルに戻るまで1年とかは必要かもしれないと思っていた。
精神的に辛いのは、リハビリの初日から休みがないこと。
それが最も難しかったけど、正しい方へ向かっていると思う。
いいテニスができているし、肉体的にも日々強くなっている。
だから望んでいるレベルへ向けてプッシュし続けることが必要」
ということでした。
確かにランキングが大幅にダウンしてしまうこと自体は残念ではありますが、それでもこのコメントはとても前向きな発言だと思いますし、ワウリンカだったら必ずきっとまたトップレベルに返り咲けると思います。
今はそれを待つしかないですね。
満身創痍で西岡がフルセット敗退!
それから他の日本人選手はというと、やはり今シーズンから復帰した西岡良仁が健闘するも、残念ながらべスダスコとの4時間22分のフルセットの末、惜しくも敗けてしまい、初戦敗退となってしまいました。
それでも足がけいれんする中、よく最後まで頑張りましたよね。
足さえまだ大丈夫であれば、あのベルダスコに勝ってた試合だっただけに、本当に悔しさが本人の中にもあったのだと思います。
それは観客にも十分に伝わっていたからこそ、スタンディングオベーションで称えられたのだと思いますし、ベルダスコもジェントルマンな対応でしたよね。
その熱い2人の戦いと、西岡の悔し涙に思わずもらい泣き&感動!(T_T)
今回はフィジカル的に問題があったため、勝ち上がることは出来ませんでしたが、そんな中でも、あのベルダスコ相手に最後まで手こずらせたこと、5セットをフルに戦い抜いたことは本当に素晴らしかったと思います。
ワウリンカ同様リハビリを更に強化しながら、ツアーで1試合、1試合頑張っていくしか今はないと思います。
頑張って欲しいですね。
どうした杉田?9大会連続の初戦敗退!
杉田祐一は、不運な降雨サスペンデッドで翌日に試合が流れるも、それが恵みの雨となれば良かったのですが、残念ながらトータル3時間の死闘も叶わず、またもや初戦敗退となってしまいました。
う~む・・・。
これで9大会連続で初戦敗退とはこれいかに。
昨シーズンの杉田は、出れば必ず初戦、2回戦、3回戦と勝ち進んでいるイメージがありましたし、サービスの確率、ショットの安定感など、本当に安心して観ていられたんですけどね。
不運が続いている杉田ですが、やはり色んな意味で今、かなり自分のテニスに自信を失ってしまっているのかなと思います。
それが昨日の試合でも、随所で観て取れました。
今はまだ昨年のポイントの貯金があり、トップ50位以内にいられますが、ランキングの維持には今後が正念場です!
かなり勝負に出ないと、これからどんどん下がっていくことになってしまいます。
せっかく昨年ここまで頑張って上げたランキングを、絶対下げて欲しくない!
そのためには、昨年の一番良かった頃の精神状態を思い出して、また一からトレーニングしていくしかないですね。
西岡と杉田には、今後更なる飛躍を期待したいと思います。
初戦突破で勢いに乗れるか?
錦織圭の初戦は、無事にストレート勝利で安堵したというところでしたが、ケガ明けの錦織にとって、今シーズン初のグランドスラムの初日の初戦ということもあり、本人曰く、けっこうな緊張感があったようですね。
しかも相手は殆ど情報もない世界304位の謎の若手。
今回が初対戦でしたし、自分の中で勝つイメージというのが具体的に描けなかったことで、余計にプレッシャーがかかり、緊張したということなのかも知れません。
案の定、蓋を開けてみればサーブもショットも何もかもが早く、しかも100%の力で思いっきり強打してくる恐いもの知らずの21歳ジャンビエの猛攻に、錦織も実際序盤は面食らっていましたからね。
中々主導権が握れない中、それでもよくジャンビエの勢いに押されず、吞まれず、自分のプレーに集中し、丁寧に試合を作れましたよね。
ミスも少なかったと思いますし、押されそうになりながらも終始冷静だった錦織に成長を感じましたし、この全仏までの調整が上手くいっているんだなということも良くわかりました。
何よりも、モンテカルロで準優勝したり、ローマでもベスト8まで勝ち上がった自信というのが、かなり錦織の背中を後押ししているんだろうなとも思いました。
これは非常に良い流れだと思います。
まずは初戦をストレートで勝てたわけですし、これはまさに勢いに乗っていける布石と思って良いのではないでしょうか。
2回戦にも期待しましょう。
対戦相手は天敵ペール!
