ジョコが全米3度目のV!
今朝行われた全米オープン2018男子シングルス決勝。
世界ランク3位のファン・マルティン=デルポトロをストレートで退け、ノバク・ジョコビッチが全米オープンで3度目、グランドスラムでは通算14度目の優勝を飾りました!
おめでとうございます!!
いやぁ~、今日もジョコビッチは強かったですね〜。
準決勝で我らが錦織圭を破った時と同じように、今日も飄々と、淡々とジョコビッチ風なる雰囲気を漂わせながら、鉄壁の守備と、ここぞと言うときのリターン、ウィナー、絶妙なショットのコントロールでデルポトロを翻弄し、ストレートで勝ち切ったあたり、また世界NO.1の風格が戻ってきたのではないだろうかと身震いしたくらいでした。
実際、今年はウィンブルドンでも優勝し、更に全米でも優勝ですからね。
それからシンシナティーで、史上初のゴールデンマスターズも達成もしていましたね。
なんだか全盛期の活躍していた頃と同じように、ジョコビッチが更なる高みへと登るかの如くまた勢いづいてきている気がしています。
しかし、昨年は錦織と同じように半年間ツアーを欠場し、今年復帰してからもミスに次ぐミスで初戦敗退など、早期敗退を繰り返していた選手と同一人物とはとても思えないパフォーマンスでしたよね。
あの勝負強さ、絶対に敗けたくないという執念などを観ると、やはり元々実力がある選手というのは必ずカムバックしてくるんだなぁと改めて思いました。
全盛期のジョコビッチの圧倒的強さが100だとしたら、もちろんまだミスも多いし、今の復活度からすると、まだ80くらいなのかもしれませんが、それでもグランドスラムを2大会連続で優勝してしまうのですから、やはりジョコビッチという選手は本当にもう半端ない選手なんだなと。
でもある意味嬉しいですよね。
やはりジョコビッチには強くあって欲しいですし、強くないと逆に面白くないですから。
まだまだBIG4の異名をしっかりキープして、君臨していて欲しいという気持ちも、テニスファンであれば、そういった気持ちもどこかにあるのではないでしょうか。
もちろんその強さが本当に憎たらしいほどムカつく時もあるのですが、それはそれとして。
『いつか近いうちに我らが錦織圭がリベンジしてやるから、ラケット洗って待ってろよ!』
そんな気持ちでいます。(^_^;)
しかし、松岡修造氏の言葉を借りれば、火事場のジョコ力なるものが試合中に発動されると、もう誰も手も足も出せないですよね。
今日の決勝でも、デルポトロは懸命に頑張っていましたし、ジョコビッチを追い詰める場面もあるにはありましたが、すぐさま火事場のジョコ力が発動し、あと一歩及ばず、試合後は涙。
とにかく今日の決勝の大舞台でも、ジョコビッチは一際強く、輝いていたことは確かです。
これで全米オープン2018は、女子では大坂なおみ、男子ではノバク・ジョコビッチが優勝し、2週間に渡って行われた試合は今日で幕を閉じたのでした。
ジョコの復活は錦織への対抗心?
今回の全米オープンでも改めてジョコビッチという選手の底力をまざまざと見せつけられ、やっぱり凄い選手だなぁと改めて思い知らされたわけですが、色々と思いを巡らせ考えてみると、ジョコの復活は何だったのだろうかと考えてみたのです。
2人とも昨年途中からケガでツアーを離れ、半年間もの間、休養とリハビリの日々でしたよね。
今年に入り、2人ともツアーに復帰し、試合を重ねていくわけですが、やはり序盤は2人とも本来の姿はなく、単なるミス以前に力もあまり入らず、自分を鼓舞するだけの良いパフォーマンスも出来ず、ただ試合勘を取り戻すためだけにまずは戦っているような感じだったと思います。
そして4月のクレーシーズンに入り、錦織は徐々に試合勘や調子を取り戻していき、勝負強さが復活してきたんですよね。
一方のジョコビッチは、まだクレーシーズンに入っても、コレという復活の兆しは正直まだ見えてはませんでした。
でも5月に入って、マドリード初戦で錦織とジョコビッチは久々に顔を合わせたのですが、まだ復活の途上だったジョコビッチに火を点けたのは、錦織だったように思います。
