ストレートでベスト8!
先程行われた、上海マスターズ3回戦。
今大会第8シードで世界ランク12位の錦織圭が、世界ランク57位のサム・クエリー(アメリカ)を、7-6(9-7)、6-4のストレートで3回戦を突破し、7年ぶりに準々決勝進出を決めました!
おめでとうございます。
ヨッシャー!!
今日はビッグサーバーのクエリー相手に、緊張感溢れる負けられない接戦でしたね~。
その接戦を制した錦織はさすがでした。
もちろんまだまだ勝ってもらわないといけないですから、想定内の勝利ではありましたが、それでも今日の接戦をきっちり制したあたりはさすがでしたし、かっこよかったですね。
これで無事にベスト8入りとなりました。
タイブレークでギアを上げた!
クエリーとは過去に何度も戦っていますし、今大会でも一緒に練習もしていましたので、手の内はわかっていたと思いますが、それでもやはりビッグサーバー相手の試合は本当に厄介ですよね。
サービスゲームは殆どサービスポイントでキープされる確率が高いですし、特にタイブレークになった際には、やはりビッグサーバーが有利にもなります。
でも、そのタイブレークの勝率が80%以上という、世界トップレベルの勝率を誇る錦織でしたら、負ける気は全くしませんでした。
そして錦織の表情も良く、動きも軽く、接戦になっても諦めないプレーが更に観ている我々の心も熱くさせました。
そして結果、案の定錦織がタイブレークを制し、第1セットを先取したんですよね。
正直めっちゃかっこよかったです!!
その後、第2セットに入り、クエリーがもう少し落胆の色を見せるかなと思ったのですが、意外にも今日のクエリーはしぶとく、相変わらずサービスをキープしてきましたね。
錦織もブレークできるチャンスはありましたが、あと一歩のところでブレーク出来ず、またタイブレークにもつれるのか?と思った第10ゲームで、クエリーが絵に描いたようなミスをしてくれて、絶好のマッチポイントが来て、最後もクエリーのミスでブレーク!
錦織がストレートでベスト8進出を決めたという流れでした。
ビッグサーバーのクエリーが、今日は錦織の激しいストロークによくついていってましたし、中々決定的な試合が決まるポイントが見つからなかったですが、錦織の絶対諦めない姿勢で臨んだタイブレークや、疲労感を感じさせないプレーで、徐々にクエリーの集中力を欠いていったのだと思います。
今日も良く頑張りました!
おめでとうございました!!
試合の振り返り
上海の天気は晴れ。
少し風があります。
予定より遅れて、日本時間午後5時56分に、ショーコート3に白いバンダナとウェアで錦織圭が入場してきました。
今日も開襟にネックレスをしています。
コイントスにクエリーが勝って、サーブを選びました。
ウォームアップ後、試合がスタート。
クエリーのサービスから試合がスタートします。
まずは第1セット。
第1ゲームは、クエリーのミスや錦織のバックのウィナーがあるも、クエリーがストロークで押して錦織のミスを誘いキープ。
第2ゲームは、クエリーのウィナーや錦織のミスがあるも、バックのボレーやサービスポイントなどでキープ。
第3ゲームは、クエリーのミスや錦織のフォアのダウンザラインなどで、40-30とブレークポイントが来るも、錦織のミスで40-40に戻されます。
錦織のミスとクエリーのダウンザラインでキープ。
第4ゲームは、錦織のサービスポイントやクエリーのミス、ストロークで押し、ラブゲームキープ!
第5ゲームは、クエリーのサービスポイントやストロークで押し、最後はウィナーでラブゲームキープ!
第6ゲームは、錦織のフォアのウィナーなどがあるも、ミスやダブルフォルトで30-40でブレークポイントを与えます。
錦織のフォアにウィナーで40-40に戻します。
クエリーのミスを誘ってキープ。
第7ゲームは、クエリーのサービスポイントやウィナーなどでラブゲームキープ!
