【速報】錦織圭 ウィンブルドン2018 苦戦するも初戦突破!2回戦の相手はトミック

全英オープン/ウィンブルドン
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辛くも初戦突破!

先程行われた、ウィンブルドンの1回戦。

今大会第24シードで世界ランク28位の錦織圭が、世界ランク198位のクリスチャン・ハリソン(アメリカ)を、6-2、4-6、7-6(7-3)、6-2で初戦を突破し、2回戦進出を決めました!

おめでとうございます。

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ヨッシャー!!

今日は風が試合開始前からかなり強かったようで、試合にもかなり影響があるのかなと心配していたのですが、なんとか大丈夫だったようで良かったです。

序盤、特に第1セットは2ブレークアップで幸先良いスタートでしたし、今日はファーストサーブの調子も良かったですし、相手は198位の選手ということで、難なくストレートで勝てるのかなと思っていましたが、蓋を開けてみれば、意外に苦戦した試合になってしまった感がありましたね。

特にハリソンは、グランドスラム本戦2回目で、ウィンブルドンは初出場とのこと。

10回目の出場の錦織とは、ランキングでも経験や実績でもかなりの差があるはずなのに、やはり初戦だったからなのか、多少の緊張感とかあったのでしょうか。

それとも、ハリソンがフラット系のボールを打ってくる選手だったからなのでしょうか?

いずれにせよ、出来ればもう少しスッキリと勝って欲しかったなというのが正直な感想でした。

苦戦した原因は何か?

試合前のインタビュー時でも語っていましたが、同じIMGアカデミーで共に戦ってきた、弟みたいな存在のハリソンとは、やはりなんとなくやりづらさとかあったのかなと思っていました。

そのインタビューでは、ハリソンは前に出てくるタイプではないと言っていましたが、今日のハリソンは積極的に前に出てプレーをしていましたよね。

それが想定外だったから、錦織は調子が狂ってしまったのでしょうか。

今日の苦戦はそういったことが影響したのかはわかりませんが、第2セットに入ってから、ファーストサーブの入りが落ち、途中からイライラし、プレーが雑になったりする場面が見受けられましたよね。

ハリソンに2ブレークアップされてしまった時にはラケットを叩きつける素振りをして、思いとどまってはいましたが、それでも思い通りのプレーが出来ず、けっこうイラついている感じも伝わってきました。

それでも第8ゲームで1つブレークバックして落ち着いたのか、ようやくそこからいつもの錦織のプレーが戻ってはきましたが、あと一歩届かず、第2セットはまぁしょうがなかったかなと思います。

そして第3セットの第4ゲームでは、先にブレークしたので、このまま一気にいけるのか?と思いきや、第5ゲームですぐにブレークバックされてしまうなど、第3セットに入ってからも、まだ不安定な部分はありましたよね。

第2セット以降は、ハリソンのショットも力強さが増し、ストロークでも打ち負けないしぶとさもあって、けっこう押されているところもあったように思います。

第11ゲーム終了時にハリソンが左太ももを痛め、トレーナーを呼んだ時にはチャンスなのか?と一瞬思いましたが、第12ゲームでもハリソンは勢いを止めず、むしろアグレッシブにプレーしていたので、初めてのウィンブルドンなのに、本当に凄いなぁと思いましたし、タイブレークはさすがに錦織が取りましたが、ハリソンも痛みを抱えながらもよく頑張っていたと思います。