その時の記事はこちら ↓↓
このマドリード初戦で、ジョコビッチは久しぶりに錦織に勝ち、なんとなく勝つ感触や勝負への探求心を得たのかなと。
でもこの時は2回戦でジョコビッチもすぐに敗退してしまったのですが、翌週行われたローマで、またもや錦織とジョコビッチは対戦したんですよね。
その時の記事はこちら ↓↓
ここでジョコビッチに完全に火が点いたのではないかと私は思いました。
もちろんこれはあくまで個人的意見ですし、私の単なる思い込みかもしれませんが、それでもやはりジョコビッチは錦織だけには絶対敗けたくないという強い気持ちがあるのではないかと思ってしまうんですよね。
それはなんなのでしょう。
対ジョコビッチ戦では通算14連敗中の錦織ですが、最後に勝ったのは4年前の全米準決勝ということで、もう4年も勝てていないのです。
ジョコビッチに言わせれば、もう4年も敗けていない相手なのに、なぜ錦織だけには絶対に敗けたくないという、必要以上に気合いが入った試合になってしまうのでしょうか。
それはある意味で、ジョコが錦織を認めているからなんだと思います。
だからこそお尻に火が点くような感覚で、かつての輝いていた自分を思い出し、気合いが入ってしまうのかなと。
実際、この人にだけには負けたくないっていうライバル心って、意外にけっこう誰にでもあると思うんですよね。
もしかしたらジョコの中には、錦織以外にもそういう選手が何人かいるのかも知れませんが、少なくとも錦織はジョコと比べても、ナダルやフェデラーなどレジェンドクラスの強さがあるわけではないのですが、それでもなんとなくジョコにとっては嫌な相手なんだろうなと思うわけです。
もしそれが本当だとしたら、錦織はジョコの復活に隠れ貢献した格好になったということなのでしょうか。(^_^;)
もちろん実際のところはよくわかりませんが、いずれにしても、錦織にとっては今後も必ず対戦することになるであろう大きな壁であるジョコビッチの存在を、早く打ち崩すだけの術を急ピッチで見つけていかなければならないわけで、それこそが錦織にとっては重要な課題なのです。
錦織は世界12位へ浮上!
本日、最新の世界ランキングが2週間ぶりに更新されました。
今回優勝したジョコビッチは、6位から3位へアップ!
トップ3に返り咲きましたね。
そして我らが錦織圭も19位から12位に浮上しました。
錦織がトップ10に復帰する日も近づいてきましたね~。
そしてここから先は、いくつかのハードコートの試合と、秋のインドアコートシーズンに入っていきますし、最終戦にも関わってくる大事なポイントにもなると思うので、更に気は抜けなくなってきます。
今後は、トップ10復帰もさることながら、同時に最終戦へのポイント稼ぎも含めて目が離せなくなりそうですね。
アンケート集計!
全米オープンが始まる前に、このブログの読者の方々に任意でアンケートを募らせて頂きました。
お忙しい中アンケートにお答え頂いた様々な年代や地域の方々、またコメントも頂きまして本当にありがとうございました。
全て読ませて頂きました。
今回も色々なご意見があってとても興味深かったです。
今回のアンケートでは、
『錦織圭は全米オープンでどこまで勝ち上がれるか』
という質問でした。
一番多かったのはベスト4ということでしたね。
次いでベスト8、そして4回戦でした。
勝ち上がるにつれ、優勝を期待したくなる勢いもありましたが、結果ベスト4止まりということで、残念ながら?予想通りの展開となりましたね。
ジョコビッチとの対戦では、いつも苦虫を噛み潰している展開で、そろそろ勝ってくれ!と毎回祈りながら応援しているわけですが、今回も一歩及ばずという結果にあいなりました。
それでも前哨戦の惨憺たる結果からみれば、全米でベスト4はとても良い成績だと思います。
ただ我々は欲が深いですからね~。
錦織が出来る子だから、どうしても期待したくなってしまんですよね~。(^_^;)
錦織の全米での活躍と今後!
