2回戦の試合日時は?
全仏オープン4日目。
錦織圭の2回戦の試合時間が決定しました。
試合時間は、センターコートであるフィリップシャトリエの第2試合に組まれましたので、日本時間で本日夜19時30分以降に試合開始予定です。
※第1試合の進行状況によっては、試合開始が遅れる可能性があります。
2回戦も上手く乗り切って、波に乗って欲しいですね。
リアルタイムで観戦し、2回戦も応援していきます。
10回目の全仏は順調な滑り出し
一昨日行われた錦織の全仏初戦(1回戦)は、2時間弱のストレートの快勝で、幸先良いスタートを切りました。
ストレート勝利と言っても、3セット共毎回タイブレークとか、1セットがシーソーゲームのような大接戦でということですと、試合時間は長引き、仮にストレートで勝ったとしても、3時間を超えるような試合になることもあります。
でも今回の初戦は、第1、第2セット共に2ブレークを先に取って勝利していましたし、第3セットこそバタバタしましたが、それでも2時間弱で勝てたことがかなり大きかったと思います。
何と言っても今年1月の全豪では、初戦からフルセットまでもつれる波乱の展開でしたし、実際、全豪準々決勝では途中棄権してしまったわけですから、今年の全仏では、できるだけストレートの省エネで勝ち上がっていきたいというのが、錦織にとっても一番意識したい最大のテーマになっていますからね。
グランドスラムは中一日空くとはいえ、やはり毎回フルセットでは体がもたないですし、疲労というのは、日に日に蓄積されていってしまうものですから、出来るだけ試合時間は短い方が絶対いいと思います。
そしてその全豪での教訓を生かし、今回の全仏では、見事にその思惑通りに省エネで初戦を勝てたわけですから、まずは順調な滑り出しと言っていいのではないでしょうか。
錦織にとって、2008年で初めて全仏予選に出場した時から数えて、今年は10回目の全仏オープン出場とのこと。
その節目イヤーにふさわしく、何か良い事が起こらないかなと、密かに思っているのですが、どうでしょうか。
朗報が1つ。
錦織が順調に勝ち進んだ場合、4回戦で対戦するであろうと予想したメドベージェフが、2セットアップから、エルベールにフルセットの末に敗れ、まさかの初戦敗退を喫してしまいました。
これはまさに追い風なのでしょうか?
もしくは、これこそが全仏オープンの、魔物の仕業というヤツなのでしょうか。(^_^;)
勝ったエルベールは、フランス人選手ですから、地元の応援が半端なかったというのも、大きな後押しになってましたよね。
あの応援で、対戦相手は例え勝っていたとしても、メンタル的にパニックになってしまうことは実際あると思います。
しかし、これだけ大きなグランドスラムの大会では、ただ世界ランキングが高いとか、高い実力が云々以前に、間違いなく目に見えない運というものが存在するのもまた事実なんだと思います。
それでも、その運を引き寄せられるのかは、あくまで自分次第でもあります。
もしも錦織が、今年の全仏で優勝することが出来れば、男子テニス史上、2番目に遅い年齢での初優勝になるらしいです。
現在、錦織は29歳ですからね。
出来れば20代のうちに、グランドスラムで1度は優勝して頂きたい。
2014年の全米オープン決勝から5年弱、そろそろまた大きなチャンスが巡って来ることを期待しています。
それには、運を背中に背負いながらも、やはり自らチャンスを掴みにいくしかないのだと思います。
まずは積極的に前向きに、ベースライン上でキレのあるウィナーをどんどん叩きこんでいって欲しいですね。
対戦相手はツォンガ
錦織の全仏オープン2回戦は、世界ランク82位ジョーウィルフリード・ツォンガ(フランス)との対戦になります。
ちなみに両者は過去8度対戦があり、錦織の5勝3敗。
最後に対戦したのは、2016年のパリマスターズでしたが、その時はフルセットの末、錦織が負けていましたね。
※その時の記事はこちら ↓↓
ただ、ツォンガとの対戦で一番鮮明に覚えているのは、2015年の全仏オープン準々決勝で対戦した時のことですね。
あの時のツォンガは、いわゆるゾーンに入った状態で、最初の2セットは手が付けられないくらい凄かったんですよね。
