ペール撃破で初戦突破!
先程行われた、ドバイテニス選手権の1回戦。
今大会第1シードで世界ランク6位の錦織圭が、世界ランク65位のブノア・ペールを、6‐4、6-3のストレートで初戦(1回戦)を突破し、2回戦進出を決めました!
おめでとうございます。
ヨッシャー!!
まずは初戦を無事に勝ててホッとしました。
ドバイは初出場の大会ですし、今日はその初戦ということで、サーフェスやボールの感触など、序盤はアジャスト出来ていない感じもありましたが、ペール相手に初戦をしっかり勝つことが出来ましたから、良かったなと思います。
この調子で次戦も頑張って欲しいですね。
手首は大丈夫なのか?
今大会のドバイは、錦織自身初めて出場する大会で、しかも相手はいきなりペール。
ということで今日はどんな試合になるのだろうと思っていました。
錦織がセンターコートに入場してきて、いきなり右手首にテーピングを巻いてもらう場面が映され、正直びっくり。
ここのところ手首を気にする素振りは一切なかったですし、むしろ調子も良い感じで来ていたので、どうしたのか?と心配しましたが、テーピングを巻いてもらって以降は、特に手首を気にすることなく、最後までプレーが出来ていたので、恐らく大丈夫なんだと思います。
テーピングはただの予防の意味というだけだったのかも知れませんが、あの場面を見たら、正直ちょっと焦りましたね。
特になんでもないことを祈りたいと思います。
要所でのポイントを制す
さて、実際の試合ですが、序盤はやはり初戦の緊張感なのか、サーフェスやボールに慣れていないからか、フォアのミスがけっこう目立ちましたね。
ただ、今日のペールはいつもに比べて、あまりトリッキーなプレーはそれ程出しませんでした。
しかもドロップショットの精度も良くなかったですし、ミスもかなり目立ちましたね。
今日の一番のターニングポイントになったのは、第1セットの第4ゲームでしょうか。
錦織のミスショットなどで40-40になってから、何度もペールにブレークポイントを握られるも、そこをどうにか凌いで、7度のデュースを経てキープしたゲームは、14分以上にも及びましたが、このゲームをキープできたのは相当大きかったと思います。
そして今日のペールはというと、少々大人しかったなという印象でしたね。
随所で良いショットを打ってはいたのですが、第2セットの第2ゲームで右膝を痛めたようで、終始気にしてはいましたが、とはいえプレーには特に影響もなく、強いショットも打っていましたので、それ程の痛みではなかったのかも知れません。
それでもペールは大事なところでのミスショットや、痛恨のダブルフォルトなどが痛かったですね。
ということで、錦織はいつもの”らしいプレー”も随所で観られましたし、初出場の初戦にしては、まずまずの出来だったのではないでしょうか。
これでどんどん波に乗って勝ち上がっていって欲しいですね。
試合の振り返り
センターコートに予定通り、日本時間午後21時03分頃、白いキャップとオレンジの4色ウェアで錦織圭が入場してきました。
今日は風がけっこうあるようです。
いきなり入場して、錦織はトレーナーに右手首にテーピングを巻いてもらっています。
痛みがあるのか、予防のためか?
コイントスに錦織が勝って、レシーブを選びました。
ウォームアップ後、ペールのところにもドクターが行って何やら話をしていました。
ペールのサービスから試合がスタートします。
まずは第1セット。
第1ゲームは、ペールがストロークで攻めてラブゲームキープ。
第2ゲームは、錦織のミスショットなどで30-40とペールにブレークポイントを与えるも、ペールのミスで凌ぎ40-40に。
錦織のサービスポイントやストロークで攻めてキープ。
第3ゲームは、ペールのミスや錦織がストロークで攻めて40-30とブレークポイントが来て、ペールが痛恨のダブルフォルトを犯し、錦織がブレークに成功!
