ストレートでフェデラー撃破!
先程行われた、NittoATPファイナルズ、ラウンドロビン初戦。
世界ランク9位の錦織圭が、世界ランク3位のロジャー・フェデラー(スイス)を、7-6(7-4)、6-3のストレートで破り、4年8ヶ月ぶりにフェデラーから勝利を決めました!
おめでとうございます。
やったー!
つ、ついにフェデラーに勝ちましたよ~!!
もう、めっちゃ嬉しいです!!!
プレーの内容としては、圧倒的勝利とまではいきませんでしたが、それでもフェデラー相手にストレートで勝てたというのが素晴らしかったですし、ラウンドロビン初戦で幸先の良いスタートが切れたと言って良いのではないでしょうか。
これで6連敗だった連敗がようやくストップし、4年8ヶ月ぶりにフェデラー相手に初めてストレート勝利が出来たということで、ここから波に乗っていける期待感が増した初戦になったと思います。
粘りと集中で掴んだ勝利
今日は両者ともにファーストサーブに苦戦していましたが、特に錦織は第1セットは、ファーストが本当に入らず、かなり苦戦を強いられていましたよね。
確率も50%を切り、ダブルフォルトなどもあって45%前後でずっと推移していましたし、中々突破口を見出すことが出来なかったので、正直ちょっと観ていてヤキモキしました。
ただそれでもなんとか自身のサービスゲームをキープし続け、タイブレークに持ち込めたのは、フェデラーもファーストが入らず、ミスが錦織以上に多かったからなんですね。
やはりファイナルの初戦ということで、お互いに緊張感や硬さなどがあったのだと思います。
両者とも悪いなりになんとかタイブレークまでもつれ込んで、どちらがタイブレークを制するか、このセットを取った方が今日は勝てるのではないかと思っていたのですが、そのタイブレークで一気にギアを上げてきたのは、今日は錦織の方だったのです。
錦織はタイブレークに入るまでは、なんとか我慢と粘りのプレーで持ちこたえ、タイブレークで一気にギアを上げ、フェデラーを圧倒。
錦織がストロークで攻めてフェデラーのミスを誘い、第1セットを先取した時、今日は勝ったなと確信しました。
それでも第2セットの第1ゲームで、いきなりブレークされた時には少々焦りましたが、第2ゲームでブレークバック出来て、そこからは終始錦織ペースになっていたと思います。
そして第6ゲームのブレークチャンスを一気にモノにして勝負あり。
振り返ってみれば、4年8ヶ月ぶりのフェデラーからの勝利となったわけで、しかも初めてのストレート勝利というおまけ付き。
フェデラーとの試合前に、錦織は何かを変えなければいけないと語っていましたが、今日は調子が悪いながらもサーブ&ボレーなどを多く入れ、フェデラーの術中にはまらないよう工夫したり、ミスを誘ったりしていましたよね。
一方のフェデラーはここ最近では、最も調子が良くなかった試合だったと思いますが、それでもこういうタイミングで錦織と対戦できたことは意味があったと思いますし、ストレートで勝てたことは、ただのラッキーではなく、実力でもぎ取った勝利だったと私は思っています。
朝から感慨深い気持ちではありますが、この調子でラウンドロビン第2戦も頑張って欲しいです。
試合の振り返り
センターコートに予定通り、日本時間午前5時02分頃に、薄緑色のバンダナと赤とオレンジ色のウェアで錦織圭が入場してきました。
コイントスに錦織が勝って、レシーブを選びました。
ウォームアップ後、試合がスタート。
フェデラーのサービスから試合がスタートします。
まずは第1セット。
第1ゲームは、フェデラーのサービスポイントやストロークで難なくキープ。
第2ゲームは、錦織のサービスポイントなどでラブゲームキープ!
第3ゲームは、フェデラーのストロークに攻められ難なくキープ。
第4ゲームは、錦織のダブルフォルトなどのミスで0-30になるもサービスポイントで30-30に戻し、ストロークで攻めるも、2度目のダブルフォルトで40-40に。
フェデラーのフォアのミスなどでキープ。
第5ゲームは、フェデラーのダブルフォルトなどがあるも、ストロークで推して難なくキープ。
第6ゲームは、錦織のサービスポイントやストロークで攻めて難なくキープ。
第7ゲームは、フェデラーのダブルフォルトがあるも、ストロークで攻めて難なくキープ。
第8ゲームは、錦織がストロークで攻めてフェデラーのミスを誘い難なくキープ。
第9ゲームは、フェデラーのストロークでラブゲームキープ!