やはりプレーの中で、どうしても劣勢な展開になってしまうような時ってあると思うんですよね。

そこで、そのセットは諦めるのか、冷静に自分にチャンスが来るまでできるだけ平常心を保ち、その時が来るまでサービスキープを続けていくのか。

非常に難しいですが、錦織としてはやはりもう少し自制心を磨いていく必要があるのかなと思いました。

ラケットを叩きつける素振りで止められていることも、もしかしたらそれも自制できている表れなのかもしれませんが、どうなんでしょう。

もちろん我々が言う程決して簡単なことではないとは思います。

でもそういうちょっとのことでも自制できるようになれば、いずれ大きな差になってくる可能性もあるのかなと。

第4セットは圧巻のプレーで締められたので、それはとても良かったと思います。

試合の振り返り

現地時間で午前11時28分。

気温は25度で、天気は晴れですが、風がかなり強いようです。

日本時間の午後7時28分に、白いバンダナ、白いウェアで錦織圭が入場してきました。

コイントスに錦織が勝って、サーブを選びました。

グラスコートシーズンに入ってからは、敢えてサーブを選んでいるようです。

ウォームアップ後、試合がスタート。

錦織のサービスから試合がスタートします。

まずは第1セット。

第1ゲームは、錦織のミスショットなどがあるも、サーブ&ボレーやサービスポイントが決まりキープ。

第2ゲームは、ハリソンのサービスポイントなどで難なくキープ。

第3ゲームは、錦織のダブルフォルトがあるも、その後はサービスポイントなどで難なくキープ。

第4ゲームでは、ハリソンのミスショットで錦織の30-0になるも、その後はサーブ&ボレーなども駆使し、4ポイント連取でハリソンがキープ。

第5ゲームは、錦織がストロークで攻めるも、ハリソンもサーブ&ボレーなどの応酬。

最後はサービスポイントでキープ。

第6ゲームは、ハリソンの連続ミスで40-15と錦織に2本のブレークポイントが来て、1本返されるも、リターンエースで錦織がブレークに成功!

第7ゲームは、錦織のドロップショットなどで攻めるも、ダブルフォルトやボールがネットにかかるなどで40-40に追いつかれ、ハリソンにアドバンテージを与えるも、冷静に戻し最後はサービスエースでキープ。

NEWボールになります。

第8ゲームは、ハリソンのミスショットに加え、錦織のショットが深く40-0と3本のセットポイントが来て、一気にブレークに成功!

第1セットは6-2で錦織が先取しました。

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ここまでの試合時間は28分でした。

続いて第2セット。

錦織のサービスからゲームがスタート。

第1ゲームは、錦織がサービスエースや、角度のあるフォアのウィナーなどで40-0になるも、ダブルフォルトやリターンボールがネットにかかり、40-40に追いつかれます。

そこから冷静にストロークで攻めてキープ。

第2ゲームでは、ハリソンのサービスポイントや、ストロークで攻められラブゲームキープ!

第3ゲームでは、錦織のドロップショットやフォアの逆クロスなどが決まりキープ。

第4ゲームは、錦織のバックのダウンザラインなどが決まるも、ハリソンのボールが深くフォアのウィナーなどが決まりキープ。

第5ゲームは、ロングラリーを錦織が制すも、ダブルフォルトや、ハリソンのリターンエースが決まり、30-40とブレークポイントを与え、錦織のボールがネットでハリソンにブレークされてしまいます。

第6ゲームは、ハリソンのサービスエースや錦織のミスショットなどでラブゲームキープ!

第7ゲームは、錦織のミスショットやハリソンのロブショットやスマッシュなどで15-40と2本のブレークポイントを与え、一気にブレークされます。

第8ゲームは、ハリソンのServing for the 2ndset.

ハリソンのダブルフォルトや錦織のドロップショットで40-15と2本のブレークポイントが来て、1本戻されるもハリソンのショットがアウトで、錦織がブレークバックに成功!

NEWボールになります。

第9ゲームは、錦織のサービスポイントなどでラブゲームキープ!

第10ゲームは、 ハリソンの2度目のServing for the 2ndset.

錦織のボールが深く、ハリソンのミスを誘い、ダブルフォルトなどで40-30とブレークポイントが来るも、サービスエースで40-40に戻されます。

4度のデュースを経て、結局ハリソンがキープ。

第2セットは、ハリソンが4-6で取りました。

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ここまでの試合時間は1時間8分でした。

続いて気持ちを切り替えたい第3セット。

錦織のサービスからゲームがスタート。

第1ゲームは、錦織のボールが少し浅く、ハリソンに攻められる場面があり、30-40とブレークポイントを与えてしまうも、エースで40-40に戻し、最後はバックのダウンザラインでキープ。

第2ゲームは、錦織のリターンエースが決まるも、ハリソンのサービスポイントなどで難なくキープ。

第3ゲームは、錦織のダブルフォルトがあるも、サービスポイントなどで難なくキープ。

第4ゲームは、錦織がストロークで攻め、40-0と3本のブレークポイントが来て、一気にラブゲームでブレークに成功!

第5ゲームは、錦織のファーストサーブが入らずミスショットなどで、30-40とブレークポイントを与えてしまうも、40-40に戻します。

ハリソンの強く深いボールに錦織が対応できず、アドバンテージを与えそのままハリソンにブレークバックされてしまいます。

第6ゲームは、ハリソンのサービスポイントなどで難なくキープ。

第7ゲームは、錦織のサービスポイントやストロークで攻めてラブゲームキープ!