第4ゲームは、錦織の連続ミスなどで30-40とブレークポイントを許すも、凌いで40-40に。
7度のデュースを経て、錦織のウィナーやサービスポイントなどでようやくキープ。
このゲームだけで14分以上かかりました。
第5ゲームは、ペールのサービスポイントなどでラブゲームキープ。
第6ゲームは、錦織のダブルフォルトなどミスがあるも、サービスポイントやストロークで攻めてキープ。
第7ゲームは、ペールのミスがあるも、サービスポイントやストロークで攻めてキープ。
ここでNEWボールになります。
第8ゲームは、錦織がストロークで攻めて難なくキープ。
第9ゲームは、ペールのミスがあるもストロークで攻めてキープ。
第10ゲームは、錦織のServing for 1stset.
錦織の連続ミスショットがあるも、そこからストロークで攻めてセットポイントを握ると、ペールは悔しさからラケットを叩きつけました。
そこからネット際のドロップショットでキープ。
第1セットは錦織が6-4で先取しました。
ここまでの試合時間は49分でした。
続いて第2セット。
ペールのサービスからゲームがスタート。
第1ゲームは、ペールがサーブ&ボレーなどストロークで攻めてキープ。
第2ゲームでは、錦織がストロークで攻めてラブゲームキープ!
ペールが右膝を気にしています。
第3ゲームでは、ペールがショットを打つたびに右膝を触って気にしています。
ペールがストロークで攻めて難なくキープ。
チェンジエンドの時間でも右膝を気にして、トレーナーを呼び、ドクターも来て痛み止めと思われる錠剤を飲みました。
試合再開です。
第4ゲームは、、錦織がストロークで攻めるも、ミスショットやペールのリターンエースやウィナーなどが決まって40-40に。
錦織のサービスポイントやストロークでキープ。
第5ゲームは、ペールのミスショットや錦織のウィナーなどで40-15と2本のブレークポイントが来て、ペールがここでまたもや痛恨のダブルフォルトを犯し錦織がブレークに成功!
第6ゲームは、錦織がサービスポイントやストロークで攻めてラブゲームキープ!
ここでNEWボールになります。
第7ゲームは、ペールのサービスポイントやストロークで攻めて難なくキープ。
チェンジエンドの時間でペールは汗も拭かず、何も飲んだり食べたりせず、ただボーっとしています。
第8ゲームは、錦織のサービスポイントやロングラリーなどストロークで攻めて難なくキープ。
第9ゲームは、ペールのダブルフォルトなどのミスで40-15と2本のブレークポイントが来て、
第2セットも錦織が6-3で制し、セットカウント2-0で錦織が2回戦進出を決めました。
トータル試合時間は1時間21分でした。
お疲れ様でした。
ファーストサーブはどうだった?
錦織自身も課題として挙げているファーストサーブですが、今回の調子はどうだったのでしょうか?
今日のファーストサーブの確率はトータルで65%と、まぁまぁ良かったと思います。
ファーストサーブが入った時のポイント獲得率は、ペールの81%に対し、錦織はトータルで74%ということでペールの方が数字的には上回っていたんですよね。
ただセカンドサービスのポイント獲得率を見ると、ペールの40%に対し、錦織は57%ということでここで、多少差が付いたのかなと思います。
錦織は序盤はミスもけっこうありましたが、尻上がりに調子を上げ、ペールのミスを引き出し、第2セットは主導権を握っていましたよね。
ペールはミスが多かったので、錦織が要所でポイントを取れたことも勝因だったと思います。
試合後の錦織のコメントとは
試合後の錦織のコメントが入ってきました。
「ブノワとプレーするのは簡単ではない。
2-1(第1セットの第4ゲーム)の長かったゲームが鍵だったと思う。
相手はトリッキーでいいバックハンドも持っていたが、いい試合ができた。
この調子でいきたい」
とのことでした。
やはり14分を要した第1セット、第4ゲームをキープ出来たことは、錦織の中でも大きかったようですね。
そうですね、この調子でどんどん勝ち上がっていきましょう。
次戦(2回戦)の対戦相手は?
錦織の次戦(2回戦)は、世界ランク77位のフベルト・フルカチ(ポーランド)と対戦します。
2回戦は、日本時間の2/27(水)19時より試合開始予定です。
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