ストレートで初戦突破!
先程行われた、マドリードオープンの2回戦。
今大会第6シードで世界ランク7位の錦織圭が、世界ランク109位のヒューゴ・デリエンを、7-5、7‐5のストレートで初戦(2回戦)を突破し、3回戦進出を決めました!
おめでとうございます。
ヨッシャー!!
いやぁ~、今日は苦戦しましたね~。
スコア以上の苦戦だった印象でしたし、こんなに苦戦するとは正直思っていませんでした。(^_^;)
一時はどうなるかと心配しながら観ていたのですが、結果としてストレート勝ちが出来て本当に良かったです。
とにかくまずはホッとしました。
この調子でどんどん勝ち上がっていって欲しいですね。
苦戦の原因はボール?それとも・・・
今日の錦織の試合は、世界109位の選手にまさかの苦戦を強いられた試合になりました。
とにかく第1セット序盤から調子良く、ブレーク2つを奪い、3つ目も奪いそうな勢いで5-1となった時には、さすがに今日は圧勝だな~なんて余裕で観ていたのですが、それがここからまさかあんなに苦戦を強いられる展開が待っているとは、全く想像していませんでしたね。
とにかくデリエンの反撃で、2ブレーク含む4ゲームを連取され、あっという間に5-5となってしまった時には、正直びっくりしましたし、バルセロナ以前のスランプ状態に戻ってしまったのかと思う程でした。
デリエンは世界109位の選手ですが、伊達に今大会予選から勝ち上がり、昨日はシモンを破って勝ち上がってきたわけではない、良いサーブやショットを持っている選手だなと思いましたね。
なんとか第1セットは先取でき、トイレットブレークで一呼吸入れ、第2セットは嫌な流れが変わるだろうと思っていたのですが、第2セットに入ってもあまり流れは変わらず、むしろ流れはデリエンにあるような状態で、なんとかキープしているという状況でした。
それでもなんとか第9ゲームをブレークした時には、ようやく勝負あったかと思いきや、第10ゲームでまさかのブレークバック。
それでも冷静に第11ゲームでチャンスを伺い、再度ブレーク出来たことは、バルセロナ以前とは大きく違うところだと思っています。
結果的にストレート勝利をもぎ取ることが出来たことは良かったのですが、いったい今日のこのモヤモヤな展開は、何が原因だったのでしょうか。
1つ気になったのは、錦織は試合途中に何度もラケットを替えていたということです。
恐らくボールの感触がしっくり来ていなかったというのは、1つの原因としてあったとは思います。
元々このマドリードはボールが飛び過ぎると言われていることもあり、錦織としても意識してボールをコントロールしていたのだと思いますが、繊細で神経質な錦織のことですから、恐らく感覚的にボールがしっくり来ていなかったのでしょう。
それでも、ブレークチャンスが何度もあったのに、あれだけ取り切れない状況が続いたというのは、完全にメンタル的にプレッシャーを感じてたからだと思います。
力みだったり、焦りだったりが、ストレートにボールに伝わり、結果的にミスに繋がっていたのかなと。
それでも、フルセットにまでもつれなかったこと、負けなかったことは評価できると思います。
ここで完全に崩れ、自滅してしまっていたら、また自信も喪失してしまうかもしれませんが、結果的に勝てたのですから、結果オーライですよね。
いいんです!
どんなカタチであれ、結果的に勝てさえすれば。
勝ちながら錦織は自信を付けていくタイプなので。
恐らく錦織も、まず1つ勝てて安心したのではないでしょうか。
とにかくまず1つ勝つということは、とても大きいことだと思います。
この調子で次戦も頑張って欲しいですね。
試合の振り返り
今日のマドリードは曇り空で肌寒いようです。
数分前に雨が降ってきました。
日本時間19時ジャストに、予定通りに黒いバンダナと前回と同じウェアで錦織圭が入場してきました。
コイントスに錦織が勝って、いつものようにレシーブを選びました。
ウォームアップ後、試合がスタートします。
デリエンのサービス。
まずは第1セット。
第1ゲームは、錦織のミスショットがあるも、ストロークで攻めて40‐30とブレークポイント!
一気に錦織がブレークに成功!
第2ゲームは、錦織のサービスポイやストロークで攻めて難なくキープ。
第3ゲームは、デリエンのサービスポイントなどで難なくキープ。
第4ゲームは、デリエンのウィナーや錦織のミスショットなどで40‐40に。
3度のデュースを経て、錦織がストロークで攻めてキープ。
ここで錦織がラケットを替えます。
第5ゲームは、錦織の技ありのショットなどで40‐0と3本のブレークポイント!
最後もバックのボレーで決め、一気にブレークに成功!
第6ゲームは、錦織のサービスポイントやストロークで攻めてラブゲームキープ!
第7ゲームは、錦織のドロップショットなどストロークで攻めて40‐15と2本のセットポイントが来るも、戻され40‐40に。
デリエンのサービスポイントなどでキープ。
ここでNEWボールになります。
第8ゲームは、錦織のServing for 1stset.
