得意のマイアミで屈辱の初戦敗退!
先程行われた、マイアミオープン2回戦。
今大会第5シードで世界ランク6位の錦織圭が、世界ランク44位のデュサン・ラヨビッチ(セルビア)に、6-2、2‐6、3‐6のフルセットの末、まさかの初戦(2回戦)敗退を喫してしまいました。
残念!!
え?まさか得意のマイアミで初戦敗退ですか?
そ、そんなバカなぁ~・・・(-_-;)
まさかまさかの初戦敗退です。
マイアミは、錦織のホームグラウンドで地元で、得意の大会で・・・なんて言ってたばかりでこの敗退、しかもこの負け方です。
いやぁ、正直がっかりしましたね。
これで錦織のマイアミオープンは早くも閉幕となってしまいました。
ミス連発!どうした錦織?
まさにどうした錦織???という感じでした。
本当にいったい錦織はどうしちゃったのでしょうか。
もう今日は途中(第2セット)から、観ていてイライラ、モヤモヤ。
あんなに自信満々で、安定感抜群だったファーストサーブや、ストロークの精度はどこに行ってしまったのでしょうか。
ここ最近は、第1セットで調子が良くても、なぜかそれが試合終了まで続かないんですよね。
第1セットは圧倒的だったり絶好調だったとしても、なぜか第2セットで突如調子を崩してしまうというパターン。
今日もミスを連発し、ほぼ自滅の展開に自ら持って行ってしまった感がありましたね。
厳密に言えば、この悪い流れからのこの負け方、この展開は、ドバイから続いているような気がしています。
ドバイ、インディアンウェルズで、同じ相手であったフルカチに連敗した時も、今日と似たような展開からの負けでしたよね。
共通して言えるのは、相手が格下のランキングであるということや、大事な場面で精彩を欠き、痛恨のダブルフォルトで決勝点を取られるというようなパターンでの負けということで、端的に言えば、ほぼ自滅ということです。
辛口ですが、実際のところそういうことだと思います。
今日の試合は、第1セットはすごく良かったですよね。
まさに理想的な勝ち方で第1セットを先取できたと思います。
この調子で今日は一気にストレートで勝てるかなと思っていたのですが、第2セットで調子の良かったバックハンドの連続ミスを突如犯し、ラブゲームでブレークされ、一気に流れが変わってしまったんですよね。
結局、第2セットは、1つブレークバックするという意地は見せるも、3度ラヨビッチにブレークされ、このセットはラヨビッチに取られてしまいます。
それでも気持ちを切り替えて、ファイナルセットであればなんとか取ってくれるだろうと信じていました。
ところがどっこい、またもや錦織のミスが引き金となってしまったんですよね。
お互いサービスキープが続いている中、迎えた第7ゲーム。
錦織が連続ミスを犯して40‐40に追いつかれ、そこから更にミスでブレークポイントを与えてしまいます。
絶体絶命の最中、痛恨のダブルフォルトを犯してしまうという最悪の展開に。
先日もこの光景観たな、デジャブかな?と一瞬思ったくらい、ドバイやインディアンウェルズでも同じような展開からのダブルフォルトでブレークされるということがありましたよね。
錦織は、また、やってしまったのです。
勝率がやたら高いファイナルセットで負けたということで、ファイナルセットの勝率も最近は下げてしまっていますよね。
本当にどうしちゃったんでしょうか。
もうこういう試合は正直観たくないです。
どんなカタチであれ、勝ってくれるなら全然OKなのですが、結果として負けるのはとても腹が立ちますよね。
