フルセットの逆転で2回戦進出!
先程行われた、ABNアムロワールドの1回戦。
今大会第1シードで世界ランク7位の錦織圭が、世界ランク36位のPH・エルベールを、3‐6、6‐1、6-4のフルセットの逆転で初戦(1回戦)を突破し、2回戦進出を決めました!
おめでとうございます。
ヨッシャー!!
まずは初戦を無事に勝ててホッとしました。
第1セットを取り切れずに落としてしまったことは残念でしたが、それでも今日は終始落ち着いていましたので、勝てると信じていました。
ロッテルダムは初出場の大会ですし、今日はその初戦ということで、サーフェスやボールの感触など、アジャストするには少々の時間は必要だったのかも知れませんが、初戦をしっかり勝つことが出来ましたから、2回戦からはもう少しスッキリ勝てるのではないかと期待しています。
この調子で次戦も頑張って欲しいですね。
フルセットでも勝てばOK
今大会のロッテルダムは、錦織自身初めて出場する大会で、相手はダブルス巧者のエルベールですから、今日はどんな試合になるのだろうと思っていました。
第1セットは、第6ゲームまではお互いキープ合戦となりましたが、第7ゲームでは13分を超えるロングゲームになりましたね。
錦織にも再三ブレークチャンスが来るも、エルベールに粘られ6度のデュースを経て結局決めきれず、エルベールにキープされてしまったわけですが、直後の第8ゲームで、少々集中力が切れてしまったのか、ミスを連発してエルベールにブレークされ、第1セットを落としてしまいます。
どうなるのか?とは思いましたが、それでも意外にも今日の錦織は淡々としていましたし、終始落ち着いた雰囲気もあったので、ここから逆転できると信じていました。
ただそれでも、第2セットの第2ゲームでは、第1セットの第7ゲーム以上の15分を超えるロングゲームを、またもや錦織はブレーク出来なかったので、一瞬不穏な空気にはなりましたが、それでも直後の第3ゲームをラブゲームキープしたことで波に乗れたのか、結果的に2ブレーク含む5ゲーム連取で、一気に畳みかけられたことは、らしさ全開で素晴らしかったなと思います。
そしてファイナルセットも、きっちりブレークを取って、タイブレークにもつれることなく試合が終われて本当に良かったですよね。
フルセットの逆転というカタチにはなりましたが、勝てばそれもOKです。
いつもの錦織らしいプレーも随所で観られましたし、初出場の初戦にしては、まずまずの出来だったのではないでしょうか。
これでどんどん波に乗って勝ち上がっていって欲しいですね。
試合の振り返り
センターコートに予定通り、日本時間午前3時33分頃、白色のバンダナと3色のウェアで錦織圭が入場してきました。
コイントスに錦織が勝って、レシーブを選びました。
ウォームアップ後、試合がスタート。
エルベールのサービスから試合がスタートします。
まずは第1セット。
第1ゲームは、エルベールのダブルフォルトがあるも、サービスポイントなどで難なくキープ。
第2ゲームは、錦織がストロークで攻めてラブゲームキープ!
第3ゲームは、エルベールのミスや錦織のウィナーがあるも、エルベールがストロークで攻めてキープ。
第4ゲームは、錦織のミスショットがあるも、ストロークで攻めてキープ。
第5ゲームは、エルベールのミスショットや錦織がストロークで攻めて40‐40に追いつきます。
錦織のミスやネットプレーを制したエルベールがキープ。
第6ゲームは、錦織がロングラリーなどストロークで攻めてラブゲームキープ!
第7ゲームは、エルベールの連続ミスショットや、錦織がストロークで攻めて40‐30とブレークポイントが来るも、40‐40に戻されます。
6度のデュースを経て、錦織のリターンエースが何度も決まるも、ストロークで攻めたエルベールがキープ。
このゲームだけで13分を超える長いゲームとなりました。
ここでNEWボールになります。
第8ゲームは、錦織のミスショットが続き、15‐40と2本のブレークポイントを与え、錦織のミスショットで一気にブレークされてしまいます。
第9ゲームは、エルベールのServing for 1stset.
