2年8ヶ月ぶりの優勝ならず!
先程行われた、楽天オープン決勝。
今大会第3シードで世界ランク12位の錦織圭が、世界ランク32位のダニル・メドベージェフ(ロシア)に、2-6、4-6のストレートで敗れ、2年8ヶ月ぶりに優勝とはなりませんでした!
残念!
うわぁ、負けた~!悔しい~!!
本当に悔しい悔しい敗戦となってしまいました。
まさか負けてしまうとは・・・正直今日は全く想像していませんでした。
かなりショックですが、結果は結果ですよね。
すべて受け入れるしかありません。
どうした錦織圭!
今大会の錦織は、キャリア史上最高ともいえるプレーをしていたと思います。
それは間違いなく私はそう思っていました。
セットを1度も落とさず、高い集中力を維持し、決勝まで一気に勝ち上がってきたわけです。
それがどうしたことでしょう。
今日の錦織は、序盤からミスの連続でした。
昨日のガスケとの試合後の記者会見でも行っていましたが、決勝前夜はいつも眠れたことがないくらい緊張すると。
今回もそれはまさしく緊張してあまり眠れなかったのか?と思わせるような序盤の滑り出しで、ヤバイなぁという暗雲が立ちこめていましたが、それでもまさか敗けてしまうとは正直思っていませんでしたし、絶対敗けて欲しくない、絶対勝って欲しいと心からそう思っていましたので、もう祈るような気持ちで観ていました。
でも、今日は錦織のプレーは、これまでとは別人でとにかくミスが多く悪すぎましたね。
錦織とは対照的に、メドベージェフのプレーは今日は本当に素晴らしかったです。
特に今日のメドベージェフは、第1セット序盤から完全にゾーンに入っていましたよね。
プレーがものすごく早く、どこに打っても入っていましたし、何より自信を持ってプレーもしていました。
今年4月のモンテカルロで対戦した時とは全く違う、素晴らしいプレーでしたので、錦織は更に焦りも出てきてしまったのかも知れません。
正直チャンスがなかったかといえば、チャンスはあったと思いますが、そのチャンスをチャンスと捉えるだけの余裕が今日の錦織には全くなかったのだと思います。
それだけメドベージェフは、全体的にすごく早い展開で試合の主導権を完全に握っていましたからね。
トータルの試合時間も、ほんの1時間程度で終わってしまったのですから、どれだけ早い展開で試合が進んだかもおわかりになるかと思います。
これもテニス、これも人生です。
2年8か月ぶりの優勝ならず、一方でメドベージェフは弱冠22歳にして3度目の優勝です。
決勝8連敗か・・・。
残念ながら、まだ暗いトンネルからは抜けられないようですね。(-_-;)
今日の敗戦も受け入れるしかありませんし、ここまで素晴らしいプレーで決勝まで我々ファンを楽しませてくれたのは、まぎれもなく錦織圭なのですから、この悔しさを次の試合で是非とも爆発させて頂きたいと思っています。
ありがとうございました。
お疲れ様でした。
試合の振り返り
センターコートであるアリーナ1に予定通り、午後3時33分に白いバンダナとウェアで錦織圭が入場してきました。
コイントスに錦織が勝って、レシーブを選びました。
ウォームアップ後、試合がスタート。
メドベージェフのサービスから試合がスタートします。
まずは第1セット。
第1ゲームは、メドベージェフのサービスポイントがあるも、錦織のフォアのダウンザラインやバックのウィナーなどで40-30のブレークポイント。
1本戻され40-40になるも、錦織の連続ミスでメドベージェフがキープ。
第2ゲームは、錦織のミスショットがあるも、サービスポイントやロングラリーを制し難なくキープ。
第3ゲームは、メドベージェフのサービスポイントなどでラブゲームキープ!
第4ゲームは、錦織のミスやダブルフォルトなどで0-40と3本のブレークポイントを与え、最後もミスで一気にブレークされます。
第5ゲームは、メドベージェフのサービスポイントなどでラブゲームキープ!
第6ゲームは、錦織のサービスポイントなどでラブゲームキープ!
第7ゲームは、メドベージェフのサービスポイントなどでラブゲームキープ!
チェンジエンドの時間で錦織はウェアを着替えます。
ここでNEWボールになります。
第8ゲームは、メドベージェフのウィナーがあるも、錦織の連続ミスで15-40と2本のセットポイントを与え、1本戻すも最後はダブルフォルトでメドベージェフにブレークされます。
第1セットは、メドベージェフが2-6で先取しました。
ここまでの試合時間は25分でした。
続いて第2セット。
メドベージェフのサービスからゲームがスタート。
第1ゲームは、メドベージェフのサービスポイントなどでラブゲームキープ!
第2ゲームでは、メドベージェフのミスや、錦織のサービスポイントなどで難なくキープ。
第3ゲームは、錦織のミスがあるも、メドベージェフのウィナーなどストロークに押されラブゲームキープ!
第4ゲームは、錦織がストロークで押すも、30-40とミスショットでブレークポイントを与えてしまいます。
なんとかストロークで押し40-40に戻し、サービスポイントやストロークで押しキープに成功!
