ストレートで初戦(2回戦)敗退!
先程行われた、モンテカルロマスターズ2回戦。
今大会第5シードで世界ランク6位の錦織圭が、世界ランク49位のPH・エルベール(フランス)に、5‐7、4-6のストレートで初戦(2回戦)敗退となってしまいました!
残念!!
え?2戦連続で初戦敗退ですか?
嘘でしょう~???
まさかモンテカルロでも初戦敗退を喫してしまうとは、正直驚きましたし、正直本当に悔しく、残念でなりません。
でもこれがテニス、これが現実なんですよね。
受け入れたくない現実ですが、しょうがないですね。
次のバルセロナに期待したいと思います。
焦りと要所でのミスが敗因?
今日の錦織は、久々の試合ということもあり、多少の緊張感はあったと思うのですが、昨年のモンテカルロでは決勝まで勝ち上がっていましたし、多少エンジンのかかりが遅くとも、最後はきっちり勝ってくれると信じていました。
実際第1セット序盤から、錦織はリターンミスが多かったです。
最近の試合でもミスは多かったですが、その中でもリターンミスが多い印象でした。
ただ決定的だったのは、第1セットの第5ゲーム。
40‐0のブレークポイントという最大のチャンスが来て、これは行ける!と誰もが思ったと思います。
恐らく錦織もそう思ったと思いますが、その思いが強すぎたのか、焦ってしまったのか、ダイレクトボレーがネットにかかるミスなど、3本のチャンスをことごとく返され、結局エルベールにキープされてしまったんですね。
ここでブレークできなかったことは、正直かなり痛かったです。
それでもその後はなんとかキープを続けていくも、第12ゲームでやはり錦織のミスショットが引き金となり、ブレークされて第1セットを取られてしまったんですね。
それでも前回のエルベール戦の時のように、フルセットの逆転で勝てれば良いと思っていたのですが、第2セットに入ってからも、第1セットと同じような展開が続いてしまううのでした。
第1ゲームで、いきなりまた40-0と3本のブレークポイントが来たので、今度こそ!と思って期待していたのですが、それも自身のミスやエルベールのサービスなどで凌がれ、結局キープされてしまったのです。
第9ゲームでも、ブレークポイントが来るも、やはりエルベールのサービスで凌がれ、モノに出来ず、結局最後は第10ゲームで、錦織のミスが響いてブレークされ、結果的にストレートで初戦敗退という屈辱となってしまったのです。
確かに今日のエルベールは、ピンチになった時に蛭まず、高い集中力で攻めて凌ぎ切ったところはさすがでしたよね。
でもそれは本来錦織がやるべきことだったと思います。
もちろん錦織も攻めていましたが、それでも、久々の試合ということでの緊張感だったからか、焦りがあったからなのか、打ち急いだり、コースの選択ミスだったりで、良い集中力が維持出来ていなかったように思います。
ですから全く波に乗れていなかったですよね。
直接的な敗因は、焦りだったり、要所でのミスだったとは思います。
今日は錦織の日ではなかったと言ってしまえばそれまでですが、それにしても2戦連続で、ランク格下の選手に初戦敗退というのは、正直かなりの屈辱です。
特にハードコートとクレーコートは全く環境もサーフェスも違うわけですから、昨年のように完全に切り替えてきて欲しかったのですが、マイアミからプレーも、メンタルも、あまり変わり映えしていなかった感じがしました。
錦織さん、もっと頑張って下さいよ~!!!
来週のバルセロナは、期待できる試合をしてくれるのでしょうか。
いや、もうこうなったら完全に開き直って、ガラリと気持ちを切り替えて、勝負しに来て欲しいです。
試合の振り返り
今日のフランスの天気は晴れ。
日本時間午後6時02分に、錦織圭がコートレーニエ3に入場してきました。
今日のウェアは、新しい色のウェアと白いバンダナです。
コイントスにエルベールが勝って、サーブを選びました。
ウォームアップ後、試合がスタート。
エルベールのサービスから試合がスタートします。
まずは第1セット。
第1ゲームは、エルベールのサービスポイントや積極的に前に出たりなどで攻めて難なくキープ。
第2ゲームは、錦織のサービスポイントでラブゲームキープ!
