3回戦の試合日時は?
ウィンブルドン2019大会6日目。
錦織圭の3回戦の試合時間が決定しました。
試合は、コート3の第1試合に組まれましたので、日本時間で本日夜19時に試合開始予定です。
3回戦も、初戦、2回戦同様、上手く乗り切って、波に乗って欲しいですね。
リアルタイムで観戦し、3回戦も全力で応援していきます。
芝が好きになってきた♪
一昨日行われた錦織のウィンブルドン2回戦ですが、初戦に続いてストレートで3回戦進出を決めたわけですが、とにかく素晴らしい試合でしたよね。
尻上がりに調子を上げていき、まさに圧巻のプレーでの完勝という結果は、一番勝率が低く、苦手なサーフェスとは思えない内容だったと思います。
対戦相手だったノリーも、試合後のインタビューで
「圭のリターンは信じられないものだった。
僕のサービスをあのように返す人は、今までいなかったと思う。
今日の彼は、すごかった。
彼(錦織)は、たくさんのプレッシャーをかけてきた。
正直もう1度チャンスがあったとしても、今日の試合を覆すことはできないと思う。
今日は、ただ圭が良すぎるプレーをしただけ。
僕は全力を尽くした。
後悔はない。
自分のプレーに満足し、経験を楽しむことができたから」
とのことでした。
このように、ノリーを脱帽させる程の素晴らしいプレーをした錦織ですが、実際ノリーだけでなく、その試合を観た世界中の観客やファンをも魅了した試合だったと思います。
錦織も、改めて試合後の記者会見で、
「反省点がないぐらいよかった。
全部よかったです。
前に行く行き方もよかったし、攻める姿勢を常に持ってできていたと思う。
1セット目は相手がいいと思いましたけど、続かないとも思っていました。
すべきことは頭に入っていました。
出だしから、いいプレーはできていたと思います。
僕みたいなサーブでも、ワイドに打ったり、スライスで曲げたりすれば、結構簡単にポイントが取れたりする。
3セット目の2・3ゲーム目くらいでミスなくプレーができそうという感覚があった
芝では力だけでなく頭の勝負だったりするので、そういう所も面白い。
芝が好きになってきたというか、去年、芝のプレーが分かってきた感覚があったので、それがリラックスしてできる要因になっているかもしれない」
芝が好きになってきたという下りは、いいですよね。
それだけ、芝での試合を楽しめていることがわかりますし、実際試合を観ていても、生き生きとプレーしている感じが、我々にも伝わってきていましたから。
これはいい兆しだと思います。
考えてみれば、錦織は芝が苦手なのではなく、芝での経験値が単純に低かっただけなんだと思うんですよね。
というのも、ここ数年はずっとクレーシーズンで全力を尽くしてきた疲労と、ガラリと変わるサーフェスへの対応が上手くいかず、前哨戦のハレでケガという流れでずっと来ていましたよね。
ですから、ウィンブルドンで万全の状態で戦う以前の問題だったのだと思います。
そうなると、当然ウィンブルドンでは勝てませんし、イコール苦手という意識が芽生えてしまったのかも知れません。
ですが、昨年久々にハレでケガせずにウィンブルドンに乗り込み、自身初のベスト8まで登り詰めたことで、錦織の中でもかなり自信になったのだと思います。
ですから、今年ハレの大会を欠場し、ぶっつけ本番でウィンブルドンに挑んだわけですが、昨年得た自信と、積み重ねてきた経験値などで、このような素晴らしいプレーが現在出来ているのではないでしょうか。
シード勢が続々敗退
さて、ウィンブルドン開幕後5日が経過したわけですが、主要な選手、いわゆるシード選手達が続々と敗退してしまっているのは、いったいどうしたことなのでしょうか。
第1シード:N・ジョコビッチ(セルビア)
第2シード:R・フェデラー(スイス)
第3シード:R・ナダル(スペイン)
第4シード:K・アンダーソン(南アフリカ)
第5シード:D・ティーム(オーストリア)
第6シード:A・ズベレフ(ドイツ)
第7シード:S・チチパス(ギリシャ)
第8シード:錦織圭
第9シード:J・イズナー(アメリカ)
第10シード:K・ハチャノフ(ロシア)
第11シード:D・メドヴェデフ(ロシア)
第12シード:F・フォニーニ(イタリア)
