グラスコート⇒ハードコート
7月1日から2週間かけて行われたウィンブルドン2019。
今年もジョコビッチが優勝し、2連覇達成!
フェデラーとの決勝での激闘は、本当に見応えがありましたし、実際凄い試合でしたよね。
そして我らが錦織圭はというと、昨年のウィンブルドンで初のベスト8を達成したので、今年は更に上のベスト4以上を期待してはいたのですが、芝を得意とするフェデラーに屈し、2年連続ベスト8で今年も幕を閉じました。
それでも、今年の全豪や全仏での反省も踏まえ、グランドスラムでの戦い方、勝ち上がり方としては、最高の状態で準々決勝を迎えることが出来たことはすごく良かったと思います。
もちろん戦術面での課題は残したかも知れませんが、それでもフェデラー相手に、第1セットもしっかり取りましたし、敗れはしたものの、まだまだ芝での伸びしろは感じました。
そして2年連続ベスト8という結果についても、評価できるポイントになったのではないでしょうか。
もちろんファンであるが故、色々欲は出てきてしまいますが、それでも今年のウィンブルドンでは、見応えのあるパフォーマンスを存分に見せてくれたと思います。
もう錦織にとっては、芝は苦手なサーフェスではなく、好きなサーフェスへと意識もイメージも変わったのですから、また来年に期待すると致しましょう。
これで短かった錦織のグラスコートシーズンは終了となり、いよいよハードコートシーズンに突入となります。
ハードコートシーズン到来
夏のハードコートシーズンがまもなくやってきます。
そして、年間4度あるグランドスラムの最後を飾る全米オープンが、1か月後に控え、その前哨戦である3試合(ATP500シティオープン、ATP1000ロジャーズカップ、ATP1000ウェスタン&サザンオープン)がUSオープンシリーズとして、これから行われていくのです。
ちなみに昨年の前哨戦3試合の成績ですが、シティオープンはベスト8敗退、ロジャーズカップでは、2年連続で初戦敗退、そしてウェスタン&サザンオープンでは、2回戦敗退ということで、あまり前哨戦では良い結果は出せなかったんですよね。
少々不安を残した前哨戦でしたので、本番の全米オープンでどうなるのか不安もありましたが、蓋を開けてみれば、見事ベスト4まで勝ち上がることが出来たのです。
先日のウィンブルドンでも、唯一の前哨戦のハレをスキップして、ぶっつけ本番で挑んだわけですが、それでも素晴らしいパフォーマンスで、2年連続ベスト8まで勝ち上がることが出来たわけですから、前哨戦はあくまで前哨戦に過ぎないとも言えます。
とはいえ、クレー、芝と数か月間に渡り、他のサーフェスで戦ってきたわけですから、多少なりともハードコートでの試合に慣れる必要はありますし、出来ればこの前哨戦で、良い結果を出し、出来るだけ良い感覚を取り戻しておきたいというのはありますよね。
そして、本番である全米オープン前に、できるだけ多く勝って自信を付け、全米に向けて更に大きな弾みをつけるというのが、前哨戦に出場する意味、意義なのだと私は思います。
次戦はワシントン!
さて、錦織が出場する前哨戦第1弾の試合は、アメリカ・ワシントンD.C.で開催するATP500シティオープンになります。
錦織はウィンブルドン終了後、一旦日本に帰国し、スポンサーイベントなどに出席していましたが、新シーズンに向け、既にフロリダに戻り、また新たな気持ちで挑む準備、調整をしているようです。
シティオープンは、2015年に錦織が初優勝したことのある思い出深い大会でもあります。
やはり出場するからには、久々に優勝トロフィーを高く掲げる姿が見たいですよね。
今シーズンは、1月のシーズン初戦ATP250ブリスベン国際で、約3年ぶりに優勝したものの、 そこからはまだ優勝はおろか、決勝にも進めていませんので、この辺りで優勝してくれないかなぁと思っているのですが、どうでしょうか。
ただ、出場する選手リストを見てみると、ATP500の大会ながら、ビッグネームの選手達がズラリ。
BIG3は出場しないものの、中堅クラスの実力選手達が名を連ねていますので、全く油断も隙もない大会という印象ですね。
このメンツで優勝するとなると、、錦織のコンディション次第ではありますが、ドロー運が大きな鍵を握りそう。
まずはハードコートシーズン初戦であるワシントンで、大きな自信に繋がるプレーを魅せて欲しいですし、出来れば一番高いところを目指して欲しいです。
クレー、芝と自信をつけてきた錦織が、満を持して臨むハードコートで、どんなプレーを魅せてくれるのか、すごく楽しみに応援していきたいと思います。
頑張れ、錦織圭!!
⇒錦織圭の欠場が発表されました!
大会概要
・正式名:シティ・オープン
・日程:7月29日(月)~8月4日(日)
・開催地:アメリカ・ワシントンD.C.
・会場:ロッククリークパーク・テニスセンター
・サーフェス:ハードコート(屋外)
・ドロー数:48
・日本との時差:-13時間(日本よりも13時間遅れています)
・大会グレード:500(優勝者は500ポイントもらえます)
・昨年の優勝者:アレクサンダー・ズべレフ(ドイツ)※2連覇中
・錦織の2018年の結果:ベスト8
試合予定日
・1回戦:7月29日(月)、30日(火)
・2回戦:7月30日(水)、31日(木)
・3回戦:1日(木)
・準々決勝:2日(金)
・準決勝:3日(土)
・決勝:4日(日)
※錦織圭は2回戦より登場します。
⇒錦織圭の欠場が発表されました!
出場予定選手
・出場予定選手はこちらをご覧ください。
ドロー・トーナメント表
・ドロー表は、こちらをご覧ください。
テレビ放送予定
さて、シティオープンのテレビ放送やネット配信ですが、WOWOWオンデマンド、スカパーGAORAで放送や生配信があります。
※BS朝日でも錦織圭の試合を中心に放送予定!(生中継か録画かは未定)
WOWOWオンデマンド、
スカパーGAORAではライブ配信になります。
錦織の試合を是非皆で応援しましょう!
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