第8ゲームは、ハリソンのサービスポイントなどでラブゲームキープ!

第9ゲームは、錦織のミスショットがあるも、なんとかサービスキープ。

第10ゲームは、錦織のリターンエースなどが決まり、40-30とセットポイントが来るも、40-40に戻され、結局キープされます。

ここでハリソンが足を痛めたのか、屈伸をする仕草をしています。

第11ゲームは、錦織のサービスポイントなどでラブゲームキープ!

ここでチェンジエンドの時間でハリソンがトレーナーを呼び、脚の治療を受けるようです。

左脚の膝から上の太もも辺りをテーピングしています。

第12ゲームは、ハリソンの速い攻撃や軽快な動きでサーブ&ボレーを決めるなどキープ。

ここからタイブレークに入ります。

・錦織のショットにハリソンがネットで、1-0

・錦織がフォアのウィナーを決めミニブレークで、2-0

・ハリソンのスライスサーブが決まり、2-1

・錦織のダブルフォルトでミニブレークバックで、2-2

・錦織のサービスエースで、3-2

・ハリソンのサービスポイントで、3-3

・ハリソンのバックボレーがネットでミニブレーク、4-3

・錦織のサービスエースで、5-3

・錦織のフォアのウィナーが決まり、6-3でセットポイント

・ハリソンのショットがロングで7-3

錦織がタイブレークを制し、第3セットは錦織が取りました。

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トータル試合時間は2時間2分でした。

ここで、錦織はバスルームブレークを取ります。

ハリソンは、先程テーピングを取ってしまいました。

勝負の第4セットに入ります。

ハリソンのサービスから試合がスタート。

第1ゲームは、ハリソンの連続ミスショットなどで40-15と2本のブレークポイントが来て、一気にブレークに成功!

第2ゲームは、錦織のミスショットやハリソンのフォアのダウンザラインが決まるも、サービスエースでキープ。

第3ゲームは、ハリソンのサービスポイントやサーブ&ボレーなどがあるも、ダブルフォルトで40-40に追いつき、ハリソンのダブルフォルトで錦織にアドバンテージが来てブレークに成功!

NEWボールになるタイミングで錦織がラケットを替えます。

第4ゲームは、錦織のミスショットがあるも、サービスポイントなどでキープ。

第5ゲームは、ハリソンのミスショットなどで40-30と錦織にブレークポイントが来るも、40-40に戻され、4度のデュースを経て結局ハリソンがキープ。

第6ゲームは、錦織のミスショットなどがあり、40-40に追いつかれるもキープ。

第7ゲームは、錦織のリターンエースやフォアのウィナーが決まるもハリソンがキープ。

第8ゲームは、錦織のServing  for the match.

ダブルフォルトがあるも、バックのウィナーやサービスポイントなどでしっかりキープ。

セットカウント3-1で錦織が初戦を突破し、7年連続で2回戦進出を決めました。

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トータル試合時間は2時間37分でした。

お疲れ様でした。

ファーストサーブはどうだった?

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錦織自身も課題として挙げているファーストサーブですが、今回の調子はどうだったのでしょうか?

今日のファーストサーブの確率はトータルで、70と、いつもよりかなり今日は良かったですよね。

更にファーストサーブが入った時のポイント獲得率は、トータルで77%とすごく安定していたと思います。

ただ一方で気になったのは、ダブルフォルトが7本と、いつもよりけっこう多かったかなと思いました。

それでもファーストサーブが70%も入っているのですから文句はいえませんが、それでもダブルフォルトはもう少し減らせたらいいですよね。

今日は第1セットと、第4セットは圧巻でしたが、第2セット、第3セットは要所で雑になってしまったプレーとか、ここぞの時の集中力がもっと出せれば、尚良かったのかなと思いました。

でも無事にウィンブルドン初戦を突破したわけですから、次戦以降も頑張って欲しいなと思います。

錦織の試合後のコメントとは

錦織の試合後のコメントが入ってきました。

「難しい時もあったが、序盤と後半は良かった。

試合をこなすにつれてレベルを上げたい」

とのことでした。

そうですね、試合を重ねていきながら、相手を見ながらも是非レベルを上げて行って欲しいなと思います。

次戦(2回戦)の対戦相手は?

錦織の次戦(2回戦)は、バーナード・トミック(オーストラリア)と対戦します。

次戦は中1日空けて、5日木曜日の予定です。

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