ここは少し時間を置いてみる必要があるかもしれません。
幸い、これで春のハードコートシーズンは終わりで、4月からはクレーコートシーズンに突入しますから、それまでしっかり心身ともに休んで、一旦ニュートラルな状態にしてみたり、心の再起動をしたりしながら、調整した方が良さそうですよね。
我々は、強い錦織圭がどうしても観たいのです。
試合の振り返り
今日のマイアミは快晴で、青空が眩しく日差しも強そうです。
現在の気温は21度で、今日は24度まで上がる予報とか。
日本時間午前1時03分に、いつもの白ベースの4色ウェア白キャップで入場してきました。
コイントスにラヨビッチが勝って、レシーブを選びました。
ウォームアップ後、試合がスタート。
錦織のサービスから試合がスタートします。
まずは第1セット。
第1ゲームは、錦織のフォアのミスがあるも、サービスポイントやストロークで攻めてキープ。
第2ゲームは、錦織のウィナーやラヨビッチのミスなどで40‐40に追いつくも、ラヨビッチがストロークで攻めてキープ。
第3ゲームは、錦織のフォアのウィナーなどストロークで攻めて難なくキープ。
第4ゲームは、ラヨビッチの片手バックハンドのウィナーなどストロークで攻めて難なくキープ。
第5ゲームは、錦織のフォアのミスなどで40‐40に追いつかれるも、サービスポイントなどでキープ。
第6ゲームは、ラヨビッチのダブルフォルトなどのミスで40‐0と3本のブレークポイントが来て、一気にブレークに成功!
第7ゲームは、錦織のフォアのミスがあるも、ジャックナイフなどストロークで攻めてキープ。
ここでNEWボールになります。
第8ゲームは、錦織のフォアのウィナーやラヨビッチのミスなどで40‐30とブレークポイントが来て、一気に錦織が2度目のブレークに成功!
第1セットは錦織が先取しました。
ここまでの試合時間は34分でした。
ここで錦織はトイレットブレークへ。
続いて第2セット。
錦織のサービスからゲームがスタート。
第1ゲームは、錦織のフォアのウィナーやバックボレーなどが決まって難なくキープ。
第2ゲームでは、ラヨビッチがストロークで攻めて難なくキープ。
第3ゲームは、錦織のバックハンドの連続ミスで0‐40と3本のブレークポイントを与えてしまいます。
ストロークで2本戻すも、錦織のボールがネットにかかりブレークされてしまいます。
錦織はチェンジエンドの時間でウェアを着替えます。
第4ゲームは、ラヨビッチのダブルフォルトなどのミスがあるも、ストロークで攻めて難なくキープ。
第5ゲームは、ラヨビッチのリターンエースや錦織のフォアのミスなどで40‐40に。
ラヨビッチがストロークで攻めて、2度目のブレークをされてしまいます。
第6ゲームは、ラヨビッチのミスや錦織がストロークで攻めて40‐30とブレークポイントが来て、一気にブレークバックに成功!
第7ゲームは、錦織のミスショットなどで15‐40と2本のブレークポイントを与え、ロングラリーで1本戻すも、またもやミスで3度目のブレークをされてしまいます。
第8ゲームは、ラヨビッチのServing for 2ndset.
ラヨビッチがストロークで攻めてキープ。
第2セットは、ラヨビッチが2‐6で取りました。
ここまでの試合時間は、1時間10分でした。
続いて、勝負のファイナルセット。
錦織のサービスから試合がスタート。
第1ゲームは、錦織がストロークで攻めて難なくキープ。
第2ゲームは、ラヨビッチがストロークで攻めてラブゲームキープ!