第10ゲームは、フェデラーのウィナーがあるも、錦織のサービスポイントやストロークで攻めてキープ。
第11ゲームは、フェデラーのダブルフォルトなどのミスがあるもストロークで攻めてキープ。
第12ゲームは、錦織のミスショットで0-30になるも、そこからフェデラーのリターンミスや、錦織のバックウィナーで30-30に戻します。
ここでフェデラーが警告を取られます。
錦織のサービスポイントなどでキープ。
ここからタイブレークに入ります。
・フェデラーのボレーが決まり、0-1
・フェデラーのショットがアウトで、1-1
・フェデラーのボールがネットで、2-1
・フェデラーのショットがアウトでミニブレークで、3-1
・錦織がストローク攻め、2度目のブレークで、4-1
・錦織のサーブ&ボレーを決め、5-1
・錦織のサービスポイントで、6-1でセットポイント
・フェデラーのウィナーで、6-2
・フェデラーのドロップショットで、6-3
・錦織のショットがロングで、ミニブレークバックされ、6-4
・錦織のサービスポイントで、7-4
錦織が7-4でタイブレークを制し、第1セットは錦織が7-6で先取しました。
ここまでの試合時間は51分でした。
続いて第2セット。
錦織のサービスからゲームがスタート。
第1ゲームは、錦織のミスで0-40と3本のブレークポイントを与え、1本返すも、ダブルフォルトでフェデラーがブレーク!
第2ゲームでは、フェデラーの連続ミスで40-15と2本のブレークポイント。
フェデラーのミスで錦織がブレークバックに成功!
第3ゲームは、錦織がストロークで攻めるも、ミスショットなどで40-40に。
フェデラーの連続ミスでキープ。
ここでNEWボールになります。
第4ゲームは、フェデラーのサービスポイントやストロークで攻めて難なくキープ。
第5ゲームは、フェデラーのウィナーや錦織のミスがあるも、サービスポイントやストロークで攻めてキープ。
第6ゲームは、フェデラーの連続ミスやダブルフォルトなどで40-30とブレークポイントが来て、一気にブレークに成功!
錦織ガッツポーズ!
第7ゲームは、錦織のサービスポイントやストロークで攻めてラブゲームキープ!
第8ゲームは、錦織がリターンエースを決めるも、フェデラーのサービスポイントなどで難なくキープ。
第9ゲームは、錦織のServing for match.
フェデラーのミスや錦織のサービスポイントなどで難なくキープ。
第2セットも錦織が6-3で取り、セットカウント2-0のストレートでフェデラーに勝利し、ラウンドロビン初戦を白星で発信となりました。
トータル試合時間は1時間27分でした。
お疲れ様でした。
ファーストサーブはどうだった?
錦織自身も課題として挙げているファーストサーブですが、今回の調子はどうだったのでしょうか?
今日のファーストサーブの確率は、フェデラーが57%、錦織は53%と、両者とも第1セットから決して良くはなかったんですよね。
ファーストサーブが入った時のポイント獲得率は、トータルで78%と良かったのですが、フェデラーも78%と互角の確率でした。
ただセカンドサーブが入った時のポイント獲得率は、フェデラーは54%に対し、第2セットで錦織が63%と上回りました。
特に第1セットは硬さもあり、中々ファーストが入らないこともありましたが、フェデラーのミスにも助けられ、なんとかタイブレークに持ち込み、そこで一気にギアを上げることが出来たのは素晴らしかったですよね。
少しでも気を抜くと、一気にフェデラーに攻められるリスクもありましたが、今日は悪いなりに上手く我慢と集中で勝利に繋げることが出来たのかなと思いました。
錦織の試合後のコメントとは
錦織の試合後のコメントが入って来ました。
「勝ててうれしい。
第1セットはリズムはつかめなかったが、第2セットはいいプレーをできた。
この2カ月で2度負けていたがより攻撃的に行けた。
この勝利を自信にして次も戦いたい。」
とのことでした。
やはりフェデラーに勝てたことは、大きな自信になりますよね。
特にタイブレークを制した後は、精神的に余裕も出たのだと思います。
今ならジョコビッチにも勝てそうな気がします。(^_^;)
まずはラウンドロビンのこのグループリーグを全勝で決勝トーナメントに進めるようにすることが目標だと思いますので、次戦も頑張って欲しいですね。
次戦の対戦相手は?
錦織の次戦となるラウンドロビン第2戦は、ケビン・アンダーソン(南アフリカ)と対戦します。
次戦は日本時間で明日11月12日(火)23時以降の予定です。
アンダーソンも、昨夜の初戦でティエムにストレート勝利していますし、手強い相手ですが、頑張って頂きましょう。
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