ストレートでベスト8進出!
先程行われた、楽天オープン2回戦。
今大会第3シードで世界ランク12位の錦織圭が、世界ランク63位のブノア・ペール(フランス)を、6-3、7-5のストレートで破って2回戦を突破し、準々決勝進出を決めました!
おめでとうございます。
ヨッシャー!!
いやぁ、なんとかストレートで勝ちましたが、ペールは相変わらずしぶとかったですね~。
途中どうなるかと思いましたが、ペールの反撃に負けず、トリッキーなプレーにも惑わされず、セットを落とさずにストレートで勝ち切れたところが今日は素晴らしかったなと思います。
無事に3年ぶりにベスト8進出ですね。
まだまだここからです。
高い集中力の差の勝利
今日の錦織は、入場してきた時から顔が引き締まり、既に試合に入っているかのような雰囲気のいい顔つきでした。
それは初戦の杉田戦とはまた違う雰囲気とでもいいましょうか。
確かにペールは得意な選手とは言い難いですし、どちらかというと手を焼く苦手な選手というイメージ。
苦い記憶と共に我々の記憶にも印象深く残っていますが、試合が始まり、序盤から高い集中力で臨んだのは錦織でした。
ほぼ完璧な試合展開で、5ゲーム連取という完全にゾーンに入った状態です。
ところが一筋縄ではいかないペールも反撃してきます。
それまで殆ど決まっていなかったショットも決まったり、錦織のミスが出始め、1つブレークバックされます。
それでも錦織が集中し直し、第1セットは先取したわけですが、第2セットはペールがどんどん勢いづき、いきなりブレークして3ゲームを連取します。
でも今日の錦織は冷静でした。
いつもの錦織なら、そのままズルズル行ってしまい、セットを落とすような場面もありがちでしたが、第4ゲームで自身のサービスゲームをラブゲームでキープして勢いづくと、次の第5ゲームでペールのミスを誘ってブレークバックに成功します。
その後またブレークされる場面があるも、錦織も改めて集中し直しストレートで勝ちきったという内容でした。
今日は一言でいうと、高い集中力と我慢がテーマの試合だったかなと思います。
こういう高い集中力と我慢が出来れば、鬼に金棒ですね。
ペールは相変わらず面白かったですが、イライラしたり、ラケットを叩きつけたりなど、ストレスMAX状態でした。
今日は錦織の接戦からの逆転劇が観れて、とても清々しかったです。
試合の振り返り
センターコートであるアリーナ1に予定より遅れて、午後4時10分頃に、初戦と同じ白のバンダナとウェアで錦織圭が入場してきました。
コイントスに錦織が勝って、サーブを選びました。
ウォームアップ後、試合がスタート。
錦織のサービスから試合がスタートします。
まずは第1セット。
第1ゲームは、ペールのリターンエースがあるも、錦織のストロークで押しキープ。
第2ゲームは、ペールの連続ミスで30-0でチャンスを掴み、ドロップショットなどのネットプレーを制し、2-本のブレークポイントが来て、ペールのダブルフォルトで一気にブレーク!
第3ゲームは、錦織のサービスポイントやフォアやバックのウィナーでラブゲームキープ!
第4ゲームは、ペールのミスで40-15と2本のブレークポイントが来て、2本戻され40-40に。
ペールの連続ミスで錦織が2度目のブレークに成功!
第5ゲームは、錦織のバックのウィナーがあるもミスで40-40に。
2度のデュースを経て、最後はボレーでキープ。
第6ゲームは、ペールのバックのウィナーが決まるも、錦織のリターンウィナーやペールのミスで40-30と錦織にセットポイントが来るも40-40に。
ペールのウィナーでキープ。
第7ゲームは、錦織のServing for 1stset.
錦織のバックボレーが決まるも、ミスで15-40と2本のブレークポイントを与え、一気にペールがブレークバックに成功。
ここでNEWボールになります。
第8ゲームは、ペールのサービスポイントなどでラブゲームキープ!
第9ゲームは、錦織の2度目のServing for 1stset.
錦織のフォアの連続ウィナーやストロークで押してラブゲームキープ!
