ウィンブルドン2018開幕!
いよいよ7月2日(月)からグランドスラム・ウィンブルドン2018が開幕します。
短いグラスコートシーズンですが、年間4度あるグランドスラムの中で、唯一異彩を放つウィンブルドン。
キレイに整えられた芝が見事で、品位を感じる雰囲気が伝わってきます。
また、すっかりお馴染みになった感はありますが、ウィンブルドンでの伝統的独自ルールの励行。
試合中はもちろん、練習でも一貫して白いウェア―の着用が義務付けられているということでも、伝統を重んじるウィンブルドンならではの規定。
でもそういった一見窮屈そうに感じる中での戦いだからこそ、他では味わうことが出来ない独特の雰囲気を感じることが出来るのでしょうし、このウィンブルドンの地に足を踏み入れた瞬間に感じる空気感や緊張感など、この地で絶対に勝ち上がりたいという強い思いも出てくるのではないかと思うのです。
そんな伝統あるウィンブルドンなのですが、個人的に1つだけ懸念していることがあるんですよね。
雨季のウィンブルドンは吉?
実はこの時期のウィンブルドンは、雨季なんですよね。
ですから2週間という大会期間中に、雨が降るという可能性は十分考えられるのです。
現に、毎年のように試合中に雨が振り出し、試合が一時中断なんてことは当たり前のようにありますしね。
実際過去のウィンブルドンで、錦織の試合中に雨が降ってきたことも、もちろんありました。
それでもたいていは、一時的な雨の場合が多く、数十分から数時間で止むケースが殆どなので、雨が降ってきてしまったら芝を守るために、すぐに芝の上にシートを広げ、雨が止むまで待つわけですが、時にはその雨が中々止まないという場合もあるので、そういった時には、選手は会場のロッカールームで待機するのではなく、ホテルや宿舎などに戻って待機することも許されているようなんです。
ただ試合会場近くにはホテルがないので、トップ選手になると、予めそういった雨などの不測の事態も考慮し、試合会場近くに一軒家を借り、そこでゆったりリラックスしながら待機しているのだとか。
更に雨で中断中は、コーチやトレーナーとの接触もOKなので、コーチの意見やアドバイスを聞くこともできますから、熱くなっていた頭を冷やしてみたり、改めて気合いを入れ直したり、コーチと戦術を練り直したりなども可能になります。
それ以外でも、錦織は芝ではすぐに体のどこかを痛めがちなので、トレーナーにマッサージをしてもらったりなど、体を一時的に休めることもできるのです。
そんな雨が多いこの時期のウィンブルドンですが、そのウィンブルドンに限らず、パリのローランギャロスでも雨による一時中断などが過去にもありました。
雨は、時に吉と出たり、凶と出たりすることもあります。
特に錦織の試合中に雨が降って試合が中断してしまったことで、試合の流れがガラリと変わってしまったことも過去にいくつかありましたね。
錦織の過去に出場したウィンブルドンではあまり顕著ではなかったものの、2016年に出場した全仏オープンでは、比較的苦手意識のあった地元ガスケとの対戦で、雨による一時中断の後、一気に追い上げられ敗けてしまったことがありました。
※その時の記事はこちら ↓↓
でもその翌年2017年の全仏では、韓国の期待の若手、チョン・ヒョンとの対戦では、やはり途中で雨による一時中断後、巻き返して勝ったということもありましたね。
※その時の記事はこちら ↓↓
今年の全仏では、錦織の試合中に雨は降らなかったので良かったですが、今回優勝したナダルは、準々決勝でシュワルツマンと対戦した際に、シュワルツマンの攻撃的プレーに全くタイミングが合わず、ミスを連発し、第1セットを落としてしまうということがありましたね。
その試合はどう見てもナダルが劣勢でしたし、シュワルツマンの勢いを感じる試合でした。
でも途中から降り出した雨に助けられたナダルは、試合再開後にはいつもの冷静さを取り戻し、一気に畳みかけて結果的には勝ったのですが、あの試合こそ雨がなければ敗けていた可能性は十分考えられるような試合展開でした。
まさにナダルにとっては恵みの雨になったわけですね。
このように、グランドスラムは5セットマッチですから試合中に何が起きるかわからないですし、ちょっとしたことで相手に流れが行ってしまうこともあれば、自分が優位に立っていることもあります。