ここでNEWボールになります。
第8ゲームは、クエリーのリターンエースがあるも、コードボールやサービスエース、ボレーなどでキープ。
第9ゲームは、クエリーのサービスポイントなどで難なくキープ。
第10ゲームは、クエリーのウィナーがあるも、錦織がストロークやサービスポイントなどでキープ。
第11ゲームは、クエリーのミスがあるも、サービスポイントやストロークで押し難なくキープ。
第12ゲームは、錦織のミスがあるも、ストロークで押し、バックの連続ウィナーで難なくキープ。
ここからタイブレークに入ります。
・クエリーのミスでミニブレーク、1-0
・錦織のボールがアウトでミニブレークバック、1-1
・錦織のウィナーで、2-1
・クエリーのサービスポイントで、2-2
・クエリーのサービスポイントで、2-3
・錦織のパッシングショットで、3-3
・クエリーのショットがアウトで、4-3
・クエリーのスマッシュで、4-4
・錦織のミスで、4-5
・クエリーのミスで、5-5
・錦織のミスでミニブレーク、5-6、クエリーにセットポイント
・クエリーのミスでミニブレークバック、6-6
・錦織のウィナーでミニブレーク、7-6錦織にセットポイント
・錦織のショットがアウトでミニブレークバック、7-7
・クエリーのミスでミニブレーク、8-7錦織にセットポイント
・クエリーのミスで錦織がミニブレーク、9-7!
錦織がタイブレークを9-7で制し、第1セットは錦織が7-6(9-7)で先取しました。
ここまでの試合時間は53分でした。
続いて第2セット。
錦織のサービスからゲームがスタート。
第1ゲームは、錦織のミスがるもサービスポイントなどストロークで押し難なくキープ。
第2ゲームでは、クエリーのサービスポイントやストロークで押し、難なくキープ。
第3ゲームでは、錦織の連続ミスで0-30になるも、ボレーやストロークで押すも、ミスで40-40に。
クエリーの連続ミスでキープ。
ここでNEWボールになります。
第4ゲームは、クエリーの連続ミスで30-0になるも、錦織のミスやエース、ウィナーで30-30に戻すも、自身のミスで40-40に。
お互いウィナーなどがあり、3度のデュースを経て、最後はサービスポイントでクエリーがキープ。
第5ゲームは、錦織のサービスポイントやストロークで押し、最後はバックのダウンザラインでラブゲームキープ!
第6ゲームは、クエリーのサービスポイントなどでラブゲームキープ!
第7ゲームは、錦織のミスがあるも、ウィナーやサービスポイントなどでキープ。
第8ゲームは、錦織のリターンエースやクエリーのミスがあるも、サービスポイントなどでキープ。
第9ゲームは、錦織のミスがあるも、サービスポイントやバックやフォアのウィナーでキープ。
第10ゲームは、クエリーのミスで40-15と2本のマッチポイントが来て、1本戻されるも最後はクエリーのショットがアウトで錦織がブレーク!
第2セットも錦織が6-4で制し、セットカウント2-0で錦織が準々決勝進出を決めました。
トータル試合時間は1時間32分でした。
お疲れ様でした。
ファーストサーブはどうだった?
錦織自身も課題として挙げているファーストサーブですが、今回の調子はどうだったのでしょうか?
今日のファーストサーブの確率はトータルで50%と、今日は全然良くなかったんですよね。
ファーストサーブが入った時のポイント獲得率は、トータルで69%と良かったのですが、クエリーは73%と若干クエリーに方が良かったですね。
ただセカンドサーブが入った時のポイント獲得率は、錦織が72%なのに対し、クエリーは58%ということで、ここでかなり差が出たのかなと。
ただ基本的に試合はほぼ互角で進んでいたように見えましたし、クエリーも錦織もお互いミスとウィナーの攻防でした。
勝因はやはり錦織がここぞという時にあげた集中力だったと思います。
そのギアの上げ方が、クエリーより上回ったということなんだと思います。
中々そのギアは誰にでも上げられるものではありませんし、さすが錦織!という感じでした。
素晴らしかったですね。
この調子で、次戦となる準々決勝も頑張って欲しいなと思います。
次戦(準々決勝)の対戦相手は?
錦織の次戦(準々決勝)は、世界ランク2位のロジャー・フェデラー(スイス)と世界ランク28位のバウティスタ・アグート(スペイン)の勝者と対戦します。
追記:錦織の準々決勝の相手は、ロジャー・フェデラーに決定しました。
次戦は明日、日本時間の10月12日金曜日の予定です。
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