第3ゲームは、ラヨビッチがストロークで攻め0‐30になるも、錦織も丁寧にコースを突き30‐30に。
そこから錦織のミスで30‐40とラヨビッチにブレークポイントを与えるも、錦織が凌いで40‐40に。
錦織がストロークで攻めてキープ。
第4ゲームは、錦織が早いペースのストロークで攻めるも、ラヨビッチのバックウィナーが決まってキープ。
第5ゲームは、錦織のミスがあるも、ストロークで攻めて難なくキープ。
第6ゲームは、錦織のドロップショットやウィナーなどストロークで攻めて40‐30のブレークポイントを与えるも、錦織の連続ミスでラヨビッチのキープ。
第7ゲームは、錦織がストロークで攻めるも、連続ミスで40‐40に追いつかれます。
錦織がミスショットを犯して、ブレークポイントを与え、ここで痛恨のダブルフォルトでブレークされてしまいます。
第8ゲームは、ラヨビッチのミスや、錦織がストロークで攻めて40‐30とブレークポイントが来ます。
錦織のミスで凌がれ40‐40に。
3度のデュースを経て、ラヨビッチがキープ。
第9ゲームは、錦織の連続ミスで30‐40とブレークポイントを与え、最後もミスでブレークされてしまいました。
ファイナルセットもラヨビッチが3‐6で取り、セットカウント1‐2でラヨビッチが3回戦に進出しました。
トータル試合時間は1時間55分でした。
お疲れ様でした。
ファーストサーブはどうだった?
錦織自身も課題として挙げているファーストサーブですが、今回の調子はどうだったのでしょうか?
今日のファーストサーブの確率は、錦織はトータルで61%ということで、まずまずでした。
ただ、とにかく目立ったのがアンフォーストエラーの数です。
ラヨビッチの19本に対して、錦織は36本ということで、ほぼダブルスコアのミスを犯してしまったということですね。
トップ選手も、ミスを犯すことはもちろんあると思いますが、36本というミスの数字は、とにかく多過ぎますよね。
技術面で改善の余地があるならば、サーブも含めて再調整する必要性はあると思いますが、メンタル面での問題なのであれば、それはもうマイケルチャンコーチにお任せするしかないかなと思います。
あと、今回の春のインディアンウェルズと、マイアミは昨年出場していないので、一気にポイントの上積みができる予定にしていたのですが、ここで両大会とも早期敗退してしまったので、上積みできなかったのが、何とも残念でした。
4月のモンテカルロでは、昨年準優勝していますので、頑張らないとポイント大量失効してしまう可能性もあるだけに、クレーシーズンはある意味プレッシャーもかかってきます。
クレーで、また新たな、進化した錦織圭が観られるのでしょうか。
我々は、 それでもクレーで躍動する錦織圭が観られることを期待したいと思います。
錦織の敗戦の弁とは
錦織の敗戦の弁が入ってきました。
「彼(ラヨビッチ)は第2・ファイナルセットでレベルを上げ、ベースラインから安定したプレーをし始めていた。
第1セットのようなミスをあまりしなくなった。
サービスもよくなっていた。
自分はベストのプレーではなかった。
今日は彼を称賛したい」
確かに今日のラヨビッチは良かったですが、勝てない相手ではなかったと思いますし、正直いつもの錦織であれば勝てた相手だと思いました。
あんなにミスをしていたら、相手が誰であれ勝てないですよね。
ベストなプレーが出来なかった理由はなんだったのか、考えてみることが必要かもしれません。
次戦の試合予定は?
錦織の次戦は、4月14日(日)から開幕するATP1000モンテカルロマスターズになります。
気持ちを切り替えて、得意のクレーシーズンに期待したいと思います。
最後までお読み頂きありがとうございました。
この記事がお役に立てたなら幸いです。
ツイートやいいね!をして頂けると、もっと嬉しいです。
コメント
スワローズの青木選手がメジャー時代に、イチローさんと食事をしたそうです。
不振だった青木に、イチローは言った。
「考えて打てないのなら、また考えればいいじゃん」
錦織よ
諦めずに継続する事から、進化が始まるんだ。
>招き猫さん、こんにちは。
イチローの言葉は深いですよね。
3試合連続で格下の選手に、同じような展開で負けて早期敗退、いわゆる不振に陥ってしまっている現状をどうにか打破したいのでしょうが、なぜか空回りしているような気がします。
何かきっかけがあればいいような気もしますが、仰る通り、腐らず諦めずに前を向いてやっていくしかないですよね。
クレーではやってくれると期待しています。