2回戦の試合日時が決定!
ウィンブルドン2018が開幕して今日で4日目。
錦織以外の日本人選手では、杉田祐一とダニエル太郎が初戦に登場しましたが、残念ながら両選手とも初戦敗退となってしまいました。
杉田には少し期待していたんですが、今シーズンは不本意な結果が続いてしまっていますね。
なんとか昨年までの勢いを取り戻して欲しいなと思っていますが、どうでしょうか。
ということで、日本人選手ではもう我らが錦織圭しか残っておりません。
サッカーワールドカップも日本は負けてしまいましたから、そういう意味でも錦織の背中には、大きな期待感とプレッシャーがかかってきているかも知れませんが、出来ればなんとしてもウィンブルドンでベスト8以上は勝ち上がってキャリアハイの結果を出して欲しいなと思っています。
さて、錦織圭の2回戦の試合時間ですが、コート2の第4試合に組まれましたので、日本時間で、本日深夜午前1時30分以降に試合開始予定ということになります。
※第3試合が早めに終わりそうなので、午前0時前後に試合開始予定になりそうです。
※日本時間午後11時53分に錦織圭が入場してきました。
ウォーミングアップ後、試合がスタートになります。
観戦するには一番辛い深夜の時間帯ですし、グランドスラムの第4試合ということで試合が遅れる可能性も十分考えられますが、今回も頑張ってリアルタイムで応援したいと思います。
メンタルの弱さが露呈
錦織のウィンブルドンの初戦。
改めて考えてみたのですが、やはり錦織としては、良く知っている親友との対戦に少なからずやりづらさや遠慮?などの気持ちが無意識に働いていたのかなと思いました。
試合後の記者会見で、
「今日は風があったので、難しくなることは想定していたが、なかなか気持ちいい試合にはならなかった。
簡単ではなかった。
選べるのであれば、友人とはプレーしたくなかった。
彼は厳しいテニス人生を送っていて、多くのけがを抱えている。
それでも、常に復活してくる。
ツアー内でも努力家。
会うたびにけがを抱えていて、自分と同じようなところがある。
僕以上のところもある。
ウィンブルドンの本大会に彼が入ったのはうれしい。
また良いテニスができている。
それを続けていってくれればと思う。
近いうちに世界100位以内に入ると思っている」
と言っていました。
錦織自身でもよくわからない感情というんでしょうか。
もしそういう感情が、途中で少なからずプレーの邪魔をしてたのだとしたら、そういうところはある意味で日本人的だなと思います。
でもそういう遠慮がちな感情を勝負の世界に持ち込んでいるようでは、世界NO.1なんて絶対に取れないですし、ましてやグランドスラムや、マスターズでの優勝だって厳しいのではないかとさえ思ってしまいます。
きっとマイケルチャンコーチもそう言うのではないでしょうか。
でも私も個人的に本当にそう思います。
もちろん錦織だって人間ですし、仲の良い友人や、怪我で苦労してきた選手のバックグラウンドを知っていれば知っているほど、感情移入してしまう気持ちはよくわかりますし、やりづらさはかなりあるとは思います。
でもそれはプロである以上、このATPツアーでてっぺんを目指している以上、心を鬼にして勝負していかなければいけないですし、絶対プレー中に、相手に弱みを見せてはいけないと思います。
今回は勝てたから結果オーライですが、もしもハリソンの太ももの痛みなどがなかったら、もしかしたらもっと劣勢になっていたかもしれないですよね。
もしそういう理由で今回てこづってしまったということならば、そういう錦織のメンタルの弱さが露呈してしまった試合だったのかなと思いました。
初戦からの切り替え
とはいえ、良い面を見ていくと、第1セットは強風の中かなり良いプレーをしていたと思いますし、ファーストサーブの入りもいつもより良かったですし、気持ちを切り替えた第4セットも圧巻だったと思います。
5セットマッチの長いグランドスラムでの戦いは、途中のセットで仮に弱気になってしまったとしても、気持ちを切り替えることさえ出来れば、結果として勝ちはついてくるのです。
なんといっても錦織のファイナルセットの勝率は、ツアー選手の中でもトップレベルなわけですし、ここぞという時の勝負強さで今まで勝ち上がってきたようなところもあるのですから、その切り替え、修正がいかに試合中に出来るかということですね。
相手に感情移入し過ぎたり、相手のペースに飲まれることなく、常に自分のペースで、自分ができる限り主導権を握って戦っていければ、自ずと勝ちは見えてくるのかなと思います。
それこそ勝ち上がっていけばいくほど、どんどん強者選手と戦っていかなければいけないのですから、対戦する相手によっては色々なプレースタイルや、癖のある選手も出てくるでしょう。
そんな選手達に惑わされることなく、自分のテニスを信じて頑張って欲しいなと思います。
対戦相手は問題児トミック!