第3ゲームは、錦織のフォアのウィナーが決まるも、エルベールのサービスポイントなどで難なくキープ。
第4ゲームは、エルベールのリターンウィナーが決まるも、錦織がストロークで攻めて難なくキープ。
第5ゲームは、錦織のウィナーなどストロークで攻めて40‐0と3本のブレークポイント。
錦織のリターンがネットにかかり、エルベールのネットプレーやストロークで攻められ40‐40に戻されます。
3度のデュースを経て、エルベールのサービスポイントなどでキープ。
第6ゲームは、錦織がストロークで攻めるも、錦織のミスで40‐40に。
2度のデュースを経て、錦織がストロークで攻めてキープ。
第7ゲームは、エルベールがサービスポイントやストロークで攻め、ラブゲームキープ!
ここでNEWボールになります。
第8ゲームは、錦織のウィナーが決まるも、エルベールのリターンエースやダブルフォルトなどで40‐40に。
錦織がストロークやサービスで攻めてキープ。
第9ゲームは、エルベールのサービスエースが決まるも、錦織がストロークで攻めて40‐30とブレークポイントが来るも、リターンがネットにかかり40‐40に。
4度のデュースを経て、エルベールがウィナーなどストロークで攻めてキープ。
第10ゲームは、エルベールのリターンエースが決まるも、錦織のサービスポイントやストロークで攻めて難なくキープ。
第11ゲームは、エルベールの連続ウィナーなどストロークで攻めて、ラブゲームキープ!
第12ゲームは、 錦織のミスショットなどで15‐40と2本のセットポイント。
錦織のミスで一気にブレーク!
第1セットは、エルベールが5-7で先取しました。
ここまでの試合時間は58分でした。
続いて気持ちを切り替えたい第2セット。
エルベールのサービスからゲームがスタート。
第1ゲームは、錦織がストロークで攻めて、40‐0と3本のブレークポイントが来るも、錦織のミスやエルベールが攻めて40‐40に戻されます。
エルベールのサービスポイントなどでキープ。
第2ゲームでは、錦織のサービスポイントやストロークで攻めて難なくキープ。
第3ゲームは、エルベールがストロークで攻めて難なくキープ。
第4ゲームは、錦織のミスや、エルベールのドロップショットなどで30‐40とブレークポイントを与えるも40‐40に戻します。
錦織がストロークで攻めてキープ。
NEWボールになります。
第5ゲームは、エルベールのサービスポイントなどでラブゲームキープ!
第6ゲームは、錦織のサービスポイントやウィナーなどストロークで攻めて難なくキープ。
第7ゲームは、エルベールのサービスポイントやストロークで攻めて難なくキープ。
第8ゲームは、錦織のサービスポイントやストローク、最後はドロップショットが決まって難なくキープ。
第9ゲームは、エルベールのダブルフォルトなどのミスで40‐30とブレークポイントが来るも、サービスポイントで凌がれ40‐40に。
エルベールのサービスポイントなどでキープ。
第10ゲームは、錦織がストロークで攻めてるも、エルベールのウィナーなどで30‐40とマッチポイントを与え、一気にブレーク!
第2セットもエルベールは4-6で取り、セットカウント0-2でエルベールが3回戦進出を決めました。
トータル試合時間は1時間42分でした。
お疲れ様でした。
ファーストサーブはどうだった?
錦織自身も課題として挙げているファーストサーブですが、今回の調子はどうだったのでしょうか?
今日のファーストサーブの確率は、エルベールの58%に対し、錦織はトータルで71%ということで、かなり良かったんですよね。
特に第2セットが良かったのですが、あまりプレーに好影響はなかったようです。
ファーストサーブが入った時のポイント獲得率は、トータルで67%で、エルベールは81%ということで、ここでかなり差がありました。
アンフォーストエラーの数は、25本と同じだったのですが、ウィナーの数がダブルスコアでエルベールが錦織を完全に上回っていました。
見た目でもかなりエルベールが攻めていましたから、それが数字的にも完全に上回っていたことになります。
エルベールは、ダブルスでは生涯グランドスラムを達成するなど、圧倒的ですが、シングルスでも今シーズンは調子を上げてきているようで、錦織は今まで負けたことがなかったとはいえ、今日のエルベールは、あまり隙もなく強ったなと思いましたね。
とはいえ、それでも錦織には勝って欲しかったです。
次戦の試合予定は?
錦織の次戦の試合予定は、来週から開幕するATP500バルセロナオープンになります。
週明けすぐに始まりますから、気持ちを完全に切り替えてバルセロナでは頑張って欲しいなと思います。
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