私は、今の錦織は以前よりもメンタル的には一番いいのではないかと個人的に思っているんですよね。
だからこそ、全米でベスト4まで勝ち上がれたと思っています。
シュワルツマンとの激闘、チリッチとの死闘なんか、本当にメンタルが強くなった証だと思うんです。
ただ錦織の場合、いかんせんいつも良いところまではいくんだけどなぁ・・・という図式がここ何年も続いているのもまた事実でして。
実際2年半もの長い間、ツアー優勝から遠ざかってもいますし、ここ一番の勝負強さ、特にBIG4との対戦で怯んでしまいがちなところなどは、やはりそういった弱気になってしまうメンタル面が、恐らく最重要課題になっていくんだろうなと思うわけです。
そう考えると錦織は、気持ちの上で大きなブレがあるんですよね。
それは恐らく誰にでもあることなのかもしれませんが、それでも少なくともジョコビッチやナダルなどレジェンド級の選手は、そういう気持ちのブレはあまりないですよね。
仮にあったとしても、すぐに立て直し、しっかり最後まで強気な姿勢で試合の主導権を握り勝つことができるので、結果として優勝することができるのだと思います。
でも錦織の場合、今日主導権が握れて試合に勝てたとしても、明日はどうなるかわからない。
或いは、第1セットは主導権を握り強気に攻めていたのに、第2セットは急に弱気になり失速し、結果逆転敗けということも今までありましたよね。
こういう気持ちのアップダウンやブレ、いわゆるメンタルの不安定さがある限り、中々大きな大会で優勝するのは厳しくなってくるのではないでしょうか。
錦織も今年の12月で29歳になります。
そろそろ残りのテニス人生を考えると、そんなに時間があるわけではないかと思います。
今回の全米オープンで一番驚いたのは、大坂なおみの大躍進でした。
若干20歳にして、いきなり全米で優勝してしまったのですから、それはもう驚きですよね。
錦織としては先を越されてしまったばかりか、今回ベスト4まで頑張って勝ち上がってきたのに、大坂の活躍が凄すぎて、メディアは大坂ばかりを大きく報道。
錦織が二の次になってしまっていました。
そして実際、大坂は期待通りの活躍で史上初の優勝もしっかり成し遂げました。
もうメディアは大坂一色ですよ。
実際、大坂のプレーは自信に満ち溢れ、メンタル的にも圧倒的に強かった。
それこそ気持ちのブレが一切見えず、逆にプレーに自信がみなぎり、溢れかえっているほどでした。
余談ですが、昨夜のスポーツニュースに大坂なおみがニューヨークから生出演していましたが、2年後の東京オリンピックで金メダルを取る自信はあるかという質問で、全く躊躇せずにある!と答えていました。
それにも一瞬驚きましたが、でも大坂なおみなら金メダルも取れるだろうなという、妙に納得している自分もいました。
それくらい今の大坂には、確固たる自信があるのだと思います。
金メダルだろうが、世界ランク1位だろうが、今の大坂なおみだったら本当に取れるのではないかと簡単に思えるから不思議です。
本当に錦織との違いはいったい何なのでしょうか?
元々大坂はテニスのセンスはあったものの、決してメンタルが強かったわけではないんですよね。
昨年12月に現コーチであるバイン氏に出会うまでは、世界ランクも70位前後で推移していましたし、あと一歩ブレイクスルーできない感じもありました。
でもバインコーチを招聘してから、大坂はガラリと変わり、3月のBNPパリバオープンでいきなり優勝という結果をまず出しましたよね。
ちなみにこのマスターズ戦もまだ錦織は制したことがない大会ですが、大坂がバインコーチとタッグを組んで3か月でいきなり優勝です。
そして9か月後の今回、全米オープンで初優勝の快挙ということで、コーチが変わっただけでここまで人は変われるのかというのを今回まざまざと見せつけられました。
錦織は今回の大坂の大活躍と快挙、そしてそれまでの背景をどう見ているのでしょうか?
私は正直色々思うところがありましたね。
マイケルチャンが錦織のコーチになったのが2013年12月ですから、もう約5年になります。
チャンコーチは言わずとしれたレジェンド選手ですし、コーチング能力も高いと思います。
実際今現在も上手く錦織をサポートしているとは思いますし、決してよくないとは思っていないのですが、それでもやはりもう頭打ちなのかなという気も正直しています。
2013年12月に錦織陣営に加わり、翌年の2014年に錦織は世界ランクもトップ10入り、全米オープンでも決勝まで登り詰め、キャリアハイとなる世界4位までになれた最大の功労者は、まぎれもなくマイケルチャンコーチのお陰だったと思います。
そこから錦織は3年もの長い間、トップ10を維持し、名実共にトップ10の仲間入りを果たします。
世界的知名度も年収も、フェデラー、ナダル、ジョコビッチの時点に来るほどにまで成長しましたよね。
ただ、残念ながら錦織は無冠なのです。
一度たりともグランドスラムはおろか、未だにマスターズで優勝したことはないのです。
錦織の一つの大きな夢は、グランドスラムで優勝することです。
この先の錦織のそんなに長くはないテニス人生、このままでいいのか?本当にこの夢は達成することができるのか?そう考えた時に、このタイミングでコーチを心機一転、新たに刷新した方が良いのではないかと思いました。
まぁ私がいくらここでそう思ったところで、錦織がそう思わなければ何も変わらないことももちろん理解していますが、私は今こそこのタイミングでコーチを刷新するべきなのではないかと思っています。
皆さんはどう思いますか?
アンケート
ということで、ここでまた緊急アンケートを取らせて頂きたいと思います。
このブログをご覧頂いている読者の方の率直なご意見を伺いたいです。
以下のアンケートの中でご自身の意見と合うものにチェックをして下さい。
また、そう思う理由や、何かご意見、錦織選手への応援メッセージなどがあればコメントを残して頂けると、今後のブログ運営の参考になったり、励みにもなりますので是非是非ご協力をよろしくお願い致します。
最後までお読み頂きありがとうございました。
この記事がお役に立てたなら幸いです。
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