マドリードは3回戦敗退
今現在も試合真っ只中のマドリードオープン2019。
我らが錦織圭は、残念ながら昨夜の3回戦でワウリンカにストレートで敗れてしまったため、あっけなく終了となってしまいました。
まぁ今回はワウリンカが良過ぎたので、錦織が挽回するチャンスがあまりなかったというのが正直なところでしょうか。
でも今改めて昨日の試合を振り返ってみると、バルセロナでせっかく取り戻せた自信は、マドリード初戦(2回戦)で見事に半減してしまったのかなと思いました。
実際のところはもちろんわかりませんが、もしかしたらそうだったのかなと。
というのも、バルセロナで得た自信を胸に、世界109位の初対戦の相手に、普通に勝てるだろうと思って挑んだマドリード初戦で、2ブレークアップの5-1と圧勝ペースで進んでいたにもかかわらず、まさかのミス連発で4ゲーム連取され、かなり追い詰められ、あわや逆転される程の劣勢を強いられたのですから。
結果的にストレートで勝ちはしましたが、この時に、やっと勝てたという印象を錦織自身が持ってしまったのではないかと思いました。
その危うい自信のなさが、なんとなく昨日のワウリンカ戦にも多少なりとも出ていたように思います。
確かにワウリンカは、現在こそ世界34位ではありますが、元々は世界3位の実力者ですし、昨日の試合を観る限り、間違いなく今もその実力は健在なんだなと思いました。
更に昨日のワウリンカのサーブや、ショットは、すごくパワフル且つコントロールも良く、例えミスしてもすぐに取り返せるだけの確固たる自信がみなぎっているようにも見えました。
一方の錦織は特に調子が悪いという程でもなく、むしろ初戦の試合よりは頑張っていたと思います。
良いショットなどもありましたが、メンタル的には、明らかにワウリンカよりも劣っていたように感じました。
それは試合開始後すぐにわかりました。
それでもテニスの世界は、どこかのちょっとしたポイントなど、それこそ一瞬で流れは良くも悪くも大きく変わったりするものですよね。
ですから、昨日も何か良い流れが来ないか、見守っていたのですが、ワウリンカが全く崩れず、チャンスもあまり来ずという感じで終わってしまったんですよね。
でも、もしも錦織が、自分は世界7位なんだ!誰にも負けないし、負けたくない!絶対に勝てるし、勝ってやる!という強い気持ちとメンタルで、昨日のワウリンカ戦に挑んでいたならば、もしかしたら結果は変わっていたのかも知れません。
まぁしょうがないです。
こういう時もあります。
でも、ここで落ち込んではいられません。
来週明けすぐに開幕するローマに向けて、気持ちも一旦リセットして切り替えていくしかないのです。
昨年のマドリードは、ジョコビッチに敗れて1回戦敗退だったのですから、それを考えると、今年はシードで2回戦から戦い、3回戦までは勝ち上がれたのですから、良しということにしましょう。(^_^;)
次戦はローマ
錦織の次戦の試合は、マドリードから場所を移し、来週明けからローマで開幕する、ATP1000BNLイタリア国際になります。
昨年のローマでは、ジョコビッチに悔しい12連敗を喫してしまい、残念ながら準々決勝で敗退してしまっていたんですよね。
※その時の記事はこちら ↓↓
今年のローマでは、どんな戦いが待っているのでしょうか。
そろそろ錦織には、大きなエンジンをかけ始めて欲しいと思っていますし、少なくとも昨年のケガ明け復帰イヤーよりは、良い結果を出して欲しいと思っているんですけどね。
そんな思いで迎えた今シーズン。
ツアー初戦のブリスベン国際で、幸先良くいきなり3年ぶりにツアー優勝することが出来たので、今年はマスターズはもちろん、グランドスラムでも優勝出来るのではないか?など期待と共に夢を見ていた1月。
それがどうしたことか、昨年と同じような展開で春を迎え、昨年準優勝だった先月のモンテカルロでは初戦敗退でしたし、なんだか結果的に、昨年より微妙に悪い?と感じてしまっているような気がしなくもない現在。
この結果は何を意味しているのでしょうか。
錦織圭は現在29歳です。
20代最後の今シーズンは、もう半ばにさしかかってきています。
全仏オープン最後の前哨戦であるこのローマで、昨年(ベスト8)より良い結果を出すことは出来るのでしょうか。
とにかく自信を持って欲しい。
自分は強いんだ!世界一の選手なんだ!と思い込んで、攻めて攻めて攻めまくって、一試合、一ゲームを必死で挑んでいって欲しい。
錦織ならそれが出来るし、実際出来た試合もあったのですから。
そんな情熱を我々にもっと魅せて欲しい。
試合中に、もしも劣勢の展開になってしまったら、もっともっと自分を鼓舞するために、観客を味方につけ大袈裟に声を出したり、ジョコビッチやマレーなどがよくやるパフォーマンスを、もっと錦織もやった方がいいのではないでしょうか。
昨日もワウリンカはやっていましたよね。
小さなガッツポーズを地味にやる錦織もかわいいですが、もっと派手に大きくやったって全然良いと思うのです。
それが結果的に自分を鼓舞したり、なんとなく流れが変わるきっかけになるかも知れないのですから。
そうすれば、自ずと結果はついてきてくれるはずです。
何か、良いきっかけがあるといいですよね。
全仏最後の前哨戦であるローマでは、更に大きく期待して応援しようと思っています。
頑張ってくれ、錦織圭!!
大会概要
・大会名:BNLイタリア国際
・開催地:イタリア・ローマ
・会場:フォロ・イタリコ
・開催期間:5月12日(日)~19日(日)
・カテゴリ:ATP1000(優勝者は1000ポイント獲得できます)
・サーフェス:クレー
・ドローサイズ:56
・日本との時差:-7時間
・昨年の優勝者:ラファエル・ナダル
・昨年の錦織の戦績:ベスト8
出場者リスト
出場予定選手はこちら をご覧ください。
ドロー・トーナメント表
●ドロー表は、こちらをご覧ください。
※nikkansportsより出典
試合予定日
・5月12日(日)、13日(月)、14日(火):1回戦
・14日(火)、15日(水):2回戦
・15日(水)、16日(木):3回戦
・17日(金):準々決勝
・18日(土):準決勝
・19日(日):決勝
テレビ放送予定
さて、BNLイタリア国際のテレビ放送やネット配信ですが、WOWOWオンデマンド、スカパーGAORAで生放送や生配信があります。
※BS1でもマスターズの試合は放送予定ですが、まだ発表はありません。
錦織の試合を是非皆で応援しましょう!
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