錦織のダブルフォルトなどのミスで15‐40と2本のブレークポイントを与えてしまいます。
ここで錦織はラケットを替えます。
デリエンのバックのダウンザラインが決まり、ブレークバックされてしまいます。
第9ゲームは、錦織のウィナーなどストロークで攻めて、40‐30とセットポイント!
サービスポイントで40‐40に。
4度のデュースを経て、デリエンがストロークで攻めてキープ。
第10ゲームは、錦織の2度目のServing for 1stset.
デリエンのドロップショットや、錦織のミスショットで15‐40と2本のブレークポイント!
錦織がストロークで攻めて40‐40に。
デリエンのウィナーや錦織のミスショットで、2度目のブレークバック!
第11ゲームは、錦織のバックのウィナーなどストロークで攻めて40‐0と3本のブレークポイント!
デリエンがドロップショットなどストロークで攻めて40‐40に。
6度のデュースを経て、8回目のブレークポイントが来て、錦織がようやくブレークに成功!
第12ゲームは、錦織の3度目のServing for 1stset.
錦織のサービスポイントやストロークで攻めて難なくキープ。
第1セットは、錦織が7‐5で先取しました。
ここまでの試合時間は1時間でした。
ここで錦織はトイレットブレークを取ります。
続いて第2セット。
デリエンのサービスからゲームがスタート。
第1ゲームは、錦織のリターンエースがあるも、デリエンのサービスポイントやウィナーなどで難なくキープ。
第2ゲームは、錦織のウィナーなどストロークで攻めて難なくキープ。
第3ゲームは、デリエンがストロークで攻めて難なくキープ。
第4ゲームは、錦織のサービスポイントや連続ウィナーなどで難なくキープ。
ここでNEWボールになります。
錦織はラケットを替えます。
第5ゲームは、デリエンの連続ミスショットなどで40‐15と2本のブレークポイント!
サービスで2本戻され40‐40に。
4度のデュースを経て、デリエンがキープ。
第6ゲームは、錦織の連続ミスショットなどで、30‐40とブレークポイントを与えてしまうも、すぐに凌いで40‐40に。
3度のデュースを経て、最後はサービスエースでキープ。
ここで錦織がまたラケットを替えます。
第7ゲームは、錦織のリターンエースなどストロークで攻めて40‐15と2本のブレークポイント!
サービスで2本戻され40‐40に。
デリエンがストロークで攻めてキープ。
第8ゲームは、錦織のミスショットなどで30‐40とブレークポイントを与えます。
ネット際のアングルショットで40‐40に戻します。
錦織がストロークで攻めてキープ。
第9ゲームは、デリエンのミスショットや錦織のウィナーで40‐15と2本のブレークポイント!
1本戻されるも、デリエンのミスで錦織がブレークに成功!
第10ゲームは、錦織のServing for match.
錦織の連続ミスで0‐40と3本のブレークポイント与えてしまいます。
デリエンがウィナーを決め、ブレークバック!
第11ゲームは、デリエンの連続ミスショットで30‐0になるも、ストロークで戻されるなどで40‐40に。
錦織のショットがラッキーなコードボールでブレークに成功!
第12ゲームは、錦織の2度目の Serving for match.
錦織がサービスポイントなどでラブゲームキープ!
第2セットも錦織が7‐5で取り、セットカウント2‐0で錦織が3回戦進出を決めました。
トータル試合時間は2時間01分でした。
お疲れ様でした。
ファーストサーブはどうだった?
錦織自身も課題として挙げているファーストサーブですが、今回の調子はどうだったのでしょうか?
今日のファーストサーブの確率は、デリエンの79%に対し、錦織はトータルで56%ということで、あまり良くはありませんでした。
やはりファーストが入らないことで、焦ってダブルフォルトや、セカンドを狙われることは今回実際ありましたからね。
ファーストサーブが入った時のポイント獲得率は、トータルで77%で、デリエンは57%と、ここは錦織の方が上回っていました。
プレーの内容は悪くなかったと思いますし、ウィナーも効果的に決まってはいましたが、やはり要所でのミスですよね。
こういうところをしっかり直していかないと、上位に勝ち上がっていくことは厳しくなっていくでしょうね。
なんとか修正して欲しいなと思います。
錦織の試合後のコメントとは
錦織の試合後のコメントが入ってきました。
「すごくタフな試合だった。
リードした後、ミスもあり、彼のサーブもも良くて、リターンを返せなかった。
あきらめずにプレーをした。
次から徐々にどんどん調子を上げられたら。
少しずつレベルを上げていきたい」
思わずラケットを投げたくなるようなミスもありましたが、我慢して諦めずにプレーした結果ですね。
どんどんレベルも調子も上げていって欲しいなと思います。
次戦(3回戦)の対戦相手は?
錦織の次戦(3回戦)は、世界ランク34位のスタン・ワウリンカ(スイス)との対戦が決定しました。
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