2‐1で日没サスペンデッド!
先程行われた、全仏オープン4回戦。
今大会第7シードで世界ランク7位の錦織圭が、世界ランク38位のブノア・ペール(フランス)を、6-2、6‐7(8‐10)、6-2と2セットアップとなったところで、日没サスペンデッドになってしまいました。
これはしょうがないのでしょうけど、出来れば第2セットのタイブレークを取って、ストレート勝利を決めてもらいたかったですね。
まぁそれでも2セットアップにはなっているのですから、アドバンテージは錦織にある状態で明日を迎えられるのがせめてもの救いかなと思います。
とにかく今日はゆっくり休んで、明日に備えてもらいたいですね。
前の試合が長過ぎた!
いやぁ今日はさすがに参りましたよね。
当初、錦織の4回戦は、日本時間で6月2日の午後11時前後に始まる予定だったのです。
それが結局始まったのは、日本時間で午前2時30分過ぎですから、なんと3時間半遅れたことになります。
前の試合は、ワウリンカとチチパスとの試合でしたが、今大会の最長時間で、なんと5時間9分のフルセットマッチだったとのこと。
もちろんこの壮絶な試合を観ていましたし、最後まで2人は良く頑張ったと思います。
まぁグランドスラムの試合ですから、こういう感じで試合が長引くことは当然理解していますが、日本時間の日曜深夜の時間でこの遅れは、待っている身からすると、正直辛かったです。(-_-;)
でも我々よりも、錦織とペールはもっとヤキモキしながら待っていたと思うので、文句は言えません。(^_^;)
雨などの天候不良ではない試合で、翌日に試合跨ぎというのは、今まで錦織の試合では殆どなかったことだと思います。
だからこそ余計に複雑な思いもあるんですよね。
この試合に勝てば、準々決勝の対戦相手がナダルと決まっているだけに、できるだけ体力温存したかったという思いもあるからこそ余計に、ちょっとイライラ、ヤキモキはしてしまいますが、まぁしょうがないです。
明日の続きの試合は、サクッと第4セットをしっかり取って終わらせ、ベスト8進出を決めてもらいたいなぁと思います。
ペールはやはりペールでした。
ペールはやはり、いつものペールでした。
相変わらずのトリッキーさ。
よくわからないプレー。
しかも今日はイライラしていることが多かったからか、特に第1セットは、ペールのファーストサーブが中々入らず、ダブルフォルトもたくさんあり、錦織が主導権を握る場面が多かったですね。
ペールのサーブは相変わらず速くて、パワーもありますし、ショットもキレがある時は確かに凄いのですが、全体的に雑なプレーが今日は多く、そこは錦織としては助かった部分でもありました。
第1セットは先にペールにブレークされはしましたが、その後すぐにブレークバックしてからは、もう圧巻のストロークで、錦織が6‐2で先取するなど調子は上向きで、これなら一気にストレートで勝てるのかなと思っていました。
ところが第2セットに入って、ペールのミスも減り、お互いキープ合戦となります。
それまでミスが少なかった錦織に、今度はミスが増えだし、第6ゲームでついにペールに先にブレークされてしまいます。
すぐにブレークバックしたかった錦織でしたが、中々チャンスを掴むことが出来ないまま、迎えた第9ゲーム。
ペールのServing for 2ndsetで、後がない錦織が、ここで一気にギアを上げてブレークに成功。
そのままの勢いでもう1つブレークしたかったのですが、そこはペールに阻まれ、結局タイブレークへ。
タイブレークの勝率NO.1 の錦織ですので、ここは決めてくれる!と思っていたのですが、タイブレーク勝率が50%を切っているペールに結局最後は競り負けてしまい、第2セットを取られてしまったんですよね。
先日の3回戦のジェレ戦でも、タイブレークを落とし、また今回のペール戦でも落としてしまった錦織。
残念ですがこれも仕方ありません。
気持ちを切り替えて迎えた第3セット。
日没間近というのもあり、錦織がギアを上げ、更に集中力を研ぎ澄ませ、ショットのキレも増してきました。