第5ゲームは、メドベージェフのミスがあるも、サービスポイントや早い攻撃でウィナーを取り、難なくキープ。
チェンジエンドでメドベージェフがウェアを着替えます。
第6ゲームは、錦織のミスがあるも、ストロークで押しキープ。
第7ゲームは、錦織のミスがあるも、メドベージェフのストロークでウィナーを取り、ラブゲームキープ!
第8ゲームは、錦織のダブルフォルトやミスがあるも、ウィナーやサービスポイントなどでキープ。
ここで錦織はウェアを着替えます。
NEWボールになります。
第9ゲームは、メドベージェフのサービスポイントなどでラブゲームキープ!
第10ゲームは、錦織の連続ミスで、15-40と2本のチャンピオンシップポイントが来て、最後も錦織のミスでブレーク!
第2セットもメドベージェフが取り、セットカウント0-2でメドベージェフが優勝しました。
トータル試合時間は1時間3分でした。
お疲れ様でした。
ファーストサーブはどうだった?
錦織自身も課題として挙げているファーストサーブですが、今回の調子はどうだったのでしょうか?
今日のファーストサーブの確率はトータルで65%と、まぁまぁ良かったとは思います。
ファーストサーブが入った時のポイント獲得率は、トータルで72%と悪くはなかったですが、一方のメドベージェフは93%と圧倒的でした。
そしてセカンドサーブが入った時のポイント獲得率は、錦織が29%なのに対し、メドベージェフは81%ということで、もうかなりの差がありすぎましたね。
今日は、ブレークはおろか、ブレークポイントも第1セットの第1ゲームで1度だけあっただけで、あとはすべて錦織がブレークされたという終始劣勢のゲームになりました。
せめてその第1セット、第1ゲームでブレーク出来ていたら、錦織は乗って行けたのでしょうか?
今となってはわかりません。(-_-;)
錦織の試合後のコメントとは
錦織の試合後のコメントが入ってきました。
「特に焦っていた訳でも、プレッシャーかけられた訳でもないんですけど、なるべく攻撃的なプレーを心がけたかったので、その中で良い感覚を得られなかった。
フォアもバックもいつも入っていたショットが入らず、そういうポイントが2点、3点と続くと…。
彼のサービスゲームが良かったし、自分のサーブが入らなかったりと、あまり今日は良いところなく終わってしまった。
ぐっすり眠れたし、緊張もしていなかった。
たぶん、彼のテニス、球の質とコートの速さ、自分の良い日じゃなかったとか、いろんなことが重なってミスが増えてしまった。
もう少しいい試合はできたと思う。
もったいなかった。
(ポジティブに)いようとは頑張っていました。
今日は良いテニスができなさそうだなと、最初から感じていたので、なるべく我慢していこうと。
第2セットは徐々にサーブが入り出してきたので、タイブレークまでいけば何とかチャンスが出るかなと思ってやっていましたが取られてしまった。
(ショットが入らなかったのは)何でしょうね。
彼の球質だったり、戦術が良かったからだと思う。
自分の調子もすごく良いわけではなかった。
悪い日でもいいプレーが出来れば良かったが、ミスが早かった。
(疲れは)あんまりなかった。
2、3試合目の方があった。
そんなに体も重くなかったし、体は問題なかった。
ショックはショックだった。
内容は良くなかったし、なかなか全力を出そうとしても出せなかった。
ただ、ショックですが、十分過ぎる1年ではあるので。
なるべく気持ちを切り替えていかなければいけないので。
まだ、数大会残りあるので楽しんでやりたいですね。
(決勝8連敗の焦りは)今日は正直なかった。
久しぶりに決勝の舞台だったし、勝てないのでは事実ですが、まだそんなに気にしていない。
決勝まできているということは、評価できるということもあるので引き続きチャレンジしたい。
ランキングのことは気にしているところはある。
ただ、周りをコントロールできない。
あと残り3大会どう戦いきるかだったり、なるべくフレッシュな状態にしておかないとケガも怖いので、そこらへんの方が心配というか、今は重点的に考えています。
今週はすごく楽しかった。
ほぼ満員の中で毎試合できたし、日本でプレーするのは久しぶりでもあるので。
1試合目は、プレッシャーもあったが楽しくできた。
また来年戻ってこられるように頑張りたい」
とのことでした。
そこまで落ち込んでいないのがまだ救いでしょうか。
そして昨夜は珍しくぐっすり眠れたのですね。
しかも緊張もしていなかったと。
それでも、昨日までの錦織とは180度違う別人28号のこの結果です。(^_^;)
確かに決勝8連敗にはなってしまいましたが、決勝まで勝ち上がれたこと自体、大きく評価できるポイントといえば、確かにそうなのかもしれません。
それでも今日は優勝して欲しかったですよね~。。。
まぁ終わってしまったからには仕方ありません。
残りの数試合で、世界ランクトップ10以内&最終戦トップ8以内を目標に、負けられない試合がこれからも続きます。
気持ちを切り替えていくしかないですね。
次戦の試合は?
錦織の次の試合は、明日10/7(日)から上海で開幕するATP1000上海ロレックスマスターズになります。
錦織は、第8シードで1回戦は免除で、2回戦からの出場となります。
この悔しさをマスターズで晴らして欲しいですね。
連戦ですが頑張って欲しいと思います。
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