第13シード:M・チリッチ(クロアチア)
第14シード:B・チョリッチ(クロアチア)
第15シード:M・ラオニッチ(カナダ)
第16シード:G・モンフィス(フランス)
第17シード:M・ベレッティーニ(イタリア)
第18シード:N・バシラシヴィリ(ジョージア)
第19シード:F・オジェ アリアシム(カナダ)
第20シード:G・シモン(フランス)
第21シード:D・ゴファン(ベルギー)
第22シード:S・ワウリンカ(スイス)
第23シード:R・バウティスタ=アグ(スペイン)
第24シード:D・シュワルツマン(アルゼンチン)
第25シード:A・デ ミノー(オーストラリア)
第26シード:G・ペラ(アルゼンチン)
第27シード:L・プイユ(フランス)
第28シード:B・ペール(フランス)
第29シード:D・シャポバロフ(カナダ)
第30シード:K・エドモンド(イギリス)
第31シード:L・ジェレ(セルビア)
第32シード:D・ラヨビッチ(セルビア)
第33シード:J・ストルフ(ドイツ)
上記シード選手33人の内、現時点で残っている選手は、青字にしている選手13人ということで、20人のシード勢が敗退してしまったということになります。
その内、シード10以内に入っている選手では、BIG3と錦織以外は全て敗退ということで、実力あるトップ選手たちが、3回戦まででこれだけ敗退してしまったというのも、本当に驚きです。
それでもBIG3は、しっかり勝ち残っている安定感たるや。。。さすがだなと。(^_^;)
錦織のいるドローを見てみると、順調に勝っていけば、4回戦で対戦する予定だったビッグサーバーのイスナーも消えてしまいましたので、我らが錦織にとってみれば、これは追い風と見て良いのではないでしょうか。
やはりこれは準々決勝のフェデラーまでは、なんとしても勝てよ!という神様のメッセージなのかなと思いますね。
そして、想定通りに体力温存で準々決勝まで勝ち上がることが出来た暁には、万全の状態でフェデラーに挑んでいくことが出来るわけですから、それまでは何としても錦織には頑張って欲しいなと思います。
対戦相手はジョンソン
錦織のウィンブルドン3回戦は、世界ランク71位スティーブ・ジョンソン(アメリカ)との対戦になります。
ちなみに両者は過去4度対戦があり、錦織の4戦4勝という好相性の相手になります。
最後に対戦したのは、2016年に行われたインディアンウェルズでしたが、その時はストレートで勝っていましたね。
ジョンソンとは、錦織と同い年の選手ということで、最近はあまり対戦もないですが、以前はよく一緒に練習したりなど、仲良くしていた印象があります。
身長188cmの長身ビッグサーバーで、芝には強いイメージもありますし、面白い試合になりそうですよね。
錦織もジョンソンとの対戦が決まり、こんなコメントをしていました。
「ちょっと嫌な相手かなと思います。
芝だと、さらに強さはあると思います。
(バックハンドは)スライス主体の選手。
芝で低いボールを打たされるのは楽ではないです。
フォアの1発もあったりする」
とのことでした。
確かに芝でビッグサーバーで、フォアが強いとか嫌な相手というイメージはありますよね。
現在は世界ランクも71位まで落としてはいますが、 ジョンソンも錦織と同じ29歳で、もう若手の部類ではありませんし、元々は実力もある選手ということで、それなりに経験も実績も積んでここまで勝ち上がってきているのです。
中々手強い相手になる可能性もありますが、初戦、2回戦と同様、自分のテニスに集中していければ、大丈夫だと思います。
テーピングをしていた右上腕部分も、昨日は休養日に充てて休ませて臨む3回戦。
もちろん油断は禁物ですが、きっちり今回もストレートで勝てるよう、頑張って欲しいなと思います。
頑張れ、錦織圭!!
テレビ放送予定は?
さて、ウィンブルドンのテレビ放送やネット配信ですが、WOWOWまたはオンデマンドで生放送があります。
※NHKは19時からEテレサブちゃんねるで生放送!
是非皆で錦織圭を応援しましょう!
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