ストレートでベスト8!
先程行われた、シティオープンの3回戦。
今大会第7シードで世界ランク20位の錦織圭が、世界ランク26位のデニス・シャポバロフ(カナダ)を7-6(7-1)、6-3のストレートで破り、準々決勝(ベスト8)進出を決めました!
おめでとうございます。
ヨッシャー!!
今日は、雨で随分試合開始が遅れましたし、コートも変わり、雨の心配をしながらの試合になりましたが、終わってみればストレートでシャポバロフを破り、ベスト8進出を決めた錦織でした。
スコアは圧勝とまではいかなかったものの、錦織としては精神的に余裕さえ感じる貫禄の試合内容だったと思います。
というのも今回錦織は、ブレークはおろかブレークポイントさえ1度もシャポバロフに与えず、終始主導権を握ったまま虎視眈々とチャンスを伺っていたんですね。
第1セットこそ、タイブレークまでもつれましたが、冷静にプレーしてタイブレークを制し、第2セットもそのチャンスを伺いつつ、シャポバロフのミスを誘ってついにブレークに成功し、ストレートで勝ったという内容でした。
今日も安定した勝ち方でしたし、更に清々しさもあり、試合についても満足いく内容でとても良かったなと思いました。
シャポバロフにリベンジ成功!
シャポバロフとは今日で2度目の対戦でしたが、これで1勝1敗の5分になりました。
今年2月のアカプルコ戦は、錦織がまだ本調子ではなかった部分もあって、残念ながら逆転敗けを喫してしまっていましたが、今日はそのリベンジをしっかり果たすことが出来ましたね。
これが本来の錦織の実力なんだというのを、まざまざとシャポバロフに見せつけることが出来たかなと思います。
もちろんシャポバロフもまだ19歳という若手でありながら、センスも実力もある選手ということに間違いはないと思いますが、それでもまだけっこう穴もありますし、サーブについても課題があるように感じました。
錦織もサーブがこれほど改善される前であれば、今日の試合もけっこう危なかったと思いますが、やはりサーブが良いと本当に安心して観ていられますし、主導権も握れますよね。
そういう意味でも、錦織なりにサーブの改善、サーブを打つ時のルーティンなども変えるなど、試行錯誤しながら徐々に掴んだ必勝法が、奏功してきてるんだなというのを、今日は改めてそう感じましたね。
試合の振り返り
現地時間で午後21時55分。
今日もナイトセッションの試合になります。
天気は曇りですが、また雨が降ってくる予報も出ているワシントンD.C.。
今日は雨で試合がかなり遅れたため、グランドスタンドコートからスタジアムコートに急遽変更になり、日本時間の午前10時55分に、白いバンダナ、白いウェアで錦織圭が入場してきました。
コイントスに錦織が勝って、サーブを選びました。
ウォームアップ後、試合がスタート。
錦織のサービスから試合がスタートします。
まずは第1セット。
第1ゲームは、錦織のダブルフォルトがあるも、サービスポイントでキープ。
第2ゲームは、錦織がストロークで押すも、シャポバロフがキープ。
第3ゲームは、錦織はサービスポイントなどでラブゲームキープ!
第4ゲームでは、シャポバロフのダブルフォルトがあるも、ストロークで押しキープ。
第5ゲームは、またもや錦織のダブルフォルトがあるも、サービスポイントでキープ。
第6ゲームは、シャポバロフのミスショットがあるも、錦織のミスを誘いキープ。
第7ゲームは、錦織のミスショットがあるも、ストロークで押しキープ。
NEWボールになります。
第8ゲームは、錦織のリターンエースやシャポバロフのミスショットなどで40-40に追いつくも錦織のミスでシャポバロフがキープ。
第9ゲームは、錦織のネットミスがあるも、サービスポイントなどで難なくキープ。
第10ゲームは、シャポバロフのサービスポイントなどでラブゲームキープ!
第11ゲームは、錦織のミスショットがあるもサービスポイントなどで難なくキープ。
第12ゲームは、シャポバロフのミスショットなどで40-40に追いつき、錦織がセットポイントを取るも、シャポバロフのサービスポイントでキープ。
タイブレークへ。
・錦織のパッシングショットで、1-0
・シャポバロフのダブルフォルトでミニブレーク、2-0
・シャポバロフのミスショットで2度目のミニブレーク、3-0
・錦織のショットがアウトでミニブレークバックされ、3-1
・シャポバロフのショットがアウトで、4-1
・錦織のウィナーが決まって2度目のミニブレークで、5-1
・シャポバロフのショットがまた大きく外れて3度目のミニブレークで、6-1
錦織がセットポイント
・シャポバロフのショットがネットにかかり、7-1
錦織がタイブレークを制し、第1セットは錦織が7-6(7-1)で先取しました。
ここまでの試合時間は58分でした。
続いて第2セット。
シャポバロフのサービスからゲームがスタート。
第1ゲームは、シャポバロフは0-40から3連続ミスショットで40-40になるも、シャポバロフがキープ!
第2ゲームでは、錦織のミスショットがあるも、サービスポイントやストロークで押してキープ。
第3ゲームでは、シャポバロフのミスショットがあるも、サービスポイントなどでキープ。
第4ゲームは、錦織のミスショットがあるも、ウィナーやサービスポイントでキープ。
第5ゲームは、錦織のバックのダウンザラインが決まるも、シャポバロフのストロークに押されキープ。
第6ゲームは、錦織のサービスポイントなどで難なくキープ。
第7ゲームは、シャポバロフのミスショットで40-40に追いつき、シャポバロフのダブルフォルトでブレークに成功!
第8ゲームは、錦織がストロークで押し、ミスショットが出るもキープ。
第9ゲームは、シャポバロフが錦織のミスを誘うも、錦織がネットプレーを制し40-40に追いつきます。
シャポバロフのミスで錦織がマッチポイントを握り、ブレーク!
錦織が6-3で第2セットも取り、セットカウント2-0で錦織が準々決勝に進出しました。
トータル試合時間は1時間42分でした。
お疲れ様でした。
ファーストサーブはどうだった?
錦織自身も課題として挙げているファーストサーブですが、今回の調子はどうだったのでしょうか?
今日のファーストサーブの確率はトータルで、シャポバロフの45%に対して、錦織は66%と、まぁまぁ良かったと思います。
更にファーストサーブが入った時のポイント獲得率は、トータルで72%で、今回はセカンドサーブのポイント獲得率が75%とかなり高かったんですよね。
サービスエースは1本もなかったのですが、全体的に安定していたのではないでしょうか。
今日はコイントスに錦織が勝って、敢えてサーブを選んでいたあたりは、やはり自分のサーブについて自信が相当出てきたのかなと思いましたし、先にサーブを選んだ方が、主導権を握りやすいと感じているからこその選択だったのかも知れませんが、実際どうなんでしょうか。
危なげない内容のプレーで、今日もすごく満足いく試合を観させて頂きました。
錦織くん、ありがとう!!(^^)!
次戦(準々決勝)の対戦相手は?
錦織の次戦となる準々決勝は、第1シードで、世界ランク3位のアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)と対戦します。
このカードは絶対見逃せないですね。
どんな試合になるのか、楽しみです。
最後までお読み頂きありがとうございました。
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