そんな時に、良くも悪くも流れを一気に止めてしまう雨は、選手にとって流れが変わるチャンスにもリスクにもなるのです。
そういう意味でも、いかに雨を味方に付けられるかどうかということも、雨が多いウィンブルドンは、軌道修正する1つの戦略にもなってくるのではないでしょうか。
キャリアハイを超えられるか
錦織圭にとっては、グラスコートシーズンの2大会(ハレとウィンブルドン)がここ数年毎年鬼門のようになっていて、あまり良い結果を出せていないんですよね。
4つのグランドスラムの中でも、一番勝率が低く、またキャリアハイが4回戦(ベスト16)ということで、唯一グランドスラムでベスト8以上まで勝ち上がれていない大会なのです。
これは錦織にとっても不本意な成績だと思っているはず。
ですから、日本人選手でウィンブルドン最高成績であるベスト8の記録を持つ松岡修造氏を、いつまでたっても抜くことが出来ないんですよね。
先週行われたハレでは、4年連続の棄権敗退こそ免れましたが、それでも体のあちこちから痛みは多少なりとも出ていたようですし、若手カチャノフの攻撃的プレーに対応できず、ストレートで敗けてしまっていましたよね。
実際ハレのサーフェスは、地面がけっこう柔らかかったようで、足をしっかり踏ん張ってショットを打つということが難しかったようです。
その点ウィンブルドンは、ハレに比べてそこまで柔らかいサーフェスではないようですから、うまく対応していければ、もう少し勝ち上がれる可能性はあるのではないかと思っています。
まぁそれでも、芝特有の球足が速く、とても滑りやすいという点は同じなのですから、できるだけ早くウィンブルドンのサーフェスにアジャストしていくことが大事になってくるでしょう。
今年は4年ぶりにハレでケガをしなかったので、フィジカル的にはここ数年で一番良い状態でウィンブルドン入りが出来るのではないでしょうか。
あとは、ウィンブルドンのサーフェスに早く慣れることと、メンタルコントロール、天候、そしてドロー運ですね。
それ次第で、今年のウィンブルドンでの勝ち上がりが見えてくるかと思います。
そろそろ本当に、松岡修造氏の記録を抜いて欲しいですし、抜ける可能性もあると私は思っています。(^_^;)
今年こそやってくれるのではないでしょうか!
そう期待しながら、今年のウィンブルドンもしっかり観戦し、応援していきたいと思っています。
頑張れ、錦織圭!
アンケート
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大会概要
・正式名:ウィンブルドン選手権
・日程:7月2日(月)~7月15日(日)
・開催地:イギリス、マートンロンドン特別区ウィンブルドン
・会場:オールイングランドローンテニスアンドクローケークラブ
・サーフェス:グラス(芝)コート
・ドロー数:128
・日本との時差:ー8時間(日本よりも8時間遅れています)
・大会グレード:2000(優勝者は2000ポイントもらえます)
・昨年の優勝者:ロジャー・フェデラー
・錦織の2017年の結果:3回戦
試合予定日
7/2(月)、7/3(火):1回戦
7/4(水)、7/5(木):2回戦
7/6(金)、7/7(土):3回戦
7/8(日):休養日(予備日)
7/9(月)、7/10(火):4回戦
7/11(水)、7/12(木):準々決勝
7/13(金):準決勝
7/14(土):-
7/15(日):決勝
ドロー・トーナメント表
ドロー表は、こちらをご覧ください。。
※nikkansportsより出典
テレビ放送予定
さて、ウィンブルドンのテレビ放送やネット配信ですが、WOWOWまたはオンデマンドで生中継があります。
・NHK総合でも錦織圭の試合を中心に生中継の予定です。
錦織の試合を観るなら、完全生中継のWOWOWがおススメです。
是非皆で応援しましょう!
500記事達成!いつもありがとうございます!
ついにこの記事で、ブログを始めて500記事となりました。
ここまで続けてこられたのも、みなさんが読んで下さっているお陰です。
いつもご覧いただき、本当にありがとうございます。
拙い、戯言の素人ブログではありますが、今後も一錦織圭ファンとして、細々と続けていきたいと思いますので、これからもどうぞよろしくお願い致します。
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