ストレートでベスト8敗退!
先程行われた、BNLイタリア国際の準々決勝。
今大会第6シードで世界ランク6位の錦織圭が、世界ランク24位のディエゴ・シュワルツマンに、4-6、2-6のストレートで屈し、準々決勝敗退となってしまいました。
残念!!
あ~、負けてしまいました~・・・。
まぁあれだけミスが多いんじゃ、どうしようもないですね。
できればもう少し頑張って欲しかったです。
残念ですが、これで錦織のBNLイタリア国際2019は閉幕となってしまいました。
あと一歩も集中力持続せず
ちょっと今日の錦織はミスが多すぎでした。
第1セット序盤からミスのオンパレード。
これは昨日のダブルヘッダーが影響しているのか?など心配しながら観ていました。
実際第1セットは、自身のサービスゲームを1つもキープできず、0-5となった時には、さすがにもう終わったと思いました。
でもせめて1ゲームくらいキープして欲しいと祈っていた第6ゲーム。
このゲームでフットワークの軽さや、サーブ&ボレーなどを見せ、難なくキープできたのです。
これで勢いに乗ってきたのか、このゲーム含めて4ゲーム連取!
シュワルツマンには、2度のブレークをされていましたので、さすがにもう挽回することは出来ないと思っていたのですが、本当にまさかまさかの展開に、嬉しさと、錦織の底力を感じました。
動きも良くなり、ミスショットも減り、もう完全に錦織にエンジンがかかった状態になったのです。
錦織が完全に息を吹き返したかのように見えましたが、それはどうやら第9ゲームまでだったのでした。
これなら逆転で第1セットも取れるだろうと思った第10ゲームのサービスゲーム。
錦織にまたフォアのミスが出始め、結局セットポイントを与えて勝負あり。
詰めの甘さを露呈してしまいました。
ここまで追い上げたのなら、出来ればもう少し頑張って欲しかったんですけど、最後まで集中力が持続しなかったようです。
それでも昨日の試合のように、逆転でフルセット勝利の可能性もまだあります。
第1セットではあと一歩及ばなかったですが、それでもここまで追い上げられたのですが、その流れを第2セット以降にも繋げて欲しいと思っていたのですが、第2セットは第1セット序盤に逆戻り。
またミスを増やし、その後は最後まで錦織に流れが来ることはありませんでした。
残念ですが、2年連続でベスト8敗退です。
ミス連発の背景は疲労?
今日の敗因は、昨日のダブルヘッダーでの蓄積疲労が原因だったのでしょうか。
確かに昨日は、めっちゃくちゃタフだったと思いますし、疲労も当然残っていたとは思います。
仮にフィジカルコンディションに問題があったとしても、やはりもう1歩踏み込めない自信のなさがミスを引き起こし、こういう結果に繋がったのかなと思いました。
ひとつ気になったのは、第1セット終了時にベンチで右手首に触れ、少し抑えるようなしぐさをしていたんですね。
また痛みが再発していなければ良いのですが、どうなんでしょうか。
いずれにしても今回の敗戦は、受け入れるしかないですし、実際全仏前に無理は出来ないですからね。
ただ、2年連続でベスト8まで勝ち上がれたことは良かったと思います。
まぁ若干物足りなさはありますが、これで全仏前の前哨戦は終了となりました。
試合の振り返り
今日のローマは晴れ。
日本時間で20時30分に、白いバンダナといつものウェアで錦織圭がグランドスタンドコートに入場してきました。
コイントスに錦織が勝って、レシーブを選びました。
ウォームアップ後、試合がスタートします。
シュワルツマンのサービスで試合がスタート。
まずは第1セット。
第1ゲームは、錦織のウィナーが決まるも、シュワルツマンがストロークで攻めてキープ。
第2ゲームは、錦織のミスショットなどで15-40と2本のブレークポイントを与えるも、40-40に戻します。
3度のデュースを経て、錦織のミスショットでいきなりブレークされます。
第3ゲームは、シュワルツマンのミスショットや錦織のウィナーがあるも、シュワルツマンがストロークで攻めてキープ。
第4ゲームは、錦織のミスショットやシュワルツマンのウィナーなどで15-40と2本のブレークポイントを与えてしまいます。
フォアのミスで一気に2度目のブレークされてしまいます。
第5ゲームは、シュワルツマンのミスショットがあるも、ストロークで攻めてキープ。
第6ゲームは、錦織のサービスポイントやサーブ&ボレーなどストロークで攻めて難なくキープ。
第7ゲームは、シュワルツマンのServing for 1stset.