ペールは、錦織にブレークされたり、注文したラケットが届かないことでイライラして、またダブルフォルトなどのミスが出たりなど、結局2ブレークアップし6‐2で第3セットは錦織が取ったというところで、日没サスペンデッドになってしまったんですよね。
あと30分時間があれば、なんとか今日中に試合を終わらせられたのかなとも思いますが、しょうがないですね。
今日の観客は、人気のペールを大声援で後押し。
ペールがウィナーを決める度に、お祭り騒ぎの大声援で、本当に錦織にとってはアウェー感は半端なかったと思います。
とにかく明日は、残りの試合に向けて、気持ちを切り替えて頑張って欲しいですね。
試合の振り返り
今日のパリは晴れ。
現地時間は、既に午後7時25分。
気温は31度、湿度は30%。
まだ日差しはありますが、日没まで2時間弱くらいしかないようです。
スザンヌランランコートは、前の試合の熱気にまだ包まれています。
前の試合がかなり長引いたため、予定されていた開始時間よりもかなり遅れて、日本時間の午前2時25分に、白いキャップとピンクベースのNEWウェアで錦織圭が入場してきました。
コイントスに錦織が勝って、いつものようにレシーブを選びました。
ウォームアップ後、試合がスタート。
ペールのサービスから試合がスタートします。
まずは第1セット。
第1ゲームは、ペールのミスショットがあるも、ストロークで攻めてキープ。
第2ゲームは、錦織のミスショットが続き0‐40と3本のブレークポイントを与えてしまいます。
1本戻すも、ペールのロブショットが決まっていきなりブレークされます。
第3ゲームは、ペールの2本のダブルフォルトなどのミスがあり、40‐15と2本のブレークポイントが来て、一気にブレークバックに成功!
第4ゲームは、錦織のバックのウィナーやロブなどストロークで攻めてラブゲームキープ!
第5ゲームは、錦織のアングルドロップショットやフォアのウィナーで40‐30でブレークポイントが来て、ペールのダブルフォルトでブレークに成功!
第6ゲームは、錦織のミスショットや、ペールのウィナーで30‐40とブレークポイントを与えるも、グランドスマッシュで40‐40。
錦織がストロークで攻めてキープ。
第7ゲームは、ペールのダブルフォルトなどのミスが重なり、40‐15と2本のブレークポイントが来て、一気に2度目のブレークに成功!
錦織は何度もガッツポーズ!
ここでNEWボールになります。
第8ゲームは、錦織のServing for 1stset.
錦織のサーブ&ボレーなどストロークで攻めてキープ。
第1セットは錦織が6‐2で先取しました。
ここまでの試合時間は29分でした。
続いて第2セット。
ペールのサービスからゲームがスタート。
第1ゲームは、ペールのダブルフォルトなどのミスが重なり、40‐15と2本のブレークポイントが来て、サービスとドロップショットで40‐40に戻されます。
2度のデュースを経て、ペールがキープ。
第2ゲームでは、錦織のサービスポイントやストロークで攻めてキープ。
第3ゲームは、錦織のミスショットや、ペールのサービスポイントなどで難なくキープ。
第4ゲームは、錦織のミスショットがあるも、サービスポイントやストロークで攻めてキープ。
第5ゲームは、ペールのミスショットが重なり40‐30とブレークポイントが来るも、ロングラリーからのペールのウィナーが決まって40‐40に。
2度のデュースを経て、ペールがキープ。
第6ゲームは、錦織のミスショットや、ペールのウィナーで15‐40と2本のブレークポイントを与えてしまいます。
1本サービスで戻すも、ペールのリターンエースでブレークされてしまいます。
第7ゲームは、ペールの2本のダブルフォルトがあるも、ペールのウィナーなどストロークで攻めてキープ。
第8ゲームは、錦織のサービスポイントなどでラブゲームキープ!
ここでNEWボールになります
第9ゲームは、ペールのServing for 2ndset.
