マレーが引退発表!
え?まさか?!
昨日、元世界ランク1位で現在世界ランク230位のアンディー・マレーが、全豪オープン前の記者会見で、今シーズン限りの引退を発表しました。
そしてもしかしたら、今回の全豪オープンが最後の試合になるかもしれない可能性があるということで、本当に衝撃が走りました。
この報道を知った時、正直かなり驚きましたし、本当に悲しく残念な気持ちになりました。
涙のマレー!錦織もショック!
現在マレーは31歳ということで、まだまだこれから円熟味を増し、プレーにも油が乗ってくる時期でもあったと思いましたし、闘志を全面に出して、どこまでもボールを拾いまくるマレーの全力プレーがまた観たいと、密かに完全復活を期待していただけに本当に残念でなりません。
「まだある程度はやれるが、自分が望むレベルではない。
痛みに本当に耐えられない。
ウィンブルドンに出場して終了したいと自分のチームに言ったが、私はそれができるか確信がない」
と語っていたマレーですが、以前から臀部に痛みがあり、昨年手術をして様子を見ていたようなのですが、現在に至ってもまだかなりの痛みがあるようで、かつてのトップレベルのパフォーマンスが出来ないということが一番の原因のようです。
この会見でマレーは、悔しさからか涙を流しながら語っていた姿が印象的でしたし、本当に衝撃でした。
まさか、あのマレーがこんなに早く引退してしまうとは!
明日は我が身ではないですが、どんな選手でもこれだけのハードスケジュールを毎年こなしていれば、ケガのリスクは常について回りますし、 錦織だって一昨年前は、テニス選手としては致命的ともいえる手首のケガを負い、半年程休養せざるを得ない状況に追い込まれたわけです。
幸いにも手術は回避し、リハビリ治療と本人の頑張りもあって、ここまで復活することが出来たわけですが、それでも再発のリスクがないわけではないでしょうし、試合をしていけば、他の部位でケガする可能性も否定できないわけですから、本当にプロテニスプレーヤーは大変だなぁといつも思います。
今回、錦織もマレーの引退発表はかなりショックを受けたようで、以下のように語っていました。
「正直とても悲しいです。何回もプレーし、彼からたくさんのことを学びました。
彼は多くの素晴らしい才能を持っています。
彼はトップ4として長い間プレーしてきましたから。
僕は彼のために何もすることができないですが、彼が良くなって、プレーを続けてくれることを願ってやみません」
恐らく錦織に限らず、マレーを知る殆どの選手や関係者達は同じように残念に思っていることと思います。
特にデルポトロは、マレーの引退発表には心を痛めた一人なのかなと。
というのも彼はずっとケガに悩まされてきた選手の一人でしたし、特に3度の手首の手術、そして辛いリハビリにも耐え、一時は引退も本気で考えていた時期もあったようですからね。
昨年はついに世界ランクもキャリアハイの3位にまで登り詰めましたが、昨年後半で膝の骨折をしてしまい、その影響で今回の全豪オープンも欠場を余儀なくされているわけですが、マレーに対しては色々と思うところもあったようで、以下のようにツイッターで語っていましたね。
「アンディ、会見を見たよ。
お願いだから挑戦をやめないで、闘い続けてほしい。
君の苦しみや悲しみはわかる。
でもきっと乗り越えられるはずだ。
みんな君が大好きなんだ」
マレーがここで引退することは誰もが望んでいないですし、出来ることならまたいつの日か復活して欲しいとみんな願っています。
それでも現時点で相当な痛みが依然としてあるのであれば、やはりしばらくはその痛みを少しでも軽減するために、必要なことをしていかなければいけないのでしょう。
マレーに笑顔が戻る日が一日でも早く訪れることを強く願っています。
全豪オープン 大会展望!
いよいよ週明けから開幕する全豪オープン2019。
マイケルチャンコーチを始め、チーム圭の面々も勢ぞろいし、精力的にメルボルンで練習している姿が報道されています。
そんな中、ついに先日ドローが発表されましたね。
錦織の1回戦の対戦相手は、予選勝者である世界ランク176位のマイクシャクに決定しました。
今年は、我らが錦織圭が20代最後のグランドスラムで、まずは全豪で初制覇ができるかどうかかなり注目されていますよね。
というのも、先日行われた前哨戦のブリスベンで初優勝し、勢いにノッていることもあり、この全豪でどこまで勝ち上がれるのかということで、かなり期待がかかっているからこそ、個人的にもちょっとワクワクしているのです。
錦織が今年の全豪で優勝できるかどうかは、ドロー運がカギを握っている部分が多分にあるわけですが、発表されたドローを見てみると、錦織はジョコビッチの山に入っていました。
錦織のいる山を見てみると、悪くないドローだなというのが率直な感想です。
もちろん簡単には勝てない相手が待ち受けていることは事実ではありますが、それでもチャレンジし甲斐はあるのかなと。
まず1回戦では予選勝者のマイクシャクと対戦しますが、その後は番狂わせなどなく順調に各選手達が勝ち進んでいくとして、2回戦は超ビッグサーバーのカルロビッチ、3回戦はコールシュライバー、2週目に入って4回戦はフォニーニ、そして準々決勝で錦織にとって最大の敵となるジョコビッチがここで待ち受けているのです。
そしてもしも準々決勝でジョコビッチを倒すことが出来れば、準決勝でズべレフ、そして決勝でナダルになるのかなと。
こう見ていくと、ジョコビッチとの準々決勝が、最大の関門になると言えそうですよね。
何といっても錦織としては、ジョコビッチに対して現在14連敗中なのですから、ジョコビッチを倒さなければ、いつものようにベスト8止まりになってしまいますし、今年の全豪でもブレイクスルーはできないということになってしまいます。
ですからなんとか準々決勝まで勝ち上がれたならば、今度こそジョコビッチを倒してキャリアハイとなる成績を残して欲しいと心から願っていますし、もちろんそこまで行けたのであれば、決勝、そして錦織の初優勝がどうしても観たい!
今年の全豪では、我々の期待する熱いドラマが観られるのでしょうか。
はたまた番狂わせが起こり、想像とは全く違う対戦が待ち受けることになるのか。
錦織としては、まずは2週目に行けることが当面の目標ですし、その後はキャリアハイの達成ですね。
やはり錦織のガッツポーズや笑顔がたくさん見たいですし、躍動感溢れる熱いプレーにも是非とも期待したい。
今シーズン最初のグランドスラム・全豪オープンを大いに楽しみたいと思います。
頑張れ、錦織圭!
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