シュワルツマンのミスや錦織のリターンエースなどで40-15と2本のブレークポイントが来て、錦織がリターンエースを決めてブレークに成功!
ここでNEWボールになります。
錦織はラケットを替えます。
第8ゲームは、錦織がウィナーやボレーなど、ストロークで攻めてラブゲームキープ!
第9ゲームは、シュワルツマンの2度目のServing for 1stset.
シュワルツマンのダブルフォルトなどのミスなど40-30と錦織にブレークポイントが来るも、ウィナーで40-40に戻されます。
錦織がストロークで攻めてブレークに成功!
第10ゲームは、錦織の連続ミスショットなどで30-40とセットポイントを与えるも、40-40に戻します。
錦織のミスが重なり、シュワルツマンがブレーク!
第1セットはシュワルツマンが4-6で先取しました。
ここまでの試合時間は46分でした。
シュワルツマンがトイレットブレークを取ります。
ここで錦織はベンチで休憩しながら、右手首を少し抑えるしぐさを見せました。
続いて第2セット。
シュワルツマンのサービスからゲームがスタート。
第1ゲームは、シュワルツマンがストロークで攻めてラブゲームキープ!
第2ゲームは、錦織がストロークで攻めてキープ。
第3ゲームは、シュワルツマンがストロークで攻めて難なくキープ。
第4ゲームは、錦織がストロークで攻めて難なくキープ。
第5ゲームは、シュワルツマンのミスが続き、40-40に追いつくも、シュワルツマンがストロークで攻めてキープ。
第6ゲームは、錦織のダブルフォルトなどのミスや、シュワルツマンのウィナーで0-40と3本のブレークポイントを与えてしまいます。
1本返すもブレークされてしまいます。
第7ゲームは、シュワルツマンがウィナーなどストロークで攻めて難なくキープ。
第8ゲームは、錦織のミスショットが重なり40-40に追いつかれます。
2度のデュースを経て、最後は錦織のダブルフォルトでブレーク!
第2セットも、シュワルツマンが2-6で取り、セットカウント0-2でシュワルツマンがベスト4進出を決めました。
トータル試合時間は1時間27分でした。
お疲れ様でした。
ファーストサーブはどうだった?
錦織自身も課題として挙げているファーストサーブですが、今回の調子はどうだったのでしょうか?
今日のファーストサーブの確率は、シュワルツマンの62%に対し、錦織はトータルで65%ということで、割と良かったんですよね。
ファーストサーブが入った時のポイント獲得率は、トータルで59%で、シュワルツマンは67%と、ここはシュワルツマンの方がやはり上回っていました。
また、セカンドサービスは、錦織がトータルで33%で、シュワルツマンは55%ということで、ここで差が出てしまいました。
とにかく今日の敗因は錦織のミスに尽きます。
特にフォアハンドのミスが痛かったなぁと思いました。
数字もシュワルツマンの12に対し、錦織は倍の24ものミスを犯したわけですからね。
昨日の試合でもミスはありましたが、それでも試合の中できっちり修正してきていましたし、それで結果的に試合に勝ってきたわけです。
でも今回は、最後まで修正できずに負けてしまいました。
この反省を活かしていくしかないですね。
もうすぐそこまで全仏は来ているのですから。
錦織の敗戦の弁とは
錦織の試合後のコメントが入ってきました。
「勢いをつかめそうなタイミングを逃した。
シュワルツマンは間違いなくいいプレーをしていた。
もし(第1セットの)5-4の時にゲームを取れていたら、状況を変えられただろう。でも彼はフォアとバック共に攻撃的なプレーをし、とても強かった。
いいプレーがまだ続かない」
確かにシュワルツマンの今日のプレーは、いつもよりアグレッシブでしたし、良かったとは思いますが、錦織程ではないにせよミスもそれなりにありましたし、いくらでも突け入る隙はあったはず。
それを取り切れなかったのは、今の錦織の現状を物語っていると思います。
中々良いプレーが続かない・・・というのは、やはり強い気持ちと、高い集中力が不足しているからなのではないか思いました。
次戦の試合は?
錦織の次戦の試合は、いよいよグランドスラム・全仏オープンになります。
開幕まであと10日程ありますので、それまでしっかり休養と、調整に充てて、万全の状態でローランギャロスに乗り込んで来てほしいと思います。
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