ペールのミスショットや錦織のウィナーで、40‐15と2本のブレークポイントが来ます。
1本戻されるも、ここでペールが痛恨のダブルフォルトでブレークに成功!
第10ゲームは、ペールのドロップショットが決まるも、錦織がストロークで攻めてキープ。
第11ゲームは、ペールのドロップショットなどウィナーが決まり、難なくキープ。
第12ゲームは、錦織のミスショットがやペールのウィナーで40‐40に追いつかれます。
錦織のエースやストロークでキープ。
ここからタイブレークに入ります。
・ ペールがボールをネットにかけてミニブレークで、1‐0
・ペールのボールがアウトで、2‐0
・錦織のショットがアウトでミニブレークバックされ、2‐1
・ペールのボールがネットでミニブレークで、3‐1
・ペールがサービスエースを決め、3‐2
・錦織のスイングボレーで、4‐2
・錦織のショットが大きく外れてミニブレークバックされ、4‐3
・錦織のショットがロングで、4‐4
・ペールのウィナーが決まり、4‐5
・ペールのドロップショットが失敗し、5‐5
・錦織のバックハンドがアウトでミニブレークされ、5‐6でペールにセットポイント
・錦織がスマッシュを決め、ミニブレークバックで、6‐6のイーブンに。
・錦織のボールがネットで、6‐7でペールにセットポイント
・ペールのボールがネットで、7‐7のイーブンに。
・錦織のウィナーが決まって、8‐7で錦織にセットポイント。
・錦織のボールがネットで8‐8のイーブンに。
・錦織のボールがロングで8‐9でペールにセットポイント。
・錦織のボールがネットで8‐10でミニブレーク!
タイブレークをペールが8‐10で制し、
第2セットはペールが6‐7(8‐10)で制しました。
ここまでの試合時間は1時間33分でした。
ここで錦織が、着替えを持ってトイレットブレークに向かいます。
錦織はキャップの色を白から紺に替えます。
続いて気持ちを切り替えたい第3セット。
錦織のサービスからゲームがスタート。
第1ゲームは、錦織のミスショットがあるも、ストロークで攻めてキープ。
第2ゲームは、錦織のドロップショットが決まるも、ペールのサービスポイントやウィナーで難なくキープ。
第3ゲームは、錦織がストロークで攻めて難なくキープ。
第4ゲームは、ペールのミスショットで、40‐15と2本のブレークポイントが来ます。
1本戻されるも、ペールのショットがロングでブレークに成功!
ペールが苛立っています。
ここで錦織はラケットを替えます。
第5ゲームは、錦織のサービスポイントやストロークで攻めて難なくキープ。
ここでペールが主審に抗議をしています。
自分の1本しかないラケットのガットのストリングを、新しいものに張り替えてくれと注文したのに、35分経っても戻ってこないことに対して抗議しています。
試合は再開されます。
第6ゲームは、ペールのダブルフォルトなどのミスなどで40‐40に追いつきます。
2度のデュースを経て、ペールがキープ。
第7ゲームは、錦織のサービスポイントやストロークで攻めてラブゲームキープ!
ペールに注文したラケットが届きました。
第8ゲームは、ペールのサービスエールがあるも、ミスショットで40‐30と錦織にセットポイントが来て、一気に錦織がブレーク!
第2セットは錦織が6‐2で取りました。
ここまでの試合時間は2時間01分でした。
ここで日没サスペンデッドで、明日試合が持ち越しになりました。
お疲れ様でした。
錦織の順延試合の時間は?
錦織のペールとの順延試合の時間ですが、スザンヌランランコートの第2試合に組まれましたので、第1試合の女子の試合が終わり次第行われます。
日本時間で6月3日(月)午後7時30分前後に試合開始予定です。
サクッと4セットで試合を決めてもらいましょう!
WOWOWまたはオンデマンドでのみ生放送があります。
※テレビ東京は、20時から時差放送!
頑張れ、錦織圭!!
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