ただその2セットダウンから、まさかのパネルが落ちるというハプニングがあり、試合が一時中断するという事態に。
これは錦織にとっては、まさに恵みのハプニングだったのです。
そして流れが完全に錦織に変わり、なんとかファイナルセットに持ち込んだまでは良かったのですが、ファイナルセットで地元の圧倒的な声援にも阻まれ、残念ながら自己ベストとなるベスト8敗退で終わってしまったんですよね。
あの時はかなり悔しかったですし、今でもその時のことをハッキリ覚えています。
あの時ツォンガに勝っていれば、初のベスト4だったのに、本当に惜しい接戦を落としてしまったんですよね。
ツォンガも、今回2回戦で対戦する錦織について、また、2015年の全仏準々決勝での試合について聞かれ、こんな風に語っていたいました。
「あの試合のことはよく覚えているよ。
あの時は素晴らしい気持ちで試合に入った。
最初の2セットは、とてもいいプレーをして、パネルが落ちて中断した。
戻ってから彼(錦織)は最初の2セットと違う気持ちだった。
試合は拮抗していた。
ファイナルセットで自分はセンターコートの素晴らしい観客と共に最高のプレーをした。
あれはエンジョイできた試合だった。
最高の選手が目の前にいた。
ベストのテニスをしていた。
応援してくれた観客もいた。
ローランギャロスでの最高のシナリオだった」
そうなんですよね。
まさにローランギャロスだったからこそ、起こった試合だったと思います。
でも、今思い出してもやはりホームであるというのが、こんなにもアドバンテージがあるものなのかということです。
今回初戦敗退してしまったメドベージェフも、2セットアップから、エルベールにまさかのフルセット負けを喫してしまったという背景には、間違いなく流れを変えた観客の大声援があったからと言っても過言ではないと思います。
錦織もツォンガとの対戦について、
「勝てるイメージはできますけど、やっぱりツォンガは強い。
彼の調子が今どうなのか分からないですけど、脅威ではありますね。
トップクラスのフォアとサーブがあり、前に出るのもうまい。
そこを気をつけてやりたいと思います。
フレンチだし、大変にはなると思う」
ツォンガは、ケガなどで一時は200位以下にまでランキングを下げ、現在は82位まで戻してきてはいますが、まだまだ復帰途上。
それでも元々は世界5位の実力者です。
イメージとしては、ワウリンカみたいな感じでしょうか。
ワウリンカも同じく、ケガにより戦線離脱して一時はかなりランキングを下げましたが、復帰後はどんどんランキングをまた上げてきて、今年に入ってから錦織に2連勝しているのですから、やはり実力者は強いというイメージはありますよね。
ツォンガも元々は世界5位という実力者ですし、ケガからの復帰途上とはいえ、地元での試合は、観客の後押しという大きなアドバンテージも待っているはず。
試合になれば、また観客も大いに沸くでしょうし、ツォンガも試合展開によっては、観客を敢えて煽って盛り上げさせるかも知れません。
そうなったら、かなり厄介になりそうですね。
それでもバックハンドが苦手なツォンガは、錦織に対して苦手意識もあるらしいですが、久々の対戦でお互いどういう駆け引きで試合をしていくのかというのも、注目ポイントになるかと思います。
ツォンガは、ワイルド感溢れる見た目の印象とは違って、優しい人柄の選手ですし、個人的には好きな選手の一人です。
でも試合となれば話は別。
今日の試合は2015年のことがあるので、ちょっとドキドキしますが、あの時に負けたリベンジを、この全仏でしっかり頑張って返して欲しいですね。
錦織ならば、絶対勝ってくれはず!
頑張れ、錦織圭!!
テレビ放送予定は?
さて、全仏オープンのテレビ放送やネット配信ですが、WOWOWまたはオンデマンドでのみ生放送があります。
※テレビ東京は、21時から時差放送になります。
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是非皆で錦織圭を応援しましょう!
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