錦織のウィンブルドン2回戦は、世界ランク184位バーナード・トミック(オーストラリア)との対戦になります。
今大会のウィンブルドンでは予選から出場していたトミックなのですが、予選決勝で敗れるも、ラッキールーザーとして本戦入りし、見事初戦をストレートで勝って2回戦に駒を進めてきているんですよね。
ちなみに両者は過去4度対戦があり、2勝2敗の五分。
直近では錦織が2連敗している相手なんですね。
最後に対戦したのは、2016年シンシナティの3回戦でした。
※その時の記事は以下です。↓↓
錦織は2回戦の対戦相手がトミックに決まり、
「危ない選手。
芝が1番強いですし、巧みにプレーできる選手なのでやりにくい相手。
最近やっとちゃんとやりだして強くなってきているので。
レベルを上げていかないと勝てない」
と言っていました。
個人的にトミックはハードコートに強いイメージがあるのですが、錦織が一番芝が強いと言っていたのは、今から7年前2011年のウィンブルドンで、予選から勝ち上がり、18歳にしてベスト8まで勝ち上がったことがあったから、恐らくそのイメージが強くて、一番強いと言ったのではないかと思います。
当時としては、スゴイ若手の選手が出てきたということで、けっこうな話題にもなっていましたからね。
ただ、その後のウィンブルドンでは2013年、2016年共に4回戦までは勝ち上がってはいますが、それ以外ではそこまでパッとせず。
地元がオーストラリアということもあり、ここ数年では、全豪とかシドニーなどのハードコートでの活躍の方が目立っていたように思います。
ただいかんせんトミックは問題児過ぎて、プロテニス選手としてどうなの???という言動が多く、トミックという名前を聞くだけで、なんとなくダーティなイメージを持ってしまう選手なんですよね。
このトミックの問題児っぷりですが、感情の起伏が激しく、プレー中に審判や観客に暴言を吐いてみたり、ラケットを逆さに持ってプレーしたりなど、明らかにやる気のない態度をとってみたり、テニスに飽きたという発言をして罰金やラケット契約を解除されたりなど、駄々をこねる子供か?と疑いたくなる程、自由奔放な言動にテニス協会も半ば呆れているというニュースを何度も見てきました。
元々はウィンブルドンでベスト8入りするなど、テニスのセンスは持っている選手なんだと思いですが、このどうしようもない性格や言動のせいで、周りからの信頼を失い、いったいどこに向かっているのかわかなないままテニスをしているという感じの選手なんですよね。
テニスに飽きた発言から、改めて気持ちを入れ直し、またテニスを頑張っていくということで、今シーズンからはツアーに復帰したりもしているようですが、全盛期では世界ランク17位だったところから、現在は世界ランキングを184位にまで下げているようです。
自分のテニスに集中できるか
このように問題児のトミックですが、錦織としてはやりづらさはあっても、決して勝てない相手ということではないと思うんですよね。
ただやはりこのような気性の激しい選手ですので、プレー中に自分のペースを乱されるような言動をしてくる可能性は十分考えられます。
いずれにしても錦織に出来ることは、自分のテニスに集中すること。
もうこれしかないと思います。
トミックは196cmの長身でサーブもストロークも良いので、気性云々を除いても、けっこう手強い相手になってくると思います。
あとはやはり攻めですね。
守ることも大事ですが、相手もどんどん攻めてくると思うので、やはりこちらも早い段階でどんどん積極的に攻めて、相手を翻弄したいですし、隙を与えたくはないですよね。
現在は世界ランク184位ですが、決して侮れないですし、どんな攻めでくるかもわかりませんので、トミックの良さを完全に封じ込めるくらい攻めて、このウィンブルドンで、直近2連敗しているリベンジを果たして、一気にやっつけて欲しいと思います。
どんな戦いになるのでしょうか。
日本時間の静まりかえった深夜、かなり熱い戦いになることを期待し、大いに応援していきたいと思います。
頑張れ、錦織圭!
テレビ放送予定は?
さて、全仏オープンのテレビ放送やネット配信ですが、WOWOWまたはオンデマンドでは完全生中継があります。
地上波では、NHKGにてLIVE放送予定です。
是非皆で応援しましょう!
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