エルベールのサービスポイントや、錦織のミスショットなどで難なくキープ。
第1セットはエルベールが3‐6で先取します。
ここまでの試合時間は45分でした。
気持ちを切り替えたい第2セット。
錦織のサービスからゲームがスタート。
第1ゲームは、錦織のダブルフォルトなどのミスがあるも、ストロークで攻めてキープ。
第2ゲームでは、錦織がストロークで攻めて40‐40に追いつきます。
8度のデュースを経て、エルベールがキープ。
このゲームだけで15分を超える長いゲームとなりました。
第3ゲームでは、錦織がサービスポイントやストロークで攻めて、ラブゲームキープ!
第4ゲームは、錦織がストロークで攻めて40‐30でブレークポイントが来るも40‐40に戻されます。
錦織がさらにストロークで攻めて、ようやくブレークに成功!
第5ゲームは、錦織のサービスポイントやストロークで攻めて難なくキープ。
第6ゲームは、エルベールのミスショットや錦織がストロークで攻めて、40‐30とブレークポイントが来て、フォアのダウンザラインが決まり一気に2度目のブレークに成功!
第7ゲームは、錦織のServing for 2ndset.
錦織のサービスポイントやストロークで攻めてラブゲームキープ!
第2セットは、錦織が6‐1で取りました。
ここまでの試合時間は1時間25分でした。
ここで錦織はトイレットブレークを取ります。
勝負の第3セット。
エルベールのサービスからスタート。
第1ゲームは、エルベールのサービスポイントやストロークで攻めてキープ。
第2ゲームは、錦織がストロークで攻めて難なくキープ。
第3ゲームは、エルベールのミスショットがあるも、錦織がパッシングショットを決めて40‐30とブレークポイントが来て、錦織のリターンがアウト判定に対し、錦織がチャレンジをし、ぎりぎりイン!そしてブレークに成功します。
第4ゲームは、錦織がネットボレーなどストロークで攻めて難なくキープ。
第5ゲームは、エルベールのミスがあるも、サービスポイントやストロークで攻めてキープ。
第6ゲームは、錦織のサービスポイントやストロークで攻めて難なくキープ。
第7ゲームは、エルベールのミスがあるもサービスポイントやストロークで攻めてキープ。
第8ゲームは、錦織のサービスポイントやストロークで攻めてラブゲームキープ!
第9ゲームは、エルベールのサービスポイントやストロークで攻めてラブゲームキープ!
ここでNEWボールになります。
第10ゲームは、錦織のServing for match.
錦織の連続ミスショットなどで、40‐15と2本のブレークポイントを与えてしまいます。
そこからサービスで2本凌いで40‐40に戻します。
2度のデュースを経て、錦織がストロークで攻めてキープに成功!
ファイナルセットも錦織が6‐4で制し、セットカウント2‐1の逆転で錦織が2回戦進出を決めました。
トータル試合時間は2時間11分でした。
お疲れ様でした。
ファーストサーブはどうだった?
錦織自身も課題として挙げているファーストサーブですが、今回の調子はどうだったのでしょうか?
今日のファーストサーブの確率はトータルで66%と、まぁまぁ良かったと思います。
ファーストサーブが入った時のポイント獲得率は、エルベールの66%に対し、錦織はトータルで84%とかなり良かったです。
錦織は序盤はミスもけっこうありましたが、尻上がりに調子を上げ、エルベールのミスを引き出し、第2セット以降は主導権を握っていきましたよね。
そういったところなんかも、さすがシングルスでは1枚も2枚も上手な錦織だなと思いました。
錦織の試合後のコメントとは
錦織の試合後のコメントが入ってきました。
「簡単な試合ではなかった。
彼(エルベール)はいいテニスをしていて、サービスもよかった。
リターンゲームではちょっと苦戦を強いられて、大事なポイントが取れなかった。
悪いプレーをしていたわけではなかったから、安定したプレーをするように努めていた。
そして攻撃的でいるようにもした」
とのことでした。
確かに苦戦は強いられましたよね。
エルベールもストロークで押してくるタイプですから、序盤は特に中々ブレーク出来ずにフラストレーションも溜まったと思います。
それでも第2セットでは、改めて冷静な自分を取り戻し、しっかりサービスゲームをラブゲームキープできたことで波に乗れたと思いますので、やはり自分を信じて攻めのプレーを続けたことが、結果的に良い方向に進めたのではと思いました。
次戦(2回戦)の対戦相手は?
錦織の次戦(2回戦)は、世界ランク84位のE・グルビスと対戦します。
次戦は中1日空けて、日本時間の2月15日の深夜の予定です。
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