第1セットは錦織が6-3で錦織が先取しました。
ここまでの試合時間は30分でした。
錦織はウェアを着替え、トイレットブレークを取ります。
続いて第2セット。
ペールのサービスからゲームがスタート。
第1ゲームは、ペールのミスなどがあるも、錦織のウィナーやスマッシュで40-40に。
ペールのサービスポイントなどでキープ。
第2ゲームでは、錦織のミスやペールのボレーなどで15-40と2本のブレークポイントを与え、1本戻すも最後は自らのミスでペールにブレークされます。
第3ゲームでは、錦織のミスなどがあるもストロークで押し、40-40に追いつきます。
錦織がブレークポイントを握る場面があるも、錦織のミスやペールのサービスポイントでキープ。
第4ゲームは、錦織のダブルフォルトやミスショットがあるも、サービスポイントなどでキープ。
ここで錦織が主審に何か話しかけました。
第5ゲームは、ペールのミスショットなどで40-40に錦織が追いつきます。
3度のデュースを経て、ペールのダブルフォルトやミスもあり最後は錦織がウィナーでブレークバックに成功。
第6ゲームは、錦織のフォアのウィナーや、ロングラリーからのパッシングショット、サービスポイントでラブゲームキープ!
第7ゲームは、ペールのミスでネットを蹴り、警告を取られます。
その後も錦織のウィナーで、ペールはラケットを叩きつけます。
40-15と2本のブレークポイントが来て、ウィナーで一気にブレーク!
ペールは悔しさからラケットを何度も叩きつけます。
チェンジエンドの時間で錦織はウェアを着替えます。
ペールは先程の警告が気に入らず、尚主審に文句を言っています。
第8ゲームは、ペールのリターンウィナーなどがあるも、錦織のサービスポイントやストロークで押してキープ。
第9ゲームは、ペールのミスがあるも、連続ウィナー、最後はネットに出て股抜きボレーというスーパーショットでキープ。
第10ゲームは、錦織のServing for match.
錦織のミスで15-40と2本のブレークポイントを与え、1本戻すも、ペールのリターンエースでブレークバックされます。
第11ゲームは、ペールのミスや錦織のウィナーなどで40-40に追いつきます。
ペールのミスと錦織のバックがセンターにいたペールに辺り、ブレークに成功!
チェンジエンドの時間でペールが、ボードを蹴ります。
第12ゲームは、錦織の2度目のServing for match.
錦織のサービスポイントうあストロークで押し、難なくキープ!
第2セットも錦織が7-5で制し、セットカウント2-0で錦織が準々決勝進出を果たしました。
トータル試合時間は1時間27分でした。
お疲れ様でした。
ファーストサーブはどうだった?
錦織自身も課題として挙げているファーストサーブですが、今回の調子はどうだったのでしょうか?
今日のファーストサーブの確率はトータルで52%と、あまり良くはなかったですね。
ファーストサーブが入った時のポイント獲得率は、トータルで69%とまぁまぁ良かったのですが、ペールは62%と同じでほぼ互角の戦いといった感じだったと思います。
ただセカンドサーブが入った時のポイント獲得率は、錦織が57%なのに対し、ペールは38%ということで、ここで多少の差は出たのかなと。
特に第1セットは、錦織がほぼ完璧な試合をしていましたから、後半ブレークバックされても不安はなかったですが、第2セットはペールも反撃してきましたね。
それでも今日は錦織のフォアが良くて、いくつもウィナーを取る場面もあり、良かったなと思いました。
錦織の試合後のコメントとは
錦織の試合後のコメントが入って来ました。
「出だしはむちゃくちゃ良かったですね。
試合の入りはすごく良かったですが、第2セットから少しアップダウンがありました。
危ない場面もありましたが、集中力を保って最後までプレーできたと思います。
なるべく彼の好きなプレーをさせないように。
バックは強烈なものを持っているので、なるべくボールを散らしてプレーするように意識していました。
良いときはすごく振り切って自分のアグレッシブな良いプレーができていました。
第2セットもなるべくその気持ちは欠かさないように意識していました。
我慢すべきポイントは結構ありました。
第2セットは少し慎重になった場面もありましたが、思い切ってプレーしたときが一番自分らしいプレーが出るので、次からも心がけていきたいです。
ベスト8なので、ここからさらにギアをあげて明後日、また頑張ります」
とのことでした。
やはり何といっても今日は集中力が鍵だったようですね。
劣勢になっても、冷静に試合展開を見極め、試合に集中し直せるかというのは大きなポイントなんだと思います。
そういう意味でも今日は素晴らしかったですね。
この調子で次戦も頑張って欲しいと思います。
次戦(準々決勝)の対戦相手は?
錦織の次戦(準々決勝)は、明日行われるチチパスとデミノールの勝者と対戦します。
追記:対戦相手はチチパスの決定しました。
次戦は中1日空けて、日本時間の10月5日金曜日の予定です。
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