錦織の全仏での2回戦は、世界ランク51位ブノワ・ペール(フランス)との対戦になります。
そして、2戦連続地元フランス人選手との対戦です。
しかも相手は因縁の相手であり、天敵ペール!
両者は過去5度の対戦があり、錦織の3勝2敗。
ただ、因縁の対決と揶揄されるのは、忘れもしない2015年全米オープン1回戦。
錦織はペールの変幻自在のプレーに惑わされ、調子を狂わされ、前年準優勝した同大会で、まさかの初戦敗退を喫してしまったんですよね。
そしてその翌月に行われた楽天ジャパンオープンの準決勝でも、逆転でペールに敗けています。
その2015年の衝撃の2連敗は、我々ファンとしてもかなりショックでしたし、錦織自身もかなり落ち込んでいたようです。
最後に戦ったのは2016年のバルセロナオープンでしたが、その時は錦織がストレートで勝っておりましたので、クレーコートでは錦織の方に分がありそうですね。
※その時の記事は以下です。↓↓
ペールは現在世界51位ですが、ランキング以上にプレーの引き出しが多く、揺さぶりをかけるのも上手い選手。
初戦のジャンビエもフランス人で苦手なタイプですが、ペールも錦織にとっては苦手なタイプのフランス人選手だと思います。
今回、試合会場がセンターコートに決まり、相当大きなペール側の応援が鳴り響きそうですよね。
ペールは196cmの長身で、早くて角度のあるサーブを打ち込んできますし、色々なネットプレーも随所に入れてくる選手でもありますが、訳のわからないタイミングでドロップショットを打ってきたリなど、ちょっと意表をつかれる可能性もあります。
でも、錦織がペールの幻惑プレーに惑わされることなく、冷静に自分のプレーに徹していけば勝てない相手ではないと思うので、集中して試合に臨んで欲しいなと思います。
錦織とペール 2人のコメントとは
まず錦織のコメントは以下の通りです。
タフな試合になる。
それは確かにタフな戦になることは間違いないでしょう。
続いてペールのコメントです。
「錦織とは何度か対戦している。
ハードコートでは自分が勝っていて、クレーコートでは彼(錦織)が勝っている。
彼は早いタイミングでボールを打ってくる。
でも自分は自信があり、いい感じでストロークも打てている。
今日は2時間半の試合だったけど、エネルギーを使い過ぎてはいないし疲れてない。
それでも100パーセントの状態になるには回復しなければいけない。
なぜなら、錦織にたくさんのことをしなければいけないから。
彼は素晴らしく、ファイトしてくる選手。
難しい試合になる。
彼はモンテカルロで決勝へ進出し、クレーコートでいいテニスをしている。
そう考えると難しい2回戦になるだろう」
確かに因縁であり、天敵と表現したくなる組みづらい相手であることに変わりはないですが、それでも最近の錦織の戦いぶりを観ていると、不思議と敗ける気がしないんですよね。
むしろ勝つイメージしかないです。
実際、クレーコートでの対戦は全部勝っていますし、今回もここで敗けるわけにはいきません!
初戦のように一筋縄ではいかない難しい試合になる可能性も大いにありますが、それでも錦織のいつものプレーで、ペールを打ち砕いて欲しいなと思います。
ということで、今日の2回戦も思う存分精一杯頑張ってきて欲しいですね。
熱い戦いを楽しみたいと思います!
テレビ放送予定は?
さて、全仏オープンのテレビ放送やネット配信ですが、WOWOWまたはオンデマンドでは完全生中継があります。
地上波では、テレビ東京も21時から放送予定です。
錦織の試合を観るなら、完全生中継のWOWOWがおススメです。
